京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

佐川美術館・お茶室見学

2013-04-04 11:37:59 | お出かけ
佐川美術館へ行って参りました。
その時に、お茶室の見学もさせていただきました。

お茶室見学の際に頂ける写真集からの写真です。

葦の生えている湖面が、
茶室の中にまで続いているように見えるよう、
畳のヘリギリギリにまで、ジンバブエ・ブラック という、
黒い、柔らかい割れあとの見える石が、敷き詰められております。
( しかも、畳の縁近くは、わざわざ石を溶かして
  波打ち際の泡が砕け スッと、縁にかかるように見えるよう、
  工夫が施されております( 学芸員さんの受け売り(笑))

このお茶室が、いわばゴールなのですが(笑)

入口は、地下。

地下の入口付近。天窓のさざ波の影を見て、時間を知る。

そこから、

オーストラリアの電車の枕木を使用した 路( ろ )。
ここ、歩くと ギッ ギシ ギシ と鳴ります。
・・うぐいす張りならぬ、オーストラリアの国鳥。。エミュー張り?(笑)


待合。

くぐった目の前に、座禅のときに、背中をたたかれる棒
警策( きょうさく・けいさく )が取り付けられて、
『 足元を見よ 』という、お言葉がかかれておりました。

そこから、くぐり戸をくぐり、
最初の小間( こま )へ。

この、小間は石の上に畳を敷いてあるので、
『 盤陀庵 』( ばんだあん )
仏様が、石の上に座り座禅を組み修行をしたところから、戴いているとか。

そして、階段を数歩上ると、

狐格子( きつねごうし )だったと思いますが(笑)
や、移築されて使われている、煤竹( すすだけ )
( 旧家などの、天井に使われて囲炉裏でいぶされていた竹 )
そして、振り合えると、最初の景色が開ける・・

なんとも 粋 にしつらえが施されておりました。
この、お茶室の銘が
『 守破離 』( しゅはり )
古きものを守りつつ、それを破り 離れる
と、言う意味合いだとか。

このお茶室、当日ふらりと行って見学・・、出来ません。
事前に申し込みが必要ですが、
その分、解説を聞きながら ゆっくり と見学が出来ます。

滋賀県へお越しの際には、美術館もコースに組み入れ、
お茶室の見学もしていただくと、素敵な一日になると思います。
こんなお嬢さんが、ご案内してくれるか、も?(笑)

( 大真面目にご案内して下さっている最中です。
  何かに驚いているわけではありません(笑))

解りやすく、丁寧なご案内、
ありがとうございました~。
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