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まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

特別展 不忍池 水面にうつる江戸から東京 台東区立下町風俗資料館

2019-03-04 00:03:27 | ミュージアム



季節ごとの魅力を楽しみに多くの人々が集う
上野恩賜公園内の不忍池の歴史を遡る特別展です。

はるか昔、東京湾の入り江が南下していった際、
取り残されてできた池が、
後に不忍池になったのだそうです。

江戸時代に寛永寺を創建した天海大僧正が
池を琵琶湖に見立て、弁天堂を建立して以来、
桜や蓮の花見、月見、雪見の名所として
江戸の人々に親しまれてきました。







不忍池は何度となく眺めていますが、
その歴史を知りたいと台東区立下町風俗資料館へ。







明治時代に上野の山が公園として開放されると、
池の周囲は競馬場や博覧会など様々な催しの会場として
昭和初期まで大きな賑わいを見せたそうです。

その歴史に関する錦絵や写真、地図などの資料を展示、
様々な角度から、人々が集う不忍池の魅力を知りました。







2階には、台東区内の銭湯で
実際に使われていた番台の展示も。
1階は、古き良き江戸の風情をとどめる
東京・下町の大正時代を再現しています。







「谷中七福神巡り」のコース場にあった
下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)
<台東区上野桜木2-10-6>

江戸時代以来の老舗で、1986年まで営業、
1910年に建てられたものを移築しています。

店先には明治から昭和の時代にかけて実際に
使われていた秤、樽、枡などを展示されており、
台東区指定の文化財になっています。

台東区立下町風俗資料館
東京都台東区上野公園2-1

2019.1.10
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高橋浩規 日本画展「とある山日和、花模様。」 佐藤美術館

2019-02-08 00:22:25 | ミュージアム



美しい色使いと透明感のある色彩に惹かれ、
素通りはできず、見学していくことにしました。







第一印象は、絵本の世界のように思いました。
日本画というと狩野派、円山・四条派、やまと絵など
難しくとらえがちですが、日本人が描いた絵が
日本画という考えもあるようです。







4階のホール2面を使った作品です。
子どもの頃からこのような作品に親しめると
良いなと思えるものでした。







こちらの屏風絵にも感動しました。
美しくキラキラと輝きを放ち、癒されていきます。

作者は東京藝術大学大学院博士課程満期終了、
日本美術家連盟会員で、多くの個展・グループ展のほか、
雑誌「壮快」の表紙絵や久原本家茅乃舎の季節のかけ紙を
手掛けるなど幅広く活動されているそうです。

美しい風景や花々を描くほか自然の中で見えてくる
「光のフォルム」をテーマに描いているとか。
個展が開かれたらまた見たいと思います。

東京都新宿区大京町31-10

2018.12.1
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華やぐ着物ー大正、昭和の文様表現ー 文化学園服飾博物館

2019-02-04 00:23:31 | ミュージアム



大正時代~昭和初期にかけ社会構造が大きく変化、
西洋文化の流入や新技術の導入により、
人々の生活が豊かで
近代的なものへと様変わりしました。

華やかな文様の着物は高価で
一般には手の届かないものであったものが、
大正時代以降、化学染料の普及と染色技術の向上で
より華やかな着物を大量に生産できるようになりました。

百貨店の顧客層や女性雑誌の読者層が広がり、
多くの女性がオシャレを楽しめるようになったのです。
そして、文様や色使いも変化しました。

この時代の一般女性の着物は銘仙という
平織の実用的絹織物の一種で
近年はほとんど姿を消しています。

日本の伝統的なモチーフを洋画風に表現したり、
ユリやバラを大胆に鮮やかに表現し、モダンな雰囲気に。
西洋では縁起が良いとされるユリやバラの花が、
着物の文様としても人気になったのだとか。

着物の文様にもこれほどの変化があったことを
あらためて知った展覧会でした。

東京都渋谷区代々木3-22-7
新宿文化クイントビル

2018.12.20
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新宿歴史博物館開館30周年記念 特別展 新宿御苑 皇室庭園の時代 

