新たな東京人情物語の始まり、「築地魚河岸三代目」（2008年）

監督：松原信吾
原作：鍋島雅治、はしもとみつお
脚本：安倍照雄、成島出
音楽：本多俊之
撮影：長沼六男
出演：大沢たかお、田中麗奈、伊原剛志、森口瑤子、柄本明、伊東四朗、マギー、荒川良々、江口のりこ、温水洋一、峯村リエ、佐野史郎、森下愛子、鈴木一真、甲本雅裕、田口浩正、六平直政、大杉漣

～エリート会社員の旬太郎は、恋人の実家である築地の仲卸店を手伝うことに。厳しいプロの世界で悪戦苦闘する旬太郎だったが、やがて会社を辞めて店を継ぐことを決心し……。映画「なんとなく、クリスタル」や多くのテレビドラマを手掛けてきた松原信吾監督がメガホンを取る。～

取り扱い数量の拡大（2005年に2140トンで日本最高）により施設が手狭になったことや1935年開場の施設の老朽化、銀座などに近い築地という立地条件の良さなどに鑑み、2012年をめどに東京都江東区の東京ガスの工場跡地の豊洲新市場への移転が検討された築地市場。その後、どうなったのかわかりませんが、とりあえず、本作はそんな築地市場が舞台。

TSUTAYAの邦画コーナーで毎回目にしてはいたものの、何となく手に取る気になれなくていた作品です。しかし観たいと思える邦画が少なく、たまには人情物もいいかと、何の期待も持たずに手に取りました。しかし、予想は裏切られ、腹を抱えて笑うは、涙は出るはで、寅さんシリーズを髣髴とさせる作品でありました。これから次回作も用意されているということで、邦画に楽しみができました。


＜Yahoo!映画 - 築地魚河岸三代目＞
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/uogashi3/

＜築地魚河岸三代目 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%89%E5%9C%B0%E9%AD%9A%E6%B2%B3%E5%B2%B8%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE


松原信吾監督は「なんとなく、クリスタル」を撮っておられたんですね。映画へは久々の復帰ということなんでしょうか。

1947年、東京都生まれ。1970年に早稲田大学第一法学部卒業後、松竹大船撮影所に入社。木下恵介、野村芳太郎、前田陽一といった名監督の下で助監督を務める。田中康夫のデビュー作をかとうかずこ主演で映画化した『なんとなく、クリスタル』（1981）で監督デビューを果たした。風間杜夫と大竹しのぶが共演した『青春かけおち篇』（1987）を発表した後、活躍の場をテレビ業界に移し、数多くの作品を手掛ける。2002年に放映された浅田次郎原作のドラマ「壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男」は、橋田壽賀子賞、ギャラクシー賞選奨などを受賞。そのほか「竜馬がゆく」（2003）、「河井継之助 ～駆け抜けた蒼龍～」（2005）を演出。


以下、出演陣は写真とリンク先を記しておくに留めます。


＜大沢たかお - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%A2%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%8A


＜伊原剛志 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8E%9F%E5%89%9B%E5%BF%97


＜森口瑤子 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%8F%A3%E7%91%A4%E5%AD%90


＜江口のりこ - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%8F%A3%E3%81%AE%E3%82%8A%E3%81%93


＜峯村リエ - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%AF%E6%9D%91%E3%83%AA%E3%82%A8


＜マギー - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AE%E3%83%BC_(%E4%BF%B3%E5%84%AA)