台湾が好きです。
特に台湾の食べ物が好き。
九州から2時間ほどで行けるのも魅力です。
台湾で出会った数ある美味しいものの中でも
期待以上だったのがお茶(烏龍茶)です。
日本人の私には「お茶は日本茶」という自負がありました。
ところが台湾で知ったお茶はこの自信を覆すもので
いかに自分が井の中の蛙であったかを思い知らされたのです。
これは台北で買ってきたお茶のセット。
お天気の良い週末にゆっくりとお茶を入れるのが私の楽しみです。
日本茶と異なる特徴は写真にある細長い器です。
まずこの器にお茶を注ぎ、すぐに横にある背の低い茶器に移します。
最初にお茶を注いだ細長い器は香りを楽しむためのもの。
手のひらで器を暖めながら鼻に近付けると
なんとも言いがたい甘くて上品な香りが立ち上って来ます。
もうひとつの特徴は
3煎ほどで美味しさが終わってしまう日本茶に比べ
7煎から8煎まで楽しめること。
ただしニセモノは香料と着色料を使っているため
ここまで味を出すことはできないそうです。見分けやすいですね。
長く楽しめる秘密は「一芯三葉」という手摘みの方法です。
飲み終わった茶殻を開いて見ると一目瞭然。
この茶殻を刻み、ちりめんじゃこを加えて油で炒め
炊き立てのご飯に混ぜるとこれまた最後まで楽しめます。
台湾と日本。お茶のディテールは違いますが
楽しむ心は同じ・・・と見ました。
でもね、日本茶が一番…と勝手に思い込んでたところを
足をすくわれたようなショックでしたよ。
世界には素晴らしいものがたくさんあるんだろうなあ…
つきない好奇心と
忙しさになかなか探しに行けないもどかしさに
もんもんとしております。
食べ物がおいしいとはよく聞きますね。
お茶も日本と中国しか知らないんですよ。
でも、中国のお茶専門店で試飲させてもらったお茶は
たしかに美味しかったです。
だから台湾のお茶も、美味しいというのはうなずけます。