歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

ディスカヴァー・トゥエンティワン

2010年08月19日 | 気になることば
飯間浩明『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン。この本自体はいいんですよ。論理的な文章を書くには〈クイズ文=「問題」+「結論」+「理由」〉、この三段構成で書きなさいって。分かりやすい。しかしこの本、「株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン」てところから出てるんですよ。出版社の名前で「ディスカヴァー・トゥエンティワン」て、いったいなにを考えてんですか。分かりやすい名前にしよう、とか、社名を正しくおぼえてもらおう、とかいう気はないのかね。さらに言うと、この本、ディスカヴァー携書、ってシリーズの一冊なんですが、でもつまり新書なんですよ。中黒入りのカタカナ社名といい、「携書」とかいうネーミングといい、ちょっとこれは困ったセンスをしていらっしゃる。でも自分たちは時代の先端を行っている積もりなんだろう。飯間さんは次ぎに本をお出しになるときは別の出版社になさったほうがいいと思う。