goo blog サービス終了のお知らせ 

ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

体験の場

2012-04-11 12:58:04 | 日々の暮らし・思い出
昨日書いた小さい子供への干渉の話。

あれがなんで自然な展開にならないのかといえば、

自分がこう動いたら、自分の身体がこう転んだ・・というような純粋な体験の場を奪うからだろう。

やってみてどうだったかを体験する前に、

あーなるこうなると決めてかかってしまう大人たちは多い。

勿論身体の安全を守るということを小さな子供はできないので、

それを周りの大人が見守るのは干渉じゃない。

赤ん坊や小さな子供は顕在意識が自覚されてないので、

顕在意識の働きである身体の安全を第一に考える役を、

その子供に代わって大人がしてやらないといけない。


干渉の無い純粋な体験も干渉込みの経験も、

潜在意識へと直行するんだろうと思う。


小さな子供は過去も未来もない一瞬一瞬の意識を生きている。

私たち大人もそうなんだけど、

意識に過去や未来、先のことも情報・知識(記憶・想像)として持っているし、

その知識の中には干渉込みの経験もあるし、

干渉無しの純粋な体験もある。

たとえ干渉無しの体験であっても、それは過去のもの。

過去のその時点と今という時点では、

自分も周りの状況も同じということは在り得ない。

それを今という時点に引っ張り出すことは、

まっさらな“今ここ”という体験の場を奪ってしまう。

未来についての不安という想像を引っ張り出すことも同じように、

“今ここ”という体験の場を奪ってしまう。


子供の頃のように周りの大人が余計な干渉をすることも大いにあるけど、

自分で自分を干渉してしまうこともかなり多い。

それが“今ここ”というまっさらな体験の場を奪ってしまう。





コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。