読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

真のエリートに欠かせない、「真贋の洞察」(西尾幹二著/2008年)

2010-01-29 18:33:49 | 本;エッセイ・評論
~世を惑わす言説と正す言説を見極めよ。警醒の時論集。政治、経済、思想、インテリジェンスの混迷は、贋物が本物の顔をして横行しているからだ。今こそ“真贋”を見極める確かな視座を。~(文藝春秋社) . . . 本文を読む

ジェームズ・キャメロンが築いた映像技術~世界を魅了する「アバター」の魅力~

2010-01-27 19:56:31 | 映画監督
「アバター」とは、インターネット用語で「仮想現実における自分の化身」として知られますが、本来は、インド神話で「(神の)化身, 権化(ごんげ)」の意ですね。英語でAvatarですから、「アヴァター」と表記したほうがよさそうです。 . . . 本文を読む

現代アメリカ文学者の青春の咆哮、「熊を放つ(上)」(ジョン・アーヴィング著/村上春樹訳/1968年)

2010-01-16 08:57:33 | 本;小説一般
~ウィーンの市庁舎公園で出会った二人の若者ジギーとグラフ。中古のロイヤル・エンフィールド700ccを駆り、オーストラリアの田舎を旅する二人が見つけたものは、美しい季節の輝きと、手足のすらりとした女の子ガレン。すべてはうまく運ぶはずだった。ジギーが、動物園襲撃などという奇妙な計画を持ち出すまでは…。瑞々しく、痛々しく、優しく、そして未完成な青春を描くジョン・アーヴィングの処女長篇。~www.cafebleu.net/book/irving/bears.html . . . 本文を読む

機密情報をブラック・ユーモアで描く、「バーン・アフター・リーディング」(アメリカ/2008年)

2010-01-08 16:06:05 | 映画;洋画
~『ノーカントリー』でアカデミー賞作品賞ほか主要3部門などを受賞したジョエル、イーサン・コーエン兄弟が放つクライム・コメディー。CIAの機密情報が書き込まれた一枚のCD-ROMをめぐり、さまざまな人々が衝撃の結末へと突き進んでいく。出演は『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニー、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のブラッド・ピットら。演じる俳優をそれぞれ想定して書かれたという個性豊かなキャラクターたちと、彼らがたどる運命の行方に注目だ。~(シネマトゥディ) . . . 本文を読む

自分自身に「謎」がある、「パッセンジャーズ」(アメリカ/2008年)

2010-01-04 08:31:18 | 映画;洋画
~飛行機事故で奇跡的に生還した5人の乗客のカウンセリングを担当するセラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理サスペンス。事故に関する事実を証言しながら次々と失踪(しっそう)する生存者たちをめぐり、スリルと謎が複雑に交錯するサスペンスフルなドラマが展開する。真実を追求するセラピストを演じるのは、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。監督は『美しい人』のロドリゴ・ガルシア。予想を裏切る衝撃の結末に息を飲む。~(シネマトゥディ) . . . 本文を読む

「献身」という贖罪のかたち、「7つの贈り物」(アメリカ/2008年)

2010-01-02 11:52:12 | 映画;洋画
~『幸せのちから』から再び、主演ウィル・スミスと監督ガブリエレ・ムッチーノが挑んだ感動のヒューマン・ドラマ。過去と折り合いをつけるために究極の贈り物を用意した主人公が、あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描く。共演は『イーグル・アイ』のロザリオ・ドーソンと『ノーカントリー』のウディ・ハレルソン。複雑な人間性と命の尊さを温かく繊細(せんさい)に演じたウィル・スミスに心を揺さぶられる。~(シネマトゥデイ) . . . 本文を読む