読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「映画のなかのアメリカ」(藤原帰一著・朝日新聞社刊)

2006-03-26 21:10:38 | 本;ノンフィクション一般
第1章 兵士の帰還 第2章 大統領の陰謀 第3章 東部と西部 第4章 市民宗教の暴走 第5章 理想主義の戦争 第6章 高貴な日本人 第7章 観客の逆説 第8章 隣の殺し屋 第9章 失われた未来 第10章 悪女の系譜 第11章 人種のサラダ・ボール 第12章 マスコミぎらい 第13章 魔法の王国 第14章 忘れられた戦争 第15章 アメリカの影 「社会通念は時代とともに変わるだろう。映画が時代の顔 . . . 本文を読む

シリコンバレーからの上質な近未来予測、「ウェブ進化論」(梅田望夫著/ちくま新書刊)

2006-03-23 21:36:46 | 本;ノンフィクション一般
~本当の大変化はこれから始まる~ 序 章 ウェブ社会-本当の大変化はこれから始まる 第一章 「革命」であることの真の意味 第二章 グーグル-知の世界を再編成する 第三章 ロングテールとWeb2.0 第四章 ブログと総表現社会 第五章 オープンソース現象とマス・コラボレーション 第六章 ウェブ進化は世代交代によって 終 章 脱エスタブリッシュへの旅立ち 本書はTV「サンデープロジェクト」で田原総一 . . . 本文を読む

「日本人は桜のことを何も知らない」(美しい日本の常識を再発見する会編・学習研究社刊)

2006-03-21 08:45:48 | 本;ノンフィクション一般
第一章ソメイヨシノ的なる国 第二章はやすぎる生長、はやすぎる死 第三章日本人とサクラ史 第四章サクラの植物学 第五章サクラに愛を込めて 現代日本の「桜」。その八割はソメイヨシノ。しかも、ただ一本のソメイヨシノの細胞の一部から増殖された分身。同一の遺伝子を持ついわゆる、「クローンザクラ」である。「桜」の名所のほとんどは戦後に植えられた。ソメイヨシノの寿命は60年。昨年から名所の「桜」は寿命を迎える . . . 本文を読む

「まちはよみがえる」(船井幸雄著・ビジネス社)

2006-03-20 06:55:14 | 本;ビジネス
副題;田舎の再生から日本は復活する! 第一章 地域に人を呼ぶポイントは「若い女性」と「クチコミ」 第二章 実例・よみがえった十四の市町村 第三章 いま私がとくに気になる二つの市と町へのアドバイス 「経営のプロ、経営コンサルタントとして世界で初めて株式市場公開・・・」と始まるいつもの「まえがき」には、「もうわかりましたから」と言いたくなる。船井氏の自画自賛には閉口しつつも、毎回新たな情報満載 . . . 本文を読む

「見える化」(遠藤功著・東洋経済新報社刊)

2006-03-19 04:35:43 | 本;ビジネス
序 章 「見えない現場」と「見える現場」 第1章「見える化」とは何か 1現場力と「見える化」、2「見える」メカニズム 第2章「見える化」の体系と事例紹介 1「見える化」の体系、2「問題の見える化」の事例紹介、3「状況の見える化」の事例紹介、4「顧客の見える化」の事例紹介、5「智恵の見える化」の事例紹介、6「経営の見える化」の事例紹介 第3章「よい見える化」を実現するために 1「よい見える化」と . . . 本文を読む

「千円札は拾うな。」(安田佳生著/サンマーク出版刊)

2006-03-18 04:21:11 | 本;ビジネス
「私は社員みんなで生活を楽しみながら美しい会社を作りたい。そう考えるから、収益を増やし、その中の一部をタクシー代に使うことがとても素敵なことに思えるのだ。お金はまた社員と一緒に稼げばいい」。これが安田氏の基本的な経営理念だ。 「美しい会社」というのはこれまで聞いたことがないが、魅力的な言葉だ。「千円札は拾うな」というのは、目先の価値にとらわれて本質となるものを見失うな、ということ。安田氏の「捨て . . . 本文を読む

「ビタミンF」(重松清著/新潮文庫)

2006-03-17 18:57:40 | 本;小説一般
「ゲンコツ」、「はずれくじ」、「パンドラ」、「セッちゃん」、「なぎさホテル」、「かさぶたまぶた」、「母帰る」。直木賞受賞作。 「現在、ビタミンは十五種類ほど知られている。・・・ビタミンFはない。ないから、つくった。炭水化物やタンパク質やカルシウムのような小説が片一方にあるのなら、ひとつの心にビタミンのようにはたらく小説があっていいい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった」と、重 . . . 本文を読む

「悲歌~古賀政男の人生とメロディ~」(佐高信著/毎日新聞社刊)

2006-03-15 23:16:41 | 本;ノンフィクション一般
第1章  白秋ありて古賀ありて 第2章  同郷の弟子・大川栄策 第3章  古賀メロディーは消えるか 第4章  昭和の歌姫・佐藤千夜子 第5章  大和魂のゆくえ 第6章  ライバルは江口夜詩 第7章  船村徹への愛情 第8章  藤山一郎とのコンビ 第9章  歌い継ぐ森進一、五木ひろし、小林幸子 第10章  海峡を渡るメロディー 第11章  “韓国の古賀”孫牧人 第12章  養女になった菅原都々子 第 . . . 本文を読む

「ローマ人の物語7/勝者の混迷(下)」(塩野七生著・新潮文庫)

2006-03-11 22:00:05 | 作家;塩野七生
第二章 マリウスとスッラの時代(承前)(紀元前120年~前78年) 第三章 ポンペウスの時代(紀元前78年~前63年) 日本では、いまだ卑弥呼すら登場していない世界。弥生時代の真っ只中であり、社会構造などの歴史記述は全く出てこない。考古学、歴史学の学者の方々に一層の研究を望みたい。 「軍隊を率いる総司令官には、次の三つのタイプがあると思う」と著者は言う。「戦い」を「仕事」や「プロジェクト」に置 . . . 本文を読む

「ローマ人の物語6/勝者の混迷(上)」(塩野七生著・新潮文庫)

2006-03-04 17:24:46 | 作家;塩野七生
序 章 第一章 グラックス兄弟の時代(紀元前133年~前120年) 第二章 マリウスとスッラの時代(紀元前120年~前78年) 「まったく、『混迷』とは、敵は外にはなく、自らの内にあることなのであった」。 著者の言葉は、どこかの企業の内紛劇を言いえてもいる。 「(失業者問題は)福祉を充実させれば解消する問題ではない。失業者とはただ単に、職を失ったがゆえに生活の手段を失った人々ではない。社会での . . . 本文を読む