歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

澤村藤十郎「平家物語の夕べ」

2008年02月26日 | 演ずる人びと
東京新聞のサイトTOKYO Webによると、十年前に脳梗塞で倒れ、その後復帰をめざしていた澤村藤十郎さんが『平家物語』の語りで表舞台に復帰とのこと。

藤十郎さんていうと、世間では、古畑任三郎に骨董屋のご主人かなにかの犯人役で出たので有名でしょう。わたしは病気なさるより前に、教育テレビの歌舞伎入門にお出になったのを見て、素顔のきれいな女形さんだなあと思ってました。そのころは今とは違って、地方にいるとなかなか歌舞伎の役者さんの情報なんて入らないので、どういう人かもよく知らなかったですけどね。記事によるとこの「平家物語の夕べ」は「百人以上の芸能の実力者たちが“現代の語り部”となって各章を語り継いできた舞台」だそうですが、そんな「夕べ」のことは知りませんでした。「百人以上の」とあるけれど、テクストは新潮古典集成の百二十句本なのかしらん。