読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

余命三ヶ月で何をすべきか、何をしたいかを考えさせてくれる、「海辺の家」(米/2001年)

2008-05-24 09:17:01 | 映画;洋画
~自分の人生を見つめ直そうとする父と、息子の絆を描いた感動作。監督・製作は「ザ・インターネット」のアーウィン・ウィンクラー。脚本は「恋愛小説家」のマーク・アンドラス。撮影は「暗殺者」のヴィルモス・ジグモンド。音楽は「陽だまりのグラウンド」のマーク・アイシャム。出演は「イン&アウト」のケヴィン・クライン、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」のヘイデン・クリステンセン、「ランダム・ハート」のクリスティン・スコット・トーマス、「ニクソン」のメアリー・スティーンバーゲン、「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」のジーナ・マローンほか。本作によりヘイデン・クリステンセンが本年度のナショナル・ボード・オブ・レビュー躍進演技賞を受賞。~ . . . 本文を読む

ほんとうにありそうで怖い、「ブラジルから来た少年」(イギリス/1978年)

2008-05-22 07:07:20 | 映画;洋画
~寡作のスリラー作家アイラ・レヴィンの同名小説を映画化したスリラー。アウシュビッツ収容所で死の天使と言われたメンゲレ博士が、ナチスの残党と共にある計画を発動した。それは、アメリカとヨーロッパにいる、94人もの人物を殺害する、というものだった。そしてそれは、ナチスの復活を告げる悪魔の計画でもあった……。(allcinema ONLINE)~ . . . 本文を読む

生誕100年のジェームズ・ステュアートと生誕50年の、「めまい」(アメリカ/1958年)

2008-05-20 08:55:58 | 映画;洋画
~スリラー映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の最高傑作の一つ。パラマウント映画製作。後に、他の多数のヒッチコック作品と共にユニヴァーサルに売却された。日本公開は同年。原作はピエール・ボワロー、トマ・ナルスジャックの『死者の中から』。ソウル・バスによるタイトルデザインも非常に有名。~ . . . 本文を読む

アラビアのロレンスと満州のロレンス、その光と影

2008-05-19 16:55:10 | 映画;洋画
~実在の英国陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマントルコからのアラブ独立闘争を描いた歴史映画であり、戦争映画である。映画史に燦然と輝く、不滅の大金字塔である。日本での公開は1963年12月。上映時間は227分。主人公の交通事故死で幕が開く衝撃的な冒頭から、彼が失意の内にアラビアを離れる余りに悲痛な終局までを、実に雄大に描く。~ . . . 本文を読む

今もここにある女性売買の巨大市場を描く、「セックス・トラフィック」(英、カナダ/2004年)

2008-05-17 10:06:15 | 映画;洋画
~2007年夏公開の話題作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の監督に抜擢されたデヴィッド・イェーツ監督の、まさにその抜擢のきっかけとなった衝撃の社会派ドラマ「セックス・トラフィック」。スティーヴン・ソダーバーグ監督の映画「トラフィック」で描かれた麻薬コネクションのように、若い女性を取引する国際的な人身売買コネクションがあった…。ヨーロッパの貧困地域から娼婦として連れ去られ、過酷な運命をたどる女性と、彼女たちを追う家族、ジャーナリスト、犯罪組織などそれぞれの視点を通じ、国際社会の闇に生々しく迫る。2004年10月に英国チャンネル4で放送、英国アカデミー賞TV部門で連続ドラマ作品賞など8部門を制覇するなど、英国テレビ界を席巻した必見のドラマ。~ . . . 本文を読む

レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズが企てる、「大いなる陰謀」(米/2007年)

2008-05-16 07:21:14 | 映画;洋画
~トム・クルーズがMGMと組んで再設立したユナイテッド・アーティスツ映画スタジオの第1号となる作品。ロバート・レッドフォードが7年振りにメガホンをとり、レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズとオールスターキャストが勢ぞろいし、アメリカの対テロ政策の裏を描く感動的な群像ドラマ。政治家とジャーナリストの間で繰り広げられるサスペンスフルな展開に、戦場でのドラマ、大学教授と無気力な生徒のやりとりが複雑に絡み合う。戦争や生死の意味という根源的な問題への、レッドフォードのアプローチに注目したい。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

ちょっとだけ日本が登場する洋画(4)、巨匠ゴダール監督の「アルファヴィル」(仏・伊/1965年)

2008-05-15 04:56:03 | 映画;洋画
~「実験的、芸術的、冒険的、半SF」とゴダール自身が名付けた、SFによる文明批評映画。監督・脚本・脚色・台詞は「ウィークエンド(1967)」のジャン・リュック・ゴダール、撮影は「ウィークエンド(1967)」のラウール・クタール、音楽はポール・ミスラキ、録音はルネ・ルヴェール、編集はアニエス・ギュモがそれぞれ担当。出演は「左利きのレミー」のエディ・コンスタンティーヌ、「ジュスチーヌ」のアンナ・カリーナ、「トプカピ」のエイキム・タミロフ、他にハワード・ヴェルノン、クリスタ・ラングなど。一九六五年ベルリン映画祭グランプリ、同年トリエスタSF映画祭グランプリ受賞作品。~ . . . 本文を読む

ちょっとだけ日本が登場する洋画(3)、「あなたになら言える秘密のこと」(スペイン/2005年)

2008-05-14 05:36:19 | 映画;洋画
~心に深い傷を負い、誰にも言えない秘密を抱えて生きる孤独な女性の再生のドラマ。『死ぬまでにしたい10のこと』で演技に開眼したサラ・ポーリーとイサベル・コイシェ監督が再び手を組み、ただ黙々と生きていた女性が少しずつ生きる喜びを思い出していくまでを丁寧につづる。ほとんどをベッドに寝たきり状態のキャラクターを演じた、オスカー俳優ティム・ロビンスによる迫真の演技は一見の価値あり。過酷な現実の中に見える一条の光に胸を揺さぶられる。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

ちょっとだけ日本が登場する洋画(2)、「トランスフォーマー」(米/2007年)

2008-05-13 06:18:17 | 映画;洋画
~製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ、監督にはマイケル・ベイという、ハリウッドを代表する大御所監督がタッグを組み、未知なる地球外生命体と人間との攻防を描いたSFアクショ ン超大作。あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する能力を持つ“金属生命体”の暴走により、地球に人類存亡の危機が訪れる。世界最大のVFX工房ILMを中心に、『M:I:III』『スパイダーマン』シリー ズを手がけた世界屈指のクリエイターらが集結し、前人未到の映像世界を作り上げた。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む