Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

立山三山&弥陀ヶ原湿原ツアー 3日目

2015年09月13日 | 

8/16(日)、6時オープンの食堂前に並びます。
ユッキーさんが過去に長蛇の列だったので、早目にと先頭で並んだものの、
さほど混んでいませんでした。

朝食はバイキング形式。
朝から盛れるだけ盛っちゃいました。

7時に雷鳥荘を後にし、出発~!

脱力系山ガールYちゃんは、遅れちゃいけないと先に出て行き、途中の分岐点で合流することに・・・。
きょうもものすごくいいお天気。
みくりが池にお日様が映っています。

きょうは弥陀ヶ原を歩きます。

ずっと木道が続いていて、快調快調。

両脇にはたくさんの花々が。
ウサギギク 葉っぱがウサギの耳の形に似ていることから名付けられたそうです。

イワショウブ

ワタスゲ 白い綿毛が目印で「綿すげぇー」と覚えるといいとユッキーさん。

ミヤマキンポウゲ

モミジカラマツ

シモツケソウ

遥か遠くにゴールの弥陀ヶ原ホテルが見えてきました。

こんなに平和な道なのに、この後鎖場があるんですよとユッキーさん。
一気に沢へ下り、登り返しが2度ですって!
反対側から来た登山者からも、この後ちょっと大変だょーと事前通告ありでした。
そしてその鎖場がやってきました。

確かに急だけど、よく見るとちゃんと階段状になっています。

沢を渡り、今度は登ります。

振り返るとゴリラ顔の岩と、

鎖場を下りる登山客。

Yちゃんは右足の置き場、左足の置き場を全てユッキーさんに指示してもらってました。
やっぱ脱力系ですなぁー。
私は鎖場経験もそこそこあるので、ホイホイ下りましたよ。

帰りまで裾を汚さないよう上に引きあげてたとこ撮られちゃった。
登山用パンツ1本で来ましたから、換えがないんですよ。
橋を渡り、

再び湿原に出ました。

弥陀ヶ原ホテル、ますます近付いてきました。

ラムサール条約登録湿地?

水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で制定された、
湿地の保存に関する国際条約がラムサール条約だそうです。
ちょうどいいベンチがあったので、ゴールを目の前にして、お昼休憩。

雷鳥荘のお弁当は、きのうの一の越山荘のよりずっとおいしそう!
そしてついに弥陀ヶ原ホテルに着きました。

わ~い、やったね!
ここから乗車するバスを予約した後、弥陀ヶ原ホテルの喫茶室でホッと一息。
私はコーヒー味の氷を牛乳で溶かすアイスカフェオレ。

ユッキーさんとYちゃんはチーズケーキセット。
初日こそ浄土山登山が中止になるほどの悪天候でしたが、
2日目、3日目はいいお天気に恵まれました。
バスで美女平まで下り、5月には混雑していて撮影しなかったこんな看板の前で1枚。

左の雪の大谷、真ん中の夏の立山三山を制覇、残るは右の紅葉だけだな。
ケーブルカーを待っていると、行きはザックを背負って乗ったのに
帰りはザックは先頭の荷物置き車両にと言われました。

たった7分なのにね。
そしてこの後の電鉄富山への乗り換えが1分。
同じビルの上と下ではありますが、ザックを取って、切符を買ってと
果たして1分で乗れるのか?
立山駅に着くと、すごい勢いでザックを受け取り、1階下のホームへ走ります。
まだ発車していなかったので、これは乗れると急いで切符を買い、ダッシュで車内へ。
ユッキーさんとはここでお別れ。
最後はすこぶる慌ただしい中、剱岳、くれぐれも気を付けて行って来てね!と
ユッキーさんの手を握りました。

