読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

作品としては今ひとつ、でも、「アイ・アム・レジェンド」(米/2007年)

2008-08-21 14:59:02 | 映画;洋画
~2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。(シネマトゥデイ)~

原題:I Am Legend
監督:フランシス・ローレンス
原作:リチャード・マシスン、小説「吸血鬼(地球最後の男)」
脚本:マーク・プロトセヴィッチ、アキヴァ・ゴールズマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:アンドリュー・レスニー
出演:ウィル・スミス、サリ・リチャードソン、アリーシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク、チャリー・ターハーン

本作は、3度目の映画化作品なんだそうです。ウィキペディアには次の解説があります。

「小説『吸血鬼』は、シドニー・サルコウ/ウバルド・ラゴーナ監督&ヴィンセント・プライス主演の『地球最後の男(The Last Man on Earth)』(1964年アメリカ/イタリア)、ボリス・セイガル監督&チャールトン・ヘストン主演の『地球最後の男オメガマン(The Omega Man)』(1971年アメリカ)。また、藤子・F・不二雄のSF短編『流血鬼』は本作のオマージュである。本作の「夜の一軒家に吸血鬼たちが大挙して包囲・攻め寄せてくる」というイメージは、ジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』などのゾンビ映画に多大な影響を与えている」。

内容は、「TVスポットでは『たった1人生き残った』ウィル・スミスを強調していたが、それは「元の体のままの人間」という意味。暗闇でしか生きられないダーク・シーカーズ、変異した人間たちは圧倒的多数派なのに、どうやって生きているのか、凶暴な動き以外は何も描かれていない」と森山京子(eiga.com)さんが記している通りであります。

ところで、本作が時代設定している2012年は、「マヤの予言」で著されている「終末の日」にあたります。原作でどうなっているのかわかりませんが、少なくともこの予言は、いろんな方面で検証されているものではあります。

参考;「マヤの予言」(http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/info-maya.html)

私の好きな作品に1998年にロビン・ウィリアムズが主演した「奇蹟の輝き」(What Dreams May Come)がありますが、この原作がリチャード・マシスンであったとは知りませんでした。

リチャード・マシスン(Richard Burton Matheson、1926年2月20日 - )は、「アメリカ合衆国の小説家、SF作家、ホラー作家、ファンタジー作家、脚本家。ニュージャージー州生まれ。ノルウェー移民の両親をもつ。ブルックリン工科高校を卒業後、幼年兵として第二次世界大戦に従軍。1949年ミズーリ大学卒業(学士、ジャーナリズム専攻)。1950年に短編『モンスター誕生』(Born of Man and Woman雑誌Magazine of Fantasy and Science Fiction所収)でデビュー」。

「ワンアイデアを丁寧で繊細な描写で語っていく巧みなストーリーテリングの持ち主であり、自身の小説の他、映画の脚本などでもその才能を遺憾なく発揮。スティーヴン・スピルバーグ監督のTVムービー作品『激突!』や映画『ヘルハウス』の原作・脚本の他、ロジャー・コーマンが手がけたエドガー・アラン・ポー作品の映画『恐怖の振子』『黒猫の怨霊』『忍者と悪女』、自作品"Bid Time Return"の改作・脚本版『ある日どこかで』 や、『トワイライトゾーン』などのTVドラマの脚本も多く手がけている。『ある日どこかで』、『ゴッドファーザーPARTII』でカメオ出演している」(ウィキペディア)


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