京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

教室風景

2024-06-19 16:37:55 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は、釉薬かけが行われていた教室の、
別場所で作業をされていたお客様のお話です。




でっか!

大きな鉢を削っていらっしゃる。
コレは、植木鉢カバーになったんじゃなかったかな。
紐を積んで作るの、大変よ?

30センチ以上はある鉢を作るならば、
ぐるりと一回りする粘土の紐を作り、
それを乗せ、綺麗にくっつけて、
慣らしていく、、その作業を
縦に30センチ、横にも30センチも
あってごらんなさい。。!

わぁお~ってなるよ。
すこしのブレが、器が大きくなると、
ブルンブルンと揺れるのも大きくなる。
完成するまで気が抜けません。

そして、もう一件。

フリーろくろクラスの方、
菊モミ中。

菊モミをして、まとめたら
ロクロに据えられます。


おお、綺麗に花弁が咲いております。


真中から空気が入らないように気を付けて!

「菊モミ」は、空気を押し出すための揉み方。
ヒダを沢山(約100回転)つくって、揉み、
空気をヒダに出してプチンと弾けさせて、
中に隠れている空気を追い出すのです。

この綺麗に花を咲かせる揉み方を習得するのが、
ロクロの習得の第一歩。
コレがある程度できないと、
ロクロに座って、器を作り出した時、
中に空気が隠れていると、そのふくらみが邪魔をして
綺麗に回転しない器や、口に高低差が出来たり、
なんか、、変。
という器ができます。

まぁ、横で一緒に菊モミすると、
皆さん眼で追って真似をして、
すぐに習得してくださいますので
心配しなくても大丈夫~。

そんな、教室の一場面でした。
次回は・・
卒園記念品の可愛らしいお皿の紹介です。
お楽しみに。
また明日。

Please stay healthy and stay safe.
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 釉薬かけ | トップ | 卒園記念皿 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作陶館日記」カテゴリの最新記事