立山三山を縦走したいという夢を叶えてくれてありがとう。
ずっとずっと来たかったんで、もう大満足です。


立山三山&弥陀ヶ原湿原ツアー 2日目

2015年09月12日 | 

8/15(土)、ユッキーさんのアラームが4時に鳴り、起床。
すると布団に入ったままのYちゃんが「きょう私行かない。」というではありませんか。
ユッキーさんが「えっ・・・。」と絶句。
思えばきのう室堂から玉殿岩屋、そこから一の越山荘と、
ドンジリをかなり離れて歩いていたので、あれ?やけに遅いなぁーと思っていました。
本人曰く高度障害の症状が出ていたそうで、今朝も頭痛が治まらないというのです。
そして寝不足で富山入りしたのに、翌日登るか登らないか悩みぬいて
ちっとも寝られなかったと。
Yちゃんとは同じユッキーさんガイドの雪山入門ツアーで初めてご一緒しましたが、
その時も2日目の朝、ザックは山小屋に置いて、眺望のいいところまで歩いて、
また戻ってきましょうというのに、
「私、行かないで山小屋で本読んでます。」と、待っていたのでした。
そんな脱力系山ガールのYちゃんが、自らユッキーさんにリクエストして
ツアー企画を通したほど登りたかった立山三山。それを突如断念。
突発的に私とユッキーさんの2人で歩くことになってしまいました。
Yちゃんには申し訳ないですが、気心知れたユッキーさんとマンツーマンとは、なんと贅沢!
結局Yちゃんとは、この日の宿「雷鳥荘」で待ち合わせすることに。
きのう来た道を戻り、室堂からは観光客も歩く遊歩道なので、危険個所はありません。
しばらく一の越山荘でゆっくりしてから向かいますとYちゃん。
そんなYちゃんを残し、2人で出発することにしました。
ちなみに一の越山荘の入口にはこんな注意書きが貼ってありました。

決して無策な置き去りじゃありません。本人合意の上ですからーーー。
一の越山荘を出ると、遠くの山々までよく見えるほど、お天気が回復。

険しい岩場で、いったいどこが登山道?という感じでしたが、
ユッキーさんの後についてゆっくり登って行きます。
途中少し広い平らな場所があったので、一息入れました。

みくりが池や地獄谷から吹き出ているガスまで良く見えました。

そしてみくりが池の下側、ガクッと落ちている断崖がきのう行った玉殿岩屋です。
見上げると、雄山神社社務所が見えました。

いつの間にか、ご来光は既に上っていました。遠くの雲海が美しい。

そして雄山山頂に着きました。

三角点、ありますねぇー。
いやいや、まだ高いところがありますよ。

あの社殿の前に立っている方は・・・。
昨日ユッキーさんが、お祓いがあるので時間があったらやりましょうと。
いつも大勢の参加者をガイドしているので、受けたくてもできなかったそうで・・・。
社務所にお願いすると1人500円でした。
鳥居をくぐり、ゆっくり一番上にある社殿に向かってくださいと言われ、
ザックを社務所前に置き、階段をゆっくり登ります。

するとそこにはお若い神主さんが・・・。

気さくに2ショットにも応じてくださいました。
社殿の前には玉砂利が敷きつめてあり、正座だと痛いので、どんな座り方でも構いませんと。
ユッキーさんと2人で体育座りです。

式典は太鼓で始まり、祝詞を上げ、頭を下げた私達にお祓い棒をサッサとふり、
最後にお神酒をいただきました。

朝早くて頭がよく回ってなかったのか、一気に飲むんですか、分けて飲むんですか?
などとバカなことを聞いてしまいました。
三三九度じゃないのに・・・。
そして杯の中のお神酒は分けるほどの量もないほど少なかったです。
祝詞の中に「よじのぼりたるまめびとがぁー・・・」というくだりがあったので、
終わってから質問すると、
「まめびと」というのは「豆人」ではなく、「まじめな人」という意味だそうです。
そして雄山3,003mの測量地点は社殿前にあるこの岩で測られたそうです。

社殿脇にはちゃんと標識がありました。

皆様、下の社務所で満足してはいけませんよ。ここまで登ってこないと。
お祓いでいただいたお札や鈴をさっそくザックに付けました。

同じような登山者がいたので、このお祓いはなかなか人気のようです。
雄山の次はいよいよお隣の大汝山へ。
振り返ると、お祓いを受けた社殿が小さくなっていました。

大汝山はものの20分で着きました。

山頂標識は左右にお花が描かれ、これも映画「春を背負って」効果でしょうか。
見えてきました!その映画の舞台「大汝休憩所」です。

近付くにつれ、聞こえてくる笛の音は「Let It Be」。

わかり難いのですが、画像左端にいる方が吹いていたのです。
朝食はここで食べる予定でしたので、さっそく中へ。

映画の中ではここが「菫小屋」という山小屋の設定でした。

ちゃんとその看板が置いてありました。
中はガラーンとして、誰もいません。頼もうー!

