~明治維新期、急進的に西洋音楽を輸入した日本。しかしその目的は、西洋芸術音楽を吸収し芸術音楽家を育成することではなく、中央集権国家の確立と欧米並の文明国家としてのアピールを急激に実現することにあった。日本人が欧米のスタンダード音階(ドレミ)を歌えるようになること、有機的な国家意識をもつことなどが急務であり、恰好の教育手段として「唱歌」は使われたのである。「唱歌」の重要性を深く認識していた東京芸術大学音楽学部の創設者伊澤修二。その生涯を通して、当時の為政者側のもくろみを知り、国家形成に果たす音楽の役割を考える。~ . . . 本文を読む
~取引中のドラッグを奪えとの指令を受けた一匹狼のレイ。しかし、それが失敗に終わり刑務所行きになってしまう。出所後、彼は秘密を守り通した自分に報いようとしない組織に復讐を試みるが…。~ . . . 本文を読む
~豊かな歌唱力と表現力で頂点を極めた、20世紀最高のオペラ歌手マリア・カラスとギリシャの海運王アリストテレス・オナシスの愛と憎しみに満ちた関係を描くラブストーリー。『愛の神、エロス』の美人女優ルイザ・ラニエリが真実の愛を求めて生きたカラスを熱演。『ガンモール/おかしなギャングと可愛い女』のジョルジオ・カピターニが監督を務めている。劇中を彩るオペラの名曲や1960年代当時のセレブ・ファッションも見どころ。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む
今日10月15日の歴史を遡ると、時代をゆるがる三つの事件が起きています。1894年のフランスにおける「ドレフュス事件」。1941年の日本における「ゾルゲ事件」。1962年のアメリカ、ソ連、キューバにおける「キューバ危機」。そして、これらの事件を扱った映画が製作されています。それが、「逆転無罪」(イギリス/1991年)、「スパイ・ゾルゲ」(日本/2003年)、「13デイズ」(アメリカ/2000年)という三つの映画でした。
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~猟奇的なシリアルキラーの死刑執行当日、同様の手口の殺人事件発生から予想だにしない展開へとなだれ込むクライム・サスペンス。事件と深い係わりを持ち、真相を明かそうとするFBI異常犯罪分析医を、名優アル・パチーノが熱演。リーリー・ソビエスキー、エイミー・ブレネマンなど、美人女優が脇を固める。監督は『北京のふたり』のジョン・アヴネット。二転、三転の後に迎える、緊迫感あふれるクライマックスに息をのむ。(シネマトゥデイ)~
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~『コックと泥棒、その妻と愛人』などの鬼才ピーター・グリーナウェイ監督が、巨匠レンブラントの人生の転落の謎に迫る。市民文化が花開いた17世紀のアムステルダムを舞台に、人生の絶頂期にあった人気画家がある1枚の絵をきっかけに転がり落ちて行く様をドラマチックに見せる。『銀河ヒッチハイク・ガイド』のマーティン・フリーマンが苦悩する画家を熱演。当時の風俗を再現した重厚な雰囲気と、スリリングな謎解きを十分堪能できる。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む
~藤崎翔は外資系のクレジット・カード会社に勤務する27歳。米国本社の意向による大幅な組織改革=大規模なリストラ計画に飲み込まれた翔は、信頼する上司や同僚たちとともに会社を去り、ベンチャー企業を立ち上げる決意をする。5人でスタートした新会社は「エキノックス」。既成の概念から抜け出した新しいビジネス展開を模索する翔たちだが、なぜか最年少の翔が社長をすることに―。~ . . . 本文を読む
~サウジアラビアを舞台に描いたサスペンス・アクション。自爆テロの首謀者を追うFBI捜査官たちの姿を、力強い映像で描く。政治的に西欧諸国に近い位置にあるサウジアラビア上層と、それに対するテロ組織、そしてアメリカ。微妙な均衡の上に立つ三者の関係を、物語を通して浮き彫りにしていく。と同時に、9.11以後のアメリカの対テロ政策を背景に、ひとつのメッセージを投げかけている。主役のFBI捜査官を演じたのはジェイミー・フォックス。自爆テロ捜査に執念を燃やす男を迫真の演技で表現した。紅一点のジェニファー・ガーナーは得意のアクションはもちろん、作品の感情面を担う重要な役割を演じている。(goo映画)~
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~残酷な殺人映像を中継するウェブサイトとFBIネット犯罪捜査官の攻防を描く、緊迫感あふれるサイバー・スリラー。ウェブサイトのうわさが広まり、アクセス数が増加するとともに殺しのスピードが速まるという愉快犯的な犯行が、思いもかけない結末へとつながっていく。『運命の女』のダイアン・レインが、事件を担当するタフな女性捜査官を熱演。FBIの捜査をしのぐ、複雑なサイバー犯罪をしかける連続殺人犯の行動に戦慄が走る。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む