読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「オーシャンズ」シリーズより刺激的、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」(米/2006年)

2008-04-04 04:55:23 | 映画;洋画
原題:SMOKIN' ACES
監督、脚本:ジョー・カーナハン
音楽:クリント・マンセル
撮影:マウロ・フィオーレ
出演:ライアン・レイノルズ、レイ・リオッタ、アリシア・キーズ、アンディ・ガルシア、ジェレミー・ピヴェン、ベン・アフレック

~FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)と、カラザーズ(レイ・リオッタ)は、大物ギャングに命を狙われる人気マジシャン、バディ・イズラエル、通称エース(ジェレミー・ピヴェン)を司法取引のため逮捕することになった。そんな中、女殺し屋のサイクス(アリシア・キーズ)、シャリス・ワッターズ(タラジ・ヘンソン)ら、100万ドルの賞金目当てにエースを狙う暗殺者たちが世界中から集まり始める。(シネマトゥデイ)~

物語の軸は、マフィアのボス、スパラッザと人気マジシャン"エース"の心臓(命)の行方。この映画はこの軸を使ってシリアスなサスペンスとして描いても充分楽しめたはずですが、ジョー・カーナハン監督がノンストップ・バイオレンス・アクションとして描いたことは、私には「オーシャンズ」シリーズへのアンチテーゼのような気がしてなりません。

ジョー・カーナハン(Joe Carnahan、1969.5.9-)は、「アメリカ・カリフォルニア州サクラメント出身の映画監督、脚本家。映画脚本家マシュー・マイケル・カーナハンの兄。製作費わずか7,300ドルで『ブラッド・ガッツ』を自主製作しデビュー。続く『NARC ナーク』でトム・クルーズにその才能を認められ、デヴィッド・フィンチャーの後釜として『M:i:III』監督に大抜擢される。ところがクルーズとの意見の相違から、撮影開始直前に降板の憂き目にあう」。

「しかし雌伏の時を経て、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい?』で復活。返す刀で『バーニー・レイクは行方不明』のリメイクに着手するが、主演のリース・ウィザースプーンが撮影開始五週間前に降板、企画凍結の憂き目にあう。それでもノンフィクション『パブロを殺せ 史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊』の映画化『Killing Pablo』や、ジェイムズ・エルロイの原作に挑む『White Jazz』など、今後の話題には事欠かない、要注目の映画作家である」。(はてなダイアリー)

ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds、本名:Ryan Rodney Reynolds、1976年10月23日-)は、「カナダ・バンクーバー出身の俳優。カナダで俳優デビュー。後にアメリカに活躍の場を移し、1996年にテレビドラマ『X-ファイル』の第3シーズン第13話『星』(Syzygy)にゲスト出演した。1998年から2001年までTVコメディ『ふたりの男とひとりの女』(Two Guys, a Girl and a Pizza Place)のバーグ役で一躍人気を博した」。

「2002年には、人気コメディ『ナショナルランプーン』(National Lampoon)シリーズの5年ぶりの新作映画『ヴァン・ワイルダー(原題)』(Van Wilder)に主演し、コメディ俳優としても活躍。2004年には、体重を10キロ以上増やして筋肉をつけ『ブレイド3』でバンパイア・ハンターのハンニバル・キングを演じた。2005年には、1979年の同名作品をリメイクした『悪魔の棲む家』で家の邪気に精神を蝕まれる養父を演じた。2004年に歌手のアラニス・モリセットと婚約したが、2006年に解消した。現在は女優のスカーレット・ヨハンソンと交際している」。

「エース」役を好演しているジェレミー・ピヴェンは、いろんな映画でよく見かけます。私の記憶では「セレンディピティ」(2001)での脇役が印象的でした。

ジェレミー・ピヴェン(Jeremy Piven、1965年7月26日-)は、「アメリカ合衆国の俳優。ニューヨーク市で生まれイリノイ州で育つ。アイオワ州のドレイク大学卒業。両親共に俳優で、両親はPiven Theatre Workshopという俳優養成学校を運営していた。そこで学んだジョン・キューザックと親しく、彼の出演作品によく顔を出している。ジョン・ファヴローとよく似ている。ちなみに二人は1998年の『ベリー・バッド・ウェディング』で共演している。テレビシリーズ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』で2006年と2007年のエミー賞助演男優賞(コメディシリーズ部門)を受賞」。

一癖も二癖もある人物を演じさせたらこの人の右に出る役者はいませんね。レイ・リオッタにとっては本作での捜査員は役不足かもしれません。

レイ・リオッタ(Ray Liotta、1955年12月18日-)は、「アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク出身の俳優である。イタリア系。マイアミ大学で学んだ後、舞台、テレビ出演を経て1986年に映画デビューした。出世作となったマーティン・スコセッシ監督作品『グッドフェローズ』で演じた元マフィアの実在人物ヘンリー・ヒル役が最も良く知られる。サイコな悪役をやらせたら右に出るものがなく、サスペンス映画によく出演している。『ハンニバル』ではクラリスをいびったために大変な目にあう上司だった。またビデオゲーム『グランド・セフト・オート:バイスシティ』では主人公トミー・ベルセッティの声優を務めた」。(ウィキペディア)

<レイ・リオッタ - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%83%E3%82%BF


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