2019-01-27 00:13:07 | ミュージアム



今まで何度となく訪れている新宿御苑。
それは花見であったり、散策だったり・・・。

江戸時代には、信州高遠藩内藤家の下屋敷、
明治には動物園、昭和には遊園地があったとか。

1879年、宮内庁管轄の「植物御苑」となり、
1906年、西洋式庭園へと変更の大改修を経て、
「新宿御苑」と改称、観桜会・観菊会など皇室行事があり、
庭園や温室、鴨場、動物園が設けられました。

色々な野菜なども育てられていたそうですが、
なんと国産栽培いちご第1号も
マスクメロンも新宿生まれ!







現在の新宿御苑は、環境省に管轄を移し、
皇室庭園の歴史を継承しつつ、
広大な緑地を持つ国民公園になりました。
多くの人々の憩いの空間、都会のオアシスです。







こちらも日本人より外国人観光客の方が
多いのではないかと思うほどです。







新宿の歴史とともに生きてきた巨樹・巨木林、
一年中花を楽しめる大温室、江戸時代から残る名木、
日本で初めて植えられた木もあるのです。

そして、都会を背景にパチリ。

新宿区立新宿歴史博物館
東京都新宿区四谷三栄町12-16

新宿御苑
東京都新宿区内藤町11

2018.12.19
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バレエ~究極の美を求めて~ そごう美術館

2019-01-18 00:15:52 | ミュージアム



イタリアで生まれ、フランスで育まれ、ロシアで花開き、
世界中に広まったといわれるバレエ。

(展覧会チラシより)

「くるみ割り人形」の映画や舞台を見た12月だっただけに
この展覧会はぜひとも見ておきたいと思いました。

日本でバレエブームが起きたのは、1922(大正11)年、
横浜に舞い降りた世紀のプリマ、アンナ・パブロワの
『瀕死の白鳥』が感動と衝撃を与えたからだとか。

1925年には鎌倉に初めてバレエ学校が開校され、
現在の日本バレエの礎を築きました。

服装の主流が和装から洋装に変化したこの時代に
日本女性の求める「美」にも変化が生じ、
脚やデコルテなど今まで見せてこなかった部分を
いかに美しくみせるかに関心が高まったのだそうです。

これほどのファッションの変化を経験したことはなく、
想像するしかないのですが、
メイクやファッションのお手本として、
婦人誌やバレリーナの存在価値も大きかったはずです。







世界でも有数の規模を誇る「薄井憲二バレエ・コレクション」の中から
バレエ史、美術、三大バレエをテーマに、資料300点の他、
アンナ・パブロワの貴重映像、牧阿佐美バレエ団の衣装30点、
藤田嗣治の『白鳥の湖』舞台美術資料などが展示され、
見応えのある展覧会で会場は賑わっていました。

神奈川県横浜市

2018.12.15
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横浜美術館 コレクション展

2019-01-17 01:13:18 | ミュージアム



横浜美術館は、1989年に行われた横浜博覧会の
パピリオンとして設立され、博覧会終了と同時に開館、
その時以来ですから実に30年ぶりの訪問でした。

丹下健三氏による設計の建物は、
地上8階、入場すると「グランドギャラリー」の
広く大きな空間に圧倒され、左右対称の緩やかな階段が
展示室へとつながっている印象深い設計です。

30年前のバブル時代には地方博も盛んで、
ミーハーなまるみは、いろいろと出かけたものですが、
この建物に圧倒されたこともあり、
横浜は別格と思ったものでした。

セザンヌの『縞模様の服を着たセザンヌ夫人』や
ギュスターヴ・モロー『岩の上の女神』などの名画、
写真発祥の地として写真収集も充実、
コレクション展だけでも見応えがあります。

約11万冊の図書資料と、約580タイトルの映像資料を所蔵、
これらを無料で閲覧できる美術情報センターもあり、
今では書店に並ぶこともないだろう本を前に
時を忘れてしまいそうになりました。

神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

2018.12.15
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「みつをの一生」「蕗谷虹児展」 相田みつを美術館

