Handel
Musick for the Royal Fireworks
Four Coronation Anthems
The King's Consort
Choir of New College, Oxford
Robert King
CDA66350
1989年録音。56分45秒。Hyperion。『王宮の花火の音楽』は原典版、つまりブラスバンドのほうの版です。オーボエが24、バスーンが16、コントラ-バスーン1、トランペットとホルンがそれぞれ9、ティンパニが3セット、サイド-ドラムが4(そのうち1人はダブル-ドラムも掛け持ち)。トランペットやホルンは、金管アンサンブルがあるからそれぞれ9人くらいなら集まらないこともないでしょうが、オーボエ24人は人を揃えるの大変でしょう。オーボエの首席はPaul Goodwinで、そのほかAnnthony Robson、Richard Earle、Sophia McKenna、Clare Shanks、Marion Scottなどがいます。まあとにかくイギリスぢゅうの(時代楽器の)オーボイストかき集めたって感じかなあ。初めてみる名前の人も多いので、学生さんも入ってるかもしれませんね。
ロバート・キングの指揮による原典版の『花火』は、コンサートでのライブの映像がYouTubeに流れていました。壮観でしたよ。9人のトランペッターがずらりと横一列に立ち並んでラッパを吹いてるところとか、3人のティンパニ奏者とか、特に。
原点版は管弦楽版とくらべてややニュアンスには欠けるものの『花火』の屋外音楽らしいおおらかさ華やかさが強調されて、これはこれで得難い味があります。イギリスの作曲家は伝統的に吹奏楽に熱心な人が多くいますけど、ヘンデルはその源流の一つですね。
『戴冠式アンセム』もニュー・カレッジの聖歌隊が好調です。少年合唱特有のスカスカした感じがなくて、しっかりしている。この曲集はキングズ・カレッジその他少年合唱の録音がいくつか出ていますがその中では出色で、大人の合唱団ともじゅうぶん張り合える好録音です。
Musick for the Royal Fireworks
Four Coronation Anthems
The King's Consort
Choir of New College, Oxford
Robert King
CDA66350
1989年録音。56分45秒。Hyperion。『王宮の花火の音楽』は原典版、つまりブラスバンドのほうの版です。オーボエが24、バスーンが16、コントラ-バスーン1、トランペットとホルンがそれぞれ9、ティンパニが3セット、サイド-ドラムが4(そのうち1人はダブル-ドラムも掛け持ち)。トランペットやホルンは、金管アンサンブルがあるからそれぞれ9人くらいなら集まらないこともないでしょうが、オーボエ24人は人を揃えるの大変でしょう。オーボエの首席はPaul Goodwinで、そのほかAnnthony Robson、Richard Earle、Sophia McKenna、Clare Shanks、Marion Scottなどがいます。まあとにかくイギリスぢゅうの(時代楽器の)オーボイストかき集めたって感じかなあ。初めてみる名前の人も多いので、学生さんも入ってるかもしれませんね。
ロバート・キングの指揮による原典版の『花火』は、コンサートでのライブの映像がYouTubeに流れていました。壮観でしたよ。9人のトランペッターがずらりと横一列に立ち並んでラッパを吹いてるところとか、3人のティンパニ奏者とか、特に。
原点版は管弦楽版とくらべてややニュアンスには欠けるものの『花火』の屋外音楽らしいおおらかさ華やかさが強調されて、これはこれで得難い味があります。イギリスの作曲家は伝統的に吹奏楽に熱心な人が多くいますけど、ヘンデルはその源流の一つですね。
『戴冠式アンセム』もニュー・カレッジの聖歌隊が好調です。少年合唱特有のスカスカした感じがなくて、しっかりしている。この曲集はキングズ・カレッジその他少年合唱の録音がいくつか出ていますがその中では出色で、大人の合唱団ともじゅうぶん張り合える好録音です。