読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

熱帯魚に魅せられた男の恋愛小説、「ディスカスの飼い方」(大崎善生著/2009年)

2009-08-27 09:00:03 | 本;小説一般
~「ディスカスを理解することは、宇宙を理解することと同じだ」熱帯魚の王様・ディスカスを精密に描き、かつて幸せにできなかった恋人を追想しながら愛の回答を導き出す、恋愛小説。~ . . . 本文を読む

熱い心と怜悧な理性、それが「日本人の美徳~誇りある日本人になろう~」(櫻井よしこ著/2008年)

2009-08-23 09:02:49 | 本;エッセイ・評論
~首尾一貫したブレない主張で、老若男女を問わず共感する人が多い櫻井よしこ氏。そんな櫻井氏が、「夢を持つことの大事さ」「子供に学ばせたいこと」「海外での生活」など、「素敵な自分、素敵な日本人」になるエッセンスを自身の体験談を交えながら語る。ニュースキャスター時代に体験した言葉遣いの経験、挫折があっても常に前向きな理由、乗り物オンチで大失敗した話など、櫻井氏のこれまで知らなかった思わぬ素顔も見えてくる。~ . . . 本文を読む

ヒトラーの「壁」に挑んで散った男たちの「ワルキューレ」(アメリカ/2008年)

2009-08-21 07:22:26 | 映画;洋画
~第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材に、トム・クルーズが主演を務める戦争サスペンス。ヒトラーの独裁政権に屈する者と世界を変えようとする者、そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が、戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描く。監督は『ユージュアル・サスペクツ』『スーパーマン リターンズ』などのヒットを飛ばすブライアン・シンガー。ケネス・ブラナーやテレンス・スタンプなどの演技派キャストが脇を固め、最後まで緊張の糸が途切れないドラマを展開させる。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

愛にだけは躊躇わない10人の女たち、「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」(江國香織著)

2009-08-19 12:07:35 | 本;小説一般
~読者が待ち望んだ、初の書き下ろし短編小説集。凛々しくて、切なくて、幸福な女たちが生きるとりどりの人生を、著者独特の冴えた筆で切りとった、贅沢な珠玉の小説10編を収録。第15回山本周五郎賞受賞作。~ . . . 本文を読む

ちょっと中だるみ感、残りました。「20世紀少年 第2章 最後の希望」(2009年)

2009-08-16 09:34:42 | 映画;邦画
~人気漫画家・浦沢直樹の大ベストセラー・コミックを、総製作費60億円をかけ、全3部作として実写映画化したサスペンス巨編の第2作。“血の大みそか”から15年が経った2015年を舞台に、秘密基地のメンバーたちと“ともだち”による新たな攻防が展開する。監督は前作に引き続き、『自虐の詩』などの堤幸彦が担当。豊川悦司、常盤貴子らに加え、平愛梨などフレッシュな顔ぶれも加わっている。驚がくの真実が次第に明かされていく第2章から目が離せない。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

思わず、騙してくれてありがとうと呟いた、その「ダイアナの選択」(アメリカ/2008年)

2009-08-14 10:10:36 | 映画;洋画
~ローラ・カジシュキー原作の小説「春に葬られた光」を『砂と霧の家』のヴァディム・パールマン監督が映画化した心理劇。銃乱射事件に巻き込まれた女子高生の過去と現在を交互に見せつつ、彼女の人生をしっかりと見すえる。10代の主人公に『アクロス・ザ・ユニバース』のエヴァン・レイチェル・ウッド。成長した主人公を『キル・ビル』のユマ・サーマンが演じている。過去にとらわれた女性の衝撃的な運命の行く末に目を見張る。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

闘うのではなく、「対話流~未来を生みだすコミュニケーション~」(清宮普美代・北川達夫/2009年)

2009-08-13 07:11:16 | 本;ビジネス
~「質問会議(PHP)」「チーム脳のつくり方(WAVE出版)」に続く、清宮普美代の新刊はフィンランドメソッドの第一人者であり、現在、週刊東洋経済の「わかりあえない時代の『対話力』入門」にて好評連載中の北川達夫氏との対談本。(本ナビ)~ . . . 本文を読む

哲学を捨て議論をと説く、「世界の壁―この本を読めばだれでも議論したくなる」(沓石卓太著/2008年)

2009-08-10 09:39:36 | 本;エッセイ・評論
~既成の哲学の目的はなんでしょうか。心理の追求でしょうか。人間の研究をしているつもりが、いつのまにか、観念上の理念の研究になってしまっているのです。理念から論理を立ち上げようとする行為が間違いの始まりです。~ . . . 本文を読む