2019-01-15 00:19:26 | ミュージアム

教科書やカレンダーなど様々な場所で目にする
書家であり、詩人である相田みつをの作品。
挫折の連続だったという
若い頃のことも知ることができます。

古い封建的な伝統にに安易に縛られる
書の世界に窮屈さも感じていたようです。

人々の共感を呼ぶ言葉を紡ぎだしたのは、
このような人生を送られたからかもしれません。

「一生勉強 一生青春」
相田みつをの言葉ですが、こうありたいと思います。





かつて年上の友人に誘われ「蕗谷虹児展」へ行きましたが、
彼の作詞である童謡「花嫁人形」は知っていたものの
懐かしい絵というより、古臭い絵と思ったものです。

「花嫁人形」や「うたたね」の絵はがきを購入しており、
今回はそれらの作品の再会となりました。
やはりオリジナルは違います。
花嫁には涙が・・・。

竹久夢二に才能を見出され、
藤田嗣治に「オレの後を継ぐのは虹児だ!」と言わしめ、
三島由紀夫から「私の本の挿絵は虹児に!」と
指名させた凄い画家であったのだと再認識。

パリに留学するも弟二人の窮地の生活を知り、急遽帰国、
幅広い誌面で挿絵画家として活躍、人気絶頂期を迎え、
大正から昭和の女学生を熱狂させた蕗谷虹児。
昭和を振り返るには忘れてはならない人物のようです。

東京都千代田区丸の内3-5-1
東京国際フォーラム地下1階

2018.12.13
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大♡地図展ー古地図と浮世絵ー 東洋文庫ミュージアム

2019-01-11 00:25:09 | ミュージアム



ここへ来ると本当にうれしくなります。
この壮観な眺め、椅子に腰かけ、しばしウットリ。

東洋学研究の専門図書館としての東洋文庫には、
広くアジア諸地域の歴史文献資料が集められ、
コレクション全体が貴重な文化財を形成しています。

貴重なこちらの本は手に取ることはできませんが、
眺めているだけでも幸せな気持ちになります。



この日は、「大♡地図展」で貴重な古地図を見ました。
「世界を見る・歩く・描く 歴史に名を残す地図と旅行記」
マルコ・ポーロ、コロンブスにまつわる地図も。

こどもの頃から地図を見るのが大好きで、
暇があれば地図を見て妄想したり、
計画したり、楽しい時間を過ごしますが、
これほどの日本と世界の地図をまとめて見たのは初めて。

地図は情報の集積でもあり、
そこから読み解くのも魅力です。

日本の地図といえば、日本全国を測量し、
『大日本沿海輿地全図』を完成させ、
国土の正確な姿を明らかにした伊能忠敬。

足かけ17年をかけた測量の旅では歩幅69㎝、
35000㎞を歩いた伊能忠敬の足跡は、
日本中に遺されていますが、
それを訪ねるのも楽しいものです。

「いくつになっても夢を諦めてはいけない」
そのお手本の一人が伊能忠敬、
志だけでもそうありたいと思います。

地球一周が約40000㎞、一日10000歩で
およそ16年かかるそうですが、
チャレンジ中です。

東京都文京区本駒込2-28-21

2018.12.26
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ミレーに出会える美術館 山梨県立美術館

2018-12-25 19:52:52 | ミュージアム



山梨県立美術館は、1978年の開館から
「ミレーの美術館」として親しまれている美術館。
一度は訪ねてみたいと思いつつ
なかなか機会に恵まれまずにいました。

現在では、約1万点の絵画や彫刻を所蔵、
「ミレーとバルビゾン派の作品」と
「山梨県に関係の深い作品」に大きく分けらます。







コレクション展のチケットを購入し、2階へ。

19世紀のフランスで活躍したジャン=フランソワ・ミレーと
フォンテーヌブローの森に隣接するバルビゾン村に
ミレーの他、コローやルソーなどの画家が集いました。
その画家たちを村の名前をとり、「バルビゾン派」と呼びます。

