歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

クラークス・グループ『ジョスカン/ミサ・マルール・ム・バ』

2008年03月01日 | CD ジョスカン
JOSQUIN DES PREZ
Missa Malheur Me Bat
Motets & Chansons
Liber Generationis Jesu Christi
The Clerks' Group
Edward Wickham
CD GAU 306

2001年録音。70分37秒。Gaudeamus。思っていたよりもいい演奏だったですよ。さらりさらりと薄味ですすめていく。もうちょっとメリハリを効かせてほしいと思うところもないではないが、こういう流麗なジョスカンもあっていい。薄味とはいえちゃんと味はあるんであって、無味乾燥てことはないです。参加している歌手は2・2・3・3の計10人ですが、それぞれの曲は、4人から7人程度の少人数で歌っています。

"Ave Maria...virgo serena"はヒリヤードよりも速め。歌う立場からすると、この曲はヒリヤードのようにたっぷり歌いたい気もしますが、少なくとも聴く分にはクラークス・グループくらいのテンポのほうが重たくなくていいかも。しかしそうはいっても、やっぱりミサは、ことにジョスカンのミサは、まちっとがらの大きなたっぷりした演奏のほうが好きだけどなあ。

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