早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

No.547 良 縁/ミツバチ騒動

2018年05月07日 | 良縁

春はミツバチの巣別れの時期なんだそうですね。
新しい巣を探して大移動をするのだとか…
初めてその瞬間に遭遇しました。
一瞬、窓の外が異様な光景になり
当時お店の中にいたお客様も騒然…「店から出られない!」



ハチたちの乱舞は20分ほどで終わり
あとには数匹の「どんくさい」やつらが残されました。
女王さま以下みんながいなくなったのにトロい子もいるんだろうなあ…と
その時はそのくらいの感想でした。 
ところが… 

翌日
これは大家さんの備品
きっと農産物などを乗せて販売するための棚と思われます。
私は適当に植物などを乗せて使わせてもらっています。 
この棚の周辺でミツバチたちは乱舞してたんです。 



私はこの棚の下の戸袋(左側)にお米を置いてます。
精米所で下に落ちたような米を拾い集め

ビニール袋に入れてとっておくんです。
それは毎朝やってくるスズメたちのえさなんですよ。(笑)

この日はちょっと肌寒い朝でした。
さて、スズメたちが待ってるぞ…っと…
悲鳴寸前!



どんくさい子たちがここで暖を取ってたんですね…
昼間は暖かかったので袋の口をあけておいたら
数匹は飛んで行き
何匹かはそのまま死んでました。

それで一件落着かと思っていたところ
翌日…棚の反対側(右側)の戸が少し開いてたんですね。
ああ、ここから入ったんだ…と思ってよく見ると
まだ数匹出入りしてる…



開けてみると…こんどこそ悲鳴!
戻って来てる!!



あのどんくさい子たちは遅れたんじゃなく残ったのかも!
きっと大群はほかに巣を探しに行ったものの気に入らず
やっぱりここがいいと戻って来たんですね。
ニホンミツバチと判明

それでも私は2ヶ月後には引っ越す身
大家さんに駆除されたらかわいそう…ということで
どなたか引き取り手を探したところ手をあげてくださった方あり。
巣箱登場



でも放っておいても入ってくれません。
で、ハチたちが寝静まっている夜に強制拉致
網で一気にすくい取ります。
怒ったハチたちの羽音がすごいのなんの!



無事作業が終わり
そのまま巣箱に落ち着いてくれるか
または気に入らずに出て行くか…
翌日、棚の外に落ちていたミツバチたちの残したものは
3日間で作り上げた直径10センチの芸術品



その美しさと精巧さには驚きです。
甘酸っぱい上品なハチミツに2度びっくり。
これはウチのナニワイバラかなあ…

その後のご報告…巣は2つに分かれウチにもまだ一団がおります。
どっちに女王がいるのか?
女王がいなくなった巣の方では新たな女王が生まれるみたいです。
すごいなあ!

 


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