少ししてようやく小屋番さんが入ってきました。
あらら、なんと笛吹いてた人じゃないですかぁー。いないわけだょ。
メニューには大汝定食やらカレーがあったのですが、ご飯を炊いてないというので
残るメニューは「大汝うどん」しかありません。じゃあそれにしましょと注文。

できあがったうどんはキャベツや切干大根、沢庵などが入っていて一風変わったうどんでした。
壁には「春を背負って」の出演者サイン入りポスターや、撮影風景写真が飾ってありました。

松山ケンイチくんのサイン横には役名の「長嶺亨」と記載あり。
撮影に使用したためか、トイレが新しくメチャきれいでした。
大汝休憩所を後にすると、小屋番さんが壁に布団を干していました。

ここは屋根に干して欲しかった・・・。
映画の中では山小屋で働く蒼井優ちゃんが、屋根の上にたくさんの布団を干すシーンがあるんです。
大汝山の次は富士の折立へ。
映画の中で松山ケンイチくんと蒼井優ちゃんがここの場所いいねぇーと
岩と岩の間から絶景が見えるポイントがあるのですが、それってもしかしてあそこ?
とユッキーさんと登って行きました。

映画の場面と比較すると岩が低過ぎて、どうやらここではないようでしたが、
とりあえず写真に残してきました。

山頂まではまだ登らなくてはいけなかったのですが、なにせ登山道がなく
ルートを見つけるのが大変。
この富士の折立は山頂まで行く登山者はほとんどいませんでした。
みな巻き道を通過するだけなんです。
山頂を見上げると岩場の険しさに怖くなるほどで、ここから巻き道に引き返しました。
富士の折立を下っていると、残雪のクラノスケカールが見えてきました。

お次の真砂岳は「真砂岳」という標識がなかったので、いったいどこが山頂やら?
こんな石碑があったので、多分ここかも?

それにしても「山」って・・・。わかってるっちゅーの!
こちらからも「玉殿岩屋」がある絶壁がよく見えます。

右上にあるのは室堂山荘と立山室堂です。
別山に到着!

目の前には剱岳。

別山前にザックを置いて、北峰まで歩くと、より剱岳が近くなりました。

ユッキーさんはこのツアーの後、プライベートで剱岳のギザギザ「八峰主稜」を登るそうで、間近で見られてよかったぁーと。
さすがです。
別山から下る前に、剱御前小屋の前でお昼休憩。
一の越山荘で作ってもらったお弁当を外でいただきます。

途中Yちゃんからメールが入り、無事雷鳥荘に着いたとのこと。よかったぁー。
剱御前小屋を後にし雷鳥沢へ下ります。

立山にもお花がいっぱい。
エゾシオガマ

ミヤマリンドウ

シロバナタテヤマリンドウ

小高い丘の上に建つ、本日のお宿「雷鳥荘」が見えてきました。

最後にテント場から延々登らないといけません。
下山途中、ユッキーさんが雷鳥を発見。

こんな草むらにいるのによく見つけたものです。
ずっと待っていても、これ以上出てきてくれませんでした。
雷鳥沢のテント場が近付いてきました。

川の水はとてもきれいでした。

あまりに冷たそうで、さすがに足を浸けるのは止めときました。
この橋を渡り、

さあラストの登り、行くよ~~~!

登って登って、やっとこ「雷鳥荘」に着きましたぁー。

Yちゃんとも合流。
喫茶室で新感覚かき氷をいただきました。

氷のサクサク感がなく、モッチリ感がして、私はあんまり好きじゃないなぁー。
ユッキーさんとYちゃんはクリームソーダ。

お部屋は私達以外に女性3人組と同室となり、布団を6枚敷くと結構キツキツでした。
喫茶室のお隣には談話室がありました。

立山信仰なのに、チベット仏教の経典が書かれている祈祷旗、タルチョが飾ってありました。
ここで偶然隣に座った韓国人添乗員さんとおしゃべり。
韓国から15名ほどの登山客がツアーで訪れていました。
添乗員さんはめちゃくちゃ日本語が上手でした。
雷鳥荘は温泉が引いてあり、もちろん体を洗うこともできます。
浴槽前の大きな窓から山々を見たかったのに、すっかりガスってしまい、何も見えず・・・。
夕食はすごく期待していたんですが、1皿1皿のおかずの量も少なく、うーんという感じ。