ミレーのあまりにも有名な「落ち穂拾い、夏」、
「種をまく人」やコロー、ルソー、クルーべの風景画、
日本画、墨画、水彩画、美人画、役者絵、日本古代の土器と埴輪、
中国古代の美術などコレクション展だけでも見応えがあります。

開館40周年記念新収蔵作品として
ミレーの「角笛を吹く牛飼い」がありましたが、
この作品は、一日の終わりを迎えて牧人が牛の群れを
笛の音で呼び寄せ、牛がゆっくりと帰路を歩く姿や
夕暮れ時の大気の微妙な表情までもが描かれています。

「落ち穂拾い」が、旧約聖書からきていること、
農村の風景を描いているだけではないことも知りました。

山梨県甲府市貢川1-4-27

2018.11.3
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山梨県立美術館 レストラン アートアーカイブス

2018-12-18 00:30:34 | ミュージアム



ランチは美術館内にあるレストラン。
アートと軽やかな音楽を楽しめるレストランで、
挙式・披露宴を行うことも可能なのだとか。







レストラン専用の入り口もあり、
美術館を利用しなくても利用可能。
芸術の森公園を散策して、
カフェタイムを楽しむのも良さそうです。







手に取りたい本も並んでいました。
ゆっくり過ごせそうな雰囲気もします。







ランチタイムは11時~15時、
サラダバイキングとスープバイキング付も
誰もお替りに行かないので、
行きそびれてしいました。







フォトジェニックなミレーの種をまく人
シリーズをオーダーするのが良いようですが、
大人のお子様ランチ1200円(税別)を
オーダーしたまるみです。

確かに味付けは大人も食べられる味ですが、
どこが大人なのかよく分からないです。

おまけにおもちゃまでプレゼントされてしまい、
急に恥ずかしくなってしまいました。
大人のとネーミングならおまけも考えて欲しいです。
おまけはバザーに寄付しましょう。







大人のお子様ランチにはドリンクがつきます。
アイスコーヒー400円(税別)







トマトのペペロンチーノ980円(税別)
量も少なく、お得感はありません。

さて、のんびりとしたいところですが、
ミレーの作品を見に来たことを忘れてはなりません。

山梨県甲府市貢川1-4-27

2018.11.3
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日本の美術展史上最大のフェルメール展 上野の森美術館

2018-10-25 00:32:55 | ミュージアム



17世紀オランダを代表する画家、
ヨハネス・フェルメールは、「光の魔術師」、
「絵画の宝石」とも称されます。

寡作でも知られ、希少性も人気の一つ、
日本での人気も絶大です。

海外では一般的な日時指定の展覧会ですが、
今回初めて利用することになりました。







15時からの回を予約しましたが、この行列。
80分待ちであった美術展の時とほぼ同じ位置に
並んだようなような気がしますが、待ち時間は20分程。

日時指定とはいえ、すぐに入れる程甘くはありません。
まあ、人気のフェルメール、初公開も3作品、
(そのうち≪取り持ち女≫は、来年1月9日からの公開)

日本の美術展史上最大のフェルメール展ですから
やむを得ないとチケットを見せて並びました。
16時以降なら空いてくるのではとのこと。







初来日のもの以外は、既に一度は目にしている作品。
入館する時にもう一度チケットを見せて、
作品の説明書と14日までの特典のブックマーク、
その先でイヤホンガイドを受け取り2階へ進みます。

肖像画、神話画と宗教画、風景画、静物画、風俗画、
1階に下りるとそこがフェルメールルームです。

その中でも一番注目をされていたのが、≪牛乳を注ぐ女≫
所蔵するアムステルダム国立美術館で鑑賞した時は、
独り占めできた程でしたのに・・・。

予め購入していた公式ガイドブックに≪牛乳を注ぐ女≫の
足元にある四角の箱は、足温器でその後ろのタイルに
天使や老人が描かれているとあり、確認しようと思いましたが、
あまり近づくこともできず確認できませんでした。

