読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「アイランド」(アメリカ/2005年)

2006-08-21 07:32:00 | 映画;洋画
監督、制作:マイケル・ベイ
原作、脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
視覚効果監修:エリック・ブレビグ
特殊効果監修:ジョン・フレイジャー
キャスト:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー
ショーン・ビーン、スティーブ・ブシェミ、マイケル・クラーク・ダンカン

「2019年、リンカーンは大気汚染から救いだされ、完璧に管理された味気ない都市空間のコミュニティで暮らしている。安全で快適だけれど、退屈な日々。唯一楽しみは女性の居住棟で暮らすジョーダンとの心はずむ会話だけ...。ここで暮らす人々の夢は、地上最高の楽園『アイランド』へ行くこと、ときどき行われる抽選会が彼らの最大の関心事だ。しかしリンカーンはある日ふとしたことから、この都市空間の恐るべき真実を知ってしまう。逃げることだけか生き延びる手段と知った彼はジョーダンとともに決死の脱出に挑む!二人を捕獲するために組織された大規模なセキュリティーチームの容赦ない追跡、陸・空を駆け巡る息詰まる攻防!果たして彼らは、生き残るために、そして仲間を救うために逃げ延びることができるのか!?」(ワーナーホームビデオサイト)

クローン人間の製品化。ありそうでない、なさそうである話。昨日のNHKスペシャル「打ち砕かれた“夢の医療”韓国・論文ねつ造事件の深層」を途中まで見た。「アルツハイマー病や脊髄損傷など、難病治療の実現に大きく近づいたと世界中の注目を集めた論文が去年5月、科学誌『サンエンス』に発表された。“夢の細胞”と言われる『ヒトクローンES細胞』を作成したという画期的な科学論文である」。

「ところがおよそ半年後、全てがねつ造であるという前代未聞の疑惑が持ち上がった。研究チームの代表は、韓国で国民的英雄ともてはやされたファンウソク・ソウル大教授。国民の期待を一身に受けていただけに、一大スキャンダルに発展した」。
 
「しかし、事件の真相は未だ謎に包まれている。なぜねつ造は起こったのか? 誰がどんなねつ造を犯したのか? なぜ誰にも気づかれなかったのか? 取材班は疑惑発覚直後から、関係者へのインタビューを試みた。8ヶ月にわたる取材から浮かびあがってきたのは、生命科学研究を巡る世界の研究者間の熾烈な競争、驚くほど簡単にできてしまうデータのでっちあげ、科学者の“ウソ”を見抜くことの出来ない論文審査の制度……」。

「そしてこのほど明らかになった検察報告書を読み解く中で、事件の始まりが、あるたった一つの“ミス”だったことを突き止めた。最新の治療技術を待ち望む難病患者を始め、世界中の人々を裏切り、世界の再生医療研究に計り知れないダメージを与えた論文ねつ造。事件の深層を追う」。(NHKサイト)まさに映画を思わせるような内容だ。ありそうでない話。

一方の「アイランド」は、その「ヒトクローンES細胞」の開発が進んだ世界。しかも設定が2019年という近未来。なさそうである話。内容はともかく、CGで見せてくれる追撃シーン、近未来の映像が凄い。挿入される音楽も気に入った。やはり、こういう作品のハリウッド映画はこうでなくてはいけない。


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