このところいろんな山小屋に泊まっているので、これくらいじゃあね。
きょうはしょっぱなから驚かされましたが、ユッキーさんがプライベートガイドとなる機会に恵まれました。
Yちゃんは登れなくて残念でしたが、来年は体調万全で、ぜひ今回のコースを歩いて欲しいです。


立山三山&弥陀ヶ原湿原ツアー 1日目

2015年09月11日 | 

8/14(金)~8/17(月)の3泊4日で、Happy's主催「立山三山&弥陀ヶ原湿原ツアー」に
参加してきました。
雲ノ平ツアーから中4日というハードスケジュールでしたが、
どうしても立山三山に登りたかった。・・・というのも、
昨年「春を背負って」という映画を観たのですが、その舞台となったのが立山。
なのでぜひ行ってみたかったんです。
その上、8/14は、会社の一斉休業日。
こりゃー、行くっきゃない!と、まずは羽田から富山きときと空港へひとっ飛び。

マイルが貯まっていたので、往復の飛行機代を節約できました。
電鉄富山駅で、もう1人の参加者Yちゃんと待ち合わせ。

Yちゃんは北陸新幹線に初めて乗ったぁ~とうれしそう。
8:42発ダブルデッカーエクスプレスに乗車。
お盆だから激混みか?と指定席を予約したのに、自由席はガラガラ。
なんだょー、指定席の方が混んでるじゃん。
そして周りで飛び交う外国語。
この電車、京阪電鉄の特急2階建て車両を譲り受けたそうで、
車体には京都三大祭りの一つ「時代祭行列絵図」が施されています。

指定席はこの2階席だったので、眺めがよかったですが、なにせお天気が悪くて・・・。
2人でおしゃべりしているうちに立山駅に着きました。
ここでガイドのユッキーさんと合流。
ケーブルカー乗り場には『本日「雄山」見えません。』の表示あり。
眺望がないのに無駄に上っていかないよう誠に親切なお知らせではありませんか。
ケーブルカーに乗り換え、美女平へ。

美女平からバスで室堂へと、立山黒部アルペンルートを富山側から入りました。
お昼前でしたが、私とユッキーさんは室堂バスターミナルにある立ち食い蕎麦屋さんで
腹ごしらえ。

キツネそばのかまぼこに「立山」とあるのいいねっ。鱒寿司も付けちゃったよ。
立山黒部アルペンルートには「雪の大谷」を見に、今年5月に母と訪れたんですが、
それよりずっと空いていてビックリ!
「雪の大谷」ってすごい人気なんですね。
日本人の方が少なくて世界中から観光客がわんさかやってきてましたから。
この室堂バスターミナルで母とはぐれるほど大混雑だったのに、きょうはスカスカ。

外は雨とガスで、なーんも見えません。
初日は浄土山に登る予定でしたが、悪天候で中止になりました。
なので雄山神社峰本社旧社殿を見たり、

立山自然保護センターで、山岳信仰をユッキーさんから説明してもらったり。
あとは宿泊先の一の越山荘に向かうだけ。
それなら!と、ユッキーさんにリクエスト。
新田次郎の小説「劒岳 点の記」を読んで、今度室堂を訪れたら絶対に行ってみたいと思っていた場所。
それは玉殿岩屋です!
主人公がいつ訪れても行者様が修業なさっていた洞窟です。
玉殿岩屋を訪れるコースが標識に掲示されていたので、さっそく3人で行ってみることに。

室堂山荘の裏手に回り、下りて行くと、ありました。
こちらが1つ目の岩屋。

小さくて雨風をしのぐのが大変そうです。
そしてその奥にある2つ目。

こちらは1つ目よりは大きかったですが、想像していたより奥行きがありませんでした。
この岩屋は佐伯有頼が立山開山を誓ったと言われる場所で、
矢で射った熊を追って山を登ったところ、岩屋からうめき声が聞こえのぞいてみると、
胸に矢がささった阿弥陀如来が立っていたといわれています。
ここでシートを広げて雨宿り休憩をしていた登山者がコーヒーを飲んでいました。
思わず、いい香り~と言ったら、1杯おすそ分けいただきました。
寒かったので、コーヒーで温まりました。ありがとうございます。
玉殿岩屋を見た後は、重要文化財「立山室堂」。