小さい作品が多いので、
4~7倍の双眼鏡か単眼鏡が必要のようです。

初来日の≪ワイングラス≫≪赤い帽子の娘≫
どちらもとても印象的、鮮やかな色が目に飛び込み、
目をそらしたくないほどです。

館内は椅子などもとても少なく、
予約時間に入館後は、閉館までいることも
可能ですが、厳しいと思います。

上野の森美術館

東京都台東区上野公園1-2

2018.10.12
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四ツ谷駅付近の小さな美術館、博物館を訪ねて④ 民音音楽博物館

2018-10-22 14:15:23 | ミュージアム



西洋の音楽芸術を中心とした世界でも数少ない
音楽専門の博物館の一つ「民音音楽博物館」

「古典ピアノ室」では1793年にローマで制作された
古典ピアノをはじめ、数々の歴史的ピアノが
展示されているだけでなく、1時間に1回、
古典ピアノ実演を楽しめるのです。

「オルゴール展示室」も同様に貴重なものがズラリ。
1時間に1回、演奏も行われています。







こちらは、写真撮影もOKなだけでなく、
実際に音を鳴らすことができるコーナー。
奇妙な音に驚いたり、体験できるのは楽しいです。

素敵な時間を過ごさせていただいて無料なので、
お土産コーナーに立ち寄り、ペンスタンドを購入。
ミュージアムコンサートなども開催されており、
こちらも再訪決定ですね。







民音音楽博物館は、JR中央・総武線の信濃町駅から
徒歩5分程のところにあります。

コースは、「聖徳記念絵画館」「迎賓館赤坂離宮」と
続きますが、じっくりミュージアムを楽しみ、
時間切れ、カフェに直行しました。

東京都新宿区信濃町8番地

2018.9.24
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四ツ谷駅付近の小さな美術館、博物館を訪ねて③ 東京おもちゃ美術館

2018-10-21 08:29:16 | ミュージアム



懐かしさを感じる小学校校舎、
昭和10年に建てられた旧四谷第四小学校の
10教室を活用した「東京おもちゃ美術館」です。

3番目の立ち寄り先は、「消防博物館」なのですが、
時間が足りないのは明らかなので、
行ったことのある場所への立ち寄りをカット。







このような機会でもなければ足を運ぶことのない
ミュージアムの一つでしょう。
マップの提示で100円引きの700円に。







一歩足を踏み入れると遊びと子どもたちの笑顔あふれる
木をふんだんに使用したおもちゃの世界が広がっていました。
「どうぞ手に触れて体験していってください」
受付で言われたものの子どもから奪うわけにもいきません。







まるみの場合は、スタッフが向いているかも
幼児教室の講師の経験を活かせそうです。







紙芝居、もう少し上手くできそうな気がするなぁ~。







触れて遊べる体験型のミュージアムで、
教室や廊下に展示されているおもちゃのほとんどは、
実際に遊べるものばかり、様々な体験ができます。

おもちゃ工房では、子どもたちのアイデアを生かした
世界で一つだけのおもちゃを作ることもできます。







子どもたちが夢中になって遊ぶ姿を見るのは、
幸せな気持ちになるものです。

木は他の素材と比べて、極端に熱が伝わりにくく、
温度変化に敏感な乳幼児の場合、触れた時に
人肌に近い温かみのあるおもちゃで遊ぶということは、
感覚的に心地良く、好奇心や興味を妨げずに
長く遊ぶことができるので集中力が育まれると言われます。

シンプルな形状、デザインのものが多いので、
遊ぶほどに、想像力や表現力も身に付いてくるのです。
積み木遊びを思い出してみてください。
色々な遊びをしませんでしたか?







