カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

仏像

2006年02月19日 | Weblog
青銅の仏さん
 この小さな仏像は杭州歴史博物館で求めたもの。念仏寺や石塔寺など近江の隠れ里を紹介した白州正子さんは「旅は道草が楽しい」と言う。
 骨董品は頭でなく目で選ぶ物だという。自分の感性と眼力で選ぶのだ。もうずーと前のことだが、木彫の仏像が骨董品店のウインドーに出ていたのを気に入ったのだったが、教育費も住宅ローンもあるので逡巡しているうちに売れてしまった。後悔先に立たず思い切りが大事なのだった。雑貨・小物を見て歩くのは楽しい。旅先での出会いでは、欲しくなったら即決が迫られる。
この仏像は美術品ではなく出土品で、どちらかと言えば考古学の範疇に入るだろう。衣の襞に土がこびり付いている。拝むというのではなく、そのままを観賞の対象として自己満足している私が居る。家内からは、ガラクタで如何でもよいものを‥と言われるが、どうも親父譲りの収集癖が私にも出てきたようである。

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