日本最古の山小屋で「室」は宿泊所、「堂」は御堂と言われるように宗教施設を意味するそうです。

今の山小屋に比べるととても小さくて、いったい何人泊れたんでしょ?
ここから本日のお宿「一の越山荘」まで歩きます。
雨とガスで、視界不良。

しかしこの画像だけだと、雪山のよう。
8/14ですから~~~~~。
一の越山荘が見えてきましたよ。

無事、到着。

お盆だというのに、空いてました。この天気だから?
そして3人で個室に入ることができました。

が、部屋が寒い寒い。
すぐにストーブのある食堂に行き、温かい飲み物とお菓子でまったり。
ユッキーさんが富山のコンビニで買ったという「昆布パン」をいただきました。

まさに昆布が入ったパンという味で、おいしいというかなんというか・・・。かなり微妙です。
でもこんなパン東京には売ってないよなぁー。
到着した登山者がポツリポツリと暖かい食堂にやってきましたょ。
たまに雲の切れ間から晴れ間が見えると、みんなで窓から空を見上げます。

夕食はクリームシチュー。なんだが学校給食みたい。

大きなじゃがいもが2個入ってました。
明日はどうにかお天気が回復して欲しいものです。


雲ノ平ツアー 4日目

2015年09月09日 | 

8/9(日)、双六山荘食堂前の朝食の列に並びます。
4時半になり、食堂オープン!
全員座ってもまだテーブルが余っていました。
なーんだ、並ばなくてもよかったじゃん。

小屋前のご来光は5時15分頃。

双六小屋の若いスタッフ達は、皆さんスマイル。とても楽しそう働いています。
山小屋勤務経験のあるガイドの智加さんが、ベタ誉めしてましたょ。
そんな素敵な双六小屋の看板と共に、出発前に全員で記念写真。

こちらは西鎌尾根から槍ヶ岳を目指す登山者達。

私達はスタート地点の新穂高温泉へ。

テント場もにぎわっています。
登りきったところで、石川県と岐阜県にまたがる白山と雲海が遠くに見えました。

槍ヶ岳も再び見えてきました。

行きも混んでいたけれど、帰りも弓折岳分岐は絶好の休憩ポイントに。

ここから鏡平方面に下ります。
おっ、鏡平山荘と池が見えてきました!

右側の池で穂高連峰と槍ヶ岳が水面に写った画像を何枚も撮影しました。
サクサク下り、鏡平山荘に着きましたぁー。こちらの池は上の画像左側。

行きも注文したコーヒーフロート。帰りもこれを楽しみにしてたんだよ~~~。

コーヒーとアイスが絶妙のコンビネーション。
山だと言うのに都会の味がしました。
アイスコーヒーがある山小屋はありますが、
ひと手間かけたコーヒーフロートがある山小屋って、いまだかつてここだけしか知りません。
この日は行きよりもずっと暑かったので、男性のWさんは氷いちご食べてました。

アイスや練乳は割増トッピングです。これもおいしそう~!
鏡平山荘はいろんな観点から、私の好きな山小屋ベスト3に入りました。
さあ、ラストスパート!

新穂高温泉まであともう少しだよー。
この池の前で絶景を見るため、霧が晴れる度に何度小屋から往復したことか・・・。

きょうもほんとうにいいお天気。

ここから徐々に標高が下がるのでもっともっと暑くなってくるょー。
「熊のおどり場」に、なぁーんちゃってマイコー降臨!

帰りはこんな余裕もでてきました。
Michael Jackson風が、強風で帽子を飛ばされないようにする人風になっちまったぁ~。
秩父沢では休憩を取る登山者がたくさん。

ここまでかなりお疲れモードの足を沢に浸すと強烈な冷たさ!