0・1・2歳の赤ちゃん限定の部屋もありますよ。
国産スギ材の広い床で思いっきりハイハイ、
不思議な形の滑り台やトンネルもあり、
木の感触を味わえるようになっています。

学生時代に木のおもちゃで遊ぶ利点を学んでいましたが、
高価であるために普及するのはなかなか難しいのです。
平日パスポートを使用してここで遊べる
子どもたちは本当に幸せであると思います。







懐かしい「ぐりとぐら」の絵本がありました。
親子並んで絵本を読むのにピッタリの椅子にも感激

ツレにはつまらない時間だったようですが、
まるみには楽しい時間でした。

東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内

2018.9.24
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四ツ谷駅付近の小さな美術館、博物館を訪ねて②新宿区立新宿歴史博物館

2018-10-18 00:28:11 | ミュージアム



旧石器時代から現代まで、新宿の風土に根ざした人々の
暮らしを模型などを用いて展示している博物館。
企画展に伺ったことがありますが、
この日は常設展のみでした。

マップの提示で観覧料が半額の150円。







「江戸の暮らしと新宿」のコーナーでは、
宿場町・内藤新宿・江戸市中の武家屋敷や町家、
近郊農村と様々な特徴を持つ新宿の各地域の
歴史や生活文化が紹介されています。

写真は内藤新宿の模型です。







新宿に店蔵なんて今では考えられませんね。







一番興味深かったのは、昭和初期。
急速に発展した新宿駅周辺の風俗や娯楽と
そこに集まる人々の日常生活を
時代背景も含め展示されています。

山の手のインテリ層を対象に
目覚ましい発展ぶりを見せていた新宿に旗揚げした
パリと劇場名は同じの「ムーラン・ルージュ」は、
一日三回、芝居とレビューを上演し、大人気だったとか。

昭和初期のうまいもの食べある記、
「高野果実店」「中村屋」「船橋屋」など
今なお新宿で営業しているお店があり、
改めて食事に行きたくなりました。

写真は、東京市電5000形です。







戦中から戦後・平成 新宿のうつりかわり
太平洋戦争下、空襲によってガレキと化した新宿が、
戦後の復興を経て、新都心になるまでに発展した変遷を
地図や写真で知ることができました。

写真は、文化住宅です。
住宅本体は和風住宅ですが、玄関脇に
洋風デザインの応接間が造られています。







武蔵野の一原野から今日の新しい都心へ、
新宿にもその風土に根ざした
人間の営みが刻み込まれているのです。
縄文時代の人骨が発見されたビデオが流れていました。







サンクスガーデンには、コヒガンザクラや
カエデなど色々な植物が楽しめます。
春にも来てみたくなりました。







10月20日からは「特別展 新宿御苑 皇室庭園の時代」
「ぎょえん」の知られざる数々の歴史を紹介するそうです。
これは再訪決定です

東京都新宿区四谷三栄町12-16

2018.9.24
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四ツ谷駅付近の小さな美術館、博物館を訪ねて①帝国データバンク資料館

2018-10-17 10:00:00 | ミュージアム



JR東日本の駅からハイキング&ウォーキングイベント
「小さな美術館、博物館を訪ねて」のコースに参加。

四ツ谷駅付近には小さな美術館や博物館が点在しており、
そのうち半分程は訪れたことがあるのですが・・・。







受付でマップをいただいてスタート。







最初は、四ツ谷駅から8分程の場所にある
帝国データバンク資料館です。

帝国データバンクは、2000年に創業100周年を迎えた
信用調査をする民間の営利機関です。
存在は知っていましたが、資料館まであったとは

経済活動を営む全ての人に信用調査の重要性を
認識していただくとともに、研究者への協力、
社員教育、歴史的資料の散逸を防ぐことを目的として
こちらの資料館が設立されたそうです。







信用調査業の歴史を物語る、様々な資料が展示。
創業当時に使用されていた家具が展示されていますが、
こちらからの写真撮影はOKでした。

信用調査機関が生まれたのは19世紀、
信用取引を行う際のリスクを避けるために
取引先の営業状態や支払い能力を知る必要がありました。







順に資料を見学していくと信用調査機関が
健全な経済活動に欠かせないもので、
資本主義の発展に寄与しているのがよくわかります。

映像コーナーでは、どのように調査しているのかまで
知ることができるなど興味深い内容でした。
見応えがあるので、あらためて訪れたいと思います。







歩いているとあちらこちらに新宿の風景がありました。

帝国データバンク資料館

東京都新宿区本塩町22-8
開館時間10:00~16:30
休館日:土・日・月曜日および祝日
入館料:無料

2018.9.24
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