早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

No.585 良 縁/さくら

2019年02月04日 | 良縁

熊本市内の実家
2世帯住宅なので
まあ、我が家でもあるのですが .....
ここに父が家を建てて40数年
当初から庭に植えてあったソメイヨシノが寿命となりました。



10年以上前に熊本市から電話をいただき
航空写真で見る限りこの一帯で一番大きな桜だったとか.....
大切にしてくださいね、と言われました。

毎年それはもう見事に花を咲かせてくれて
花の下でバーベキューを楽しんだりしていたのですが
ここ数年花付きが悪く 
突然大きな枝が落ちてきたりと様子が変でした。
そこで先日、樹木医に診てもらったところ
手前半分はもうすでに枯れており
奥の方も瀕死の状態.....
延命処置をするか伐採するかという選択を迫られました。



無駄な延命をさせるよりはと
このたび伐採することになったのです。

ソメイヨシノの寿命は短いのですが
人間と同じくらいはあるはず.....
この子は短命だったとしか言いようがありません。
幹にキノコが生えてきたらもう手遅れなのです。



このようにウロがあったりすると
そこから雨水が浸透し病気の原因にもなるとのこと。



ごめんね、そして長い間楽しませてくれてありがとう! 

業者さんがお神酒とお米を供えてくれて



いよいよ作業開始 
大きな重機が入らないので全て手作業、人海戦術です。



2丁拳銃ならぬ2丁チェーンソー 



やはり幹の中は死んでいます。 



まだ細い時に植樹したのでその時はよかったのですが
ここまで大きくなると根から抜いて運び出すのは容易ではありません。
今回は切り倒し切り株が残る方法での処理です。
切った枝は薪のように短く切って運び出します。
それにしてもデカイ!



初日はこんな感じで終わり



2日目はあっという間にこんな景色に.....


 
そしていよいよその瞬間です。(チェーンソーの音が大きいのでご注意を)
地響きをたてて倒されてしまいました。



切り口は中央がやはり腐っておりスカスカ状態.....
周囲にマンションが建ったりで風通しが悪いのも原因のひとつでしょう。
直径は約70センチ
厚さ20センチくらいの輪切りにしても1枚が50キロほどの重さです。
作業は3日間続きました。



父がこよなく愛した桜.....
判断能力のなくなった父ですが
庭に桜がなくなったらさぞ寂しい思いをすることでしょう。
ですから近々若くて元気な桜を庭のド真ん中に植える予定です。
ことの顛末.....続報でまたご報告しますね。



あ、枝があまりにもきれいだったので.....植物を下げる場所が増えました!


 


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