歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

ああPageMaker

2009年04月03日 | MacとPC
いまだに書類づくりはegword universal 2だのみなのですが、egwordの後継と期待する物書堂さんのエディタもどういうものになるのか分からない現状で、egwordでしか開けない書類を作り続けることに躊躇いを感じはじめたのも正直なところです。それで、InDesignをCSからCS4にバージョンアップしました。こう見えてもわたし2.0以来の正規ユーザーなのですよ。しかしなにしろ高いソフトですし、これまではegwordをフルに使っていてInDesignの出番もなかったので、CSにいっぺんバージョンアップしただけで、後はほうっておりました。DTPなどという大それたことをするつもりも予定もぜんぜんないんですが、Macでちょっとでも見栄えのよい縦書き文書をつくろうとすると、先のないegwordに頼るか、いっきにInDesignにまで飛ばないとどうしようもないというこの現状、まともではありません。

InDesignは、わたしのようなシロウトにはなんぼなんでも大仰すぎるんですよ。ちょっと街まで買い物に行くのに高級リムジンに乗るようなもんで。以前はねえ、PageMakerという、何とも使い心地のよいソフトがあったんです。これは高級リムジンではなくて、使い勝手のよい自家用車でした。ワープロよりちょっと気のきいたことができて、なおかつほかのDPTソフトのような重々しさはなくて。そもそも発売元のAdobe自身が、「あなたはまだワープロソフトを使ってるんですか」とかなんとかいうキャッチフレーズで、PageMakerをビジネス文書作成ソフトと位置づけて売り込んでいましたもん。

Adobeは、せめて、PageMakerのOSX版を出してから開発終了するべきでした。PageMaker文書はInDesignで開けるわけですから、先のないegwordとは安心感が違いますわ。動きさえしていたら、わたしはきっと今もPageMakerを使い続けていたと思います。

それにしてもAdobeは罪なことをするもんですよ。PageMakerも、FreeHandも、GoLiveも、Adobeが開発会社を買収したうえで、やがてつぶしちゃったソフトです。