読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

映画には役者殺しという作品もある、「ラストラブ」(2007年)

2008-04-05 04:44:42 | 映画;邦画
監督:藤田明二
プロデューサー:中山和記
照明:渡邊孝一
美術:山本修身
音楽:大島ミチル
撮影:川田正幸
出演:田村正和、伊東美咲、森迫永依、片岡鶴太郎、ユンソナ、細川茂樹、阿部進之介、高島礼子

~かつてニューヨークのジャズシーンで活躍したサックスプレイヤーの阿川明(田村正和)は、妻の死をきっかけにこれまでの生活を捨て、ひとり娘と静かに暮らしていた。ある日、明は清掃局に勤める若い女性・結(伊東美咲)と最悪の出会いをする。二度と会うことはないと互いに思っていたが、その後、ニューヨークで偶然再会する。(シネマトゥデイ)~

この映画を観て、少し哀しくなりました。スートーリーにではありません。テレビドラマならまだしも、映画でこの内容はいただけません。団塊の世代への挽歌がテーマなのでしょうが、出会い、再会のプロットが強引、セリフが浅い、演出が稚拙、音楽が耳につく、とあら捜しをしている訳ではないのですが、見るべきシーンがありません。残念です。

田村さんは、この映画のために七ヶ月もサックスの練習をしたそうですが、その成果をこの映画では披露しきれていません。もっとライブ感を出すステージの演出があってもよかったと思います。いずれにしても田村さんのおん年として最後の主演の映画になるかもしれないという緊張感がこの映画には全く感じられませんでした。製作陣には今後に期待を込めて、スタッフを取り上げておきます。

藤田明二(めいじ、1948年 - )は、「テレビ朝日制作2部所属のテレビドラマ演出家、映画監督。東京都出身。1971年に玉川大学文学部芸術学科を卒業後、テレパックに入社し、制作部に配属される。1985年に共同テレビ制作部に移籍。数年間演出を手掛けた後、2004年末頃にテレビ朝日へ移籍し現在に至る。特に社会派ドラマや恋愛ドラマの演出を手掛ける。2006年に『アジアンタムブルー』で初映画監督を務める。プロデューサーでは中山和記、俳優では特に田村正和、陣内孝則、米倉涼子と組む仕事が多い」。

Yoshi(よし)は、「ケータイ小説家、作詞家。ケータイ小説の生みの親と言われる。作詞やラジオパーソナリティ、コラム執筆といった活動も行っている。2000年、携帯サイト「ザブン」(自ら波を起こしていくの意味)を開設。『Deep Love アユの物語』を発表。2004年年末に『「もっと、生きたい…」』が発売、2005年には文芸書での全国書店売上第1位を獲得。『週刊ヤングジャンプ』と『ザ・マーガレット』両コミック誌で漫画化された」。

「『Deep Love』シリーズを始め、援助交際、愛を知らない子供や『愛とは何なのか、何の為に幸せになるのか』をテーマにした作品が多い。『Deep Love』によってケータイ小説というジャンルを確立し、本を読まない世代に興味を持たせた点は評価されている。その一方で従来の文芸書とは著しくかけ離れた内容・表現から、文芸評論家には全く評価されていない」。

「彼のもう一つの功績として、ネットを利用したテキスト先行型の映画製作をいち早く実践したということが挙げられる。携帯電話で小説を発表しそこで得た人気や利益などで映画を製作するという手法の先駆者となった」。

龍樹。「9月1日生まれ。東京都出身。詩と演劇の実験部屋『Shakespeare and Company』を組織。同主宰。他分野との交流を積極的に行う。現在制作中のアーティスト支援サイト『コラボしよ!.com』のアートディレクターを兼ねる。当初は服飾関係の仕事にも従事していたが、現在は詩作・脚本執筆等の創作活動に専念」。
「2007年6月全国公開された田村正和、伊東美咲主演の松竹系映画『ラストラブ』からペンネーム“龍樹(Ryuju)”で活動を開始。現在、2009年度全国公開の映画脚本を執筆中。 ステージでは自ら朗読などのパフォーマンスを行うこともある。3月にはSuuこけら落とし記念1day公演として詩のミュージカル『地下室の匙』の演出・詩作・脚本を担当」。

田村正和(1943年8月1日-)は、「京都府京都市右京区出身。身長174cm、体重59kg。成城大学経済学部卒業。新和事務所所属。阪東妻三郎の三男で、長兄の田村高廣、弟の田村亮と共に、「田村三兄弟」と呼ばれる。次兄は田村俊磨、異母弟に俳優の水上保広。家族は妻と娘」。

伊東美咲(1977年5月26日-)は、「大阪千代田短期大学幼児教育科卒業。所属事務所は研音、インセント。身長171センチ、スリーサイズはB83.W60.H87。足のサイズは24.5センチ。福島県いわき市出身。高校生(福島県立遠野高等学校中退、千代田高等学校に途中編入し卒業)から短大生の期間は大阪府に在住」。

「1999年にアサヒビールイメージガールを務め、『CanCam』の専属モデルも務めた。その他、資生堂「ピエヌ」やゲートウェイ、チョーヤ梅酒などのテレビCMに出演した。映画『海猫』では初のベッドシーンに挑んだ」。

「幼稚園教諭2種免許資格や社会福祉主事などの免許を取得している。コンタクトレンズを使用。兄弟に姉・弟・妹がいる。『美咲』の名は、大阪府にある遊園地、みさき公園から取られたものであるを本人が過去のテレビ出演で語っている。嫌いな食べ物はフランクフルト、ウインナーであり、理由は油っこいからである(食わず嫌い王)より」。(以上、ウィキペディア)

<伊東美咲- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E7%BE%8E%E5%92%B2


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