読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「俺たちに明日はない」(アメリカ/1967年)

2006-09-27 22:52:12 | 映画;洋画
·監督 - アーサー・ペン ·製作 - ウォーレン・ビーティ ·脚本 - デヴィッド・ニューマン/ロバート・ベントン ·撮影 - バーネット・ガフィ ·音楽 - チャールズ・ストラウス ·クライド・バロー - ウォーレン・ビーティ ·ボニー・パーカー - フェイ・ダナウェイ &middo . . . 本文を読む

煙管と法螺貝を愛した「小泉八雲」

2006-09-26 08:00:53 | Weblog
昨日読んだ「グレート・スモーカー」(祥伝社新書)中、「煙管を愛した人々」の中で小泉八雲が登場する。「八雲は仕事に集中しているときは、少しの音も嫌ったため、節子(妻)はじめ家の者は音を立てねようの気を遣っていたが、そんなときに突然『ボオー、ウオー』と法螺貝が鳴り響くのである。それも長い。八雲は法螺貝を吹くのが好きで、煙管の火が少しでも消えると、喜んですぐに吹くのである。いわば茶目っ気であろうか」。 . . . 本文を読む

「グレート・スモーカー」(祥伝社 編集部編/祥伝社新書刊)

2006-09-25 03:36:21 | 本;ノンフィクション一般
~歴史を変えた愛煙家たち~ プロローグ グレート・スモーカー誕生まで 第一章 紙巻たばこを愛した人々 夏目漱石、寺田寅彦、内田百けん、菊池寛、芥川龍之介、徳川夢声、北原白秋、山本周五郎、小津安二郎、池波正太郎、市川崑、明治天皇、大正天皇、毛沢東、ジェームズ・ボンド 第二章 葉巻を愛した人々 ウィンストン・チャーチル、吉田茂、J・F・ケネディ、フィデル・カストロ、チェ・ゲバラ、グラント将軍、アー . . . 本文を読む

「華麗なるギャツビー」(アメリカ/1974年)

2006-09-24 09:18:26 | 映画;洋画
原作はフィッツジェラルド(1896年9月24日 - 1940年12月21日)、原題は「グレート・ギャツビー」。村上春樹の作品にもその名がよく登場する。この映画、昔に観たような記憶があるが、全くストーリーが思い出せない。ストーリーは最後に引用するが、やっぱり思い出せなかった。 『グレート・ギャツビー』は「1926年、1949年、1974年、2001年に映像化された。このなかで1974年に制作された . . . 本文を読む

「ローマ人の物語12」(塩野七生著/新潮文庫)

2006-09-23 19:56:04 | 作家;塩野七生
~ユリウス・カエサル/ルビコン以後(中)~ 第六章 壮年後期 Virilitas(承前) 紀元前49年1月~前44年3月(カエサル50歳~55歳) 著者はカエサルを次のように評している。「カエサルのように、クリーンでもなければ身持ちもよくなく、野望となれば並はずれており、借財があろうがあろうと苦にもせず、政治をしても戦闘をしても勝ち、民主的に立ち振る舞うわけでもないのに支持者に不足せず、そのうえ . . . 本文を読む

「日本映画の父」牧野省三

2006-09-22 07:53:29 | 映画監督
「日本映画の父」といわれると、私などは黒澤明の名をあげたくなる。しかし、日本最初の映画監督でこの称号を持つのは牧野 省三(まきの しょうぞう、1878年9月22日-1929年7月25日、京都府生れ)だ。黒澤 明が1910年の生まれだから、親子間の世代差があることを知るとなるほどと思う。彼の生涯をフリー百科事典から辿る。 「京都北部の北桑田郡山国村(現・京都市右京区に生まれる。父は、明治維新時の民 . . . 本文を読む

「H・G・ウエルズ」と「スティーヴン・キング」

2006-09-21 05:36:42 | Weblog
著名な作家である彼らだが、私が読んだことがあるのはウエルズの「世界史概観」、キングの「小説作法」という彼らにすれば傍流の著作だけ。たまたま検索していたら、彼らの因縁めいた関係に気づいた。二人の生きた時代は80年違うが、ともに9月21日に生まれ。ウエルズが亡くなった翌年キングは生れた。ともに作家になる前は教職についていた。フリー百科事典からその生涯、半生を辿る。 ハーバート・ジョージ・ウェルズ(H . . . 本文を読む

イタリアのセックス・シンボル「ソフィア・ローレン」

2006-09-20 06:07:32 | Weblog
ソフィア・ローレン(Sophia Loren, 1934年9月20日 - )は、今日で72歳。「イタリアの女優。本名はソフィア・ヴィラーニ・シコローネ(Sofia Villani Scicolone)。アレッサンドラ・ムッソリーニは妹アンナ・マリアの娘である」。 なんといっても『ひまわり』(I Girasoli)の名演。マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した反戦映画の傑作。「1 . . . 本文を読む

「Jの悲劇」(イギリス/2004年)

2006-09-19 21:02:29 | 映画;洋画
監督:ロジャー・ミッシェル 出演:ダニエル・クレイグ 、サマンサ・モートン 、リス・エヴァンス 、ビル・ナイ 、スーザン・リンチ 「映像化不可能と言われたイアン・マキューリアンの小説『愛の続き』を、『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル監督が映画化したサスペンス作品。『恋愛の精神病』と呼ばれるド・クレランボー症候群を題材に、永遠の愛について問う衝撃作。次第に精神のバランスを保てなくなる . . . 本文を読む

孤高のハリウッド女優「グレタ・ガルボ」

2006-09-18 01:18:47 | Weblog
アメリカの劇作家、テネシー・ウィリアムズに、「映画界ただ一人の大悲劇女優」と称賛され、フランスの詩人、ジャン・コクトーは彼女こそ「エレガントな美のきわみ」と讃えたと言う、生誕101年のグレタ・ガルボ。「呉田軽穂」というペンネームをつけたユーミンの気持ちもわかる。彼女の生涯をフリー百科事典で辿る。 グレタ・ガルボ(Greta Garbo、1905年9月18日-1990年4月15日)は、「スウェーデ . . . 本文を読む