冷たいを通り越して、痛かった・・・。
それでも何度も浸して疲労回復。いい刺激になりました。
樹林帯を出ると、暑い暑い。

小池新道に戻ってきました。

あともう一息。
わさび平小屋が見えてきましたが、まだゴールしてないので両手バンザイはおあずけです。

でもって、片手にしときました。
さあ、ここでお昼休憩です。

行きにメニューをチェックして帰りは絶対「スタミナ丼」を食べる!って決めていたのに、
売切れはないだろう!ガクッ・・・。
帰りはやたらトマトが浮いてたので、1ついただきました。

そしてお腹にたまるものは「そうめん」しかなかったので、仕方なくそれを注文。

しかし「スタミナ丼」と真逆のメニューだな。
もう残りの距離もたいしたことないので、さっぱりそうめんパワーでもいけるでしょう。
行きに通った「お助け風」ポイント。まだかまだかと期待していましたが、
やっと出てきたというのに、暑過ぎてまったく効き目なし。
あまりに冷風が弱くて、穴に頭突っ込んじゃいました。

これくらいしないと涼しさが感じられず。
ゴールが近付いてくると、自然に笑みがこぼれてきます。

終わっちゃいますね・・・。
そして新穂高ロープウェイ乗り場が見えてきました。

橋を渡って・・・、
ゴーーーーール!4日間、よく歩きました。

そして好天にも恵まれました。
智加さんが駐車場に車を取りに行っている間、ロープウェイ乗り場の喫茶店で待つことに。
1人乾杯~。泡が少なくて得した気分。

ツアーなので昼休憩のビールは智加さんが許しませんでしたが、もう下山したからね!
全員で智加さんの車に乗り、奥飛騨温泉郷 平湯温泉「ひらゆの森」へ。
4日振りにお風呂に入りました。
膝から下を温泉→水風呂。これを4セット繰り返し、筋肉疲労を緩和します。
さっぱりした後は、JR松本駅まで送ってもらいました。
駅に近づくにつれ渋滞し、特急あずさ発車の5分前にロータリーに到着。
スイカで入場、特急券は車内でという、最後はもうバタバタでしたが、
なんとか滑り込みセーフ。
北アルプスを縦走するってこんなにも雄大で、こんなにも絶景だなんて・・・。
なんだかこれでようやく本格的な登山者になった気がします。
私、一皮むけちゃいましたょ。
ガイドの智加さん、そして同じ参加者なのにまるで専属カメラマンのように
たくさん写真を撮ってくださったWさん、ありがとうございました。

このメンバーで、どこかの山にまたご一緒したいです。


雲ノ平ツアー 3日目

2015年09月08日 | 

8/8(土)、雲ノ平山荘前からのご来光が眩しい!

「彩雲」と呼ばれる虹色の雲が出現。いいことありそう~。

朝食を取り、泊り客のほとんどが出発した後に、私達もそろそろ行きますか・・・。

6時頃、後ろ髪引かれる思いで、雲ノ平山荘を後にしました。
振り返ると、山荘のスタッフが2階から手を振っていました。

「お世話になりましたぁ~~~!」と叫びます。

雲ノ平には、スイス庭園を始め、日本庭園、アラスカ庭園、ギリシャ庭園等いろんな庭園があります。

時間がなくて、木道の周りだけしか見られませんでした。
何庭園だったんだか?
また必ず来ますねぇーーーーー。

木道を歩いていると、誰かがリスがいる!と言い出しました。
ところがリスではなくて、なんと「オコジョ」でした。
木道の周りをチョロチョロ。行ったり来たり。

智加さんが「もしかして私達好かれてる?」と言うほど逃げないのです。
動きが早いので、カメラに収めるのも大変。
オコジョに向かって、やみくもにシャッターを押しました。
初めて見たんですが、こんなに小さいとは思いませんでした。
フェレットくらいはあると思っていましたが、ハツカネズミを長く伸ばした感じ。
とにかく小さくて、かわいい!

雲ノ平での一番の思い出になりました。
きょうはまず目の前にそびえている祖父岳に登ります。

祖父岳と書いて「ジイダケ」と読みます。

なので山頂(2,825m)ではジジイ風に・・・。

お次は左のワリモ岳と真ん中の鷲羽岳に向かいます。

ワリモ岳に向かう途中、ここにもいまだ雪渓が残っていました。

ワリモ岳山頂の標識はかなり険しいこんなところに建っていました。

まだ上に岩があるのに、なぜここ?
上の岩には人が休んでいたのになぁー。
この先の下りが高度感あり過ぎで、かなり怖かったです。
見え過ぎちゃって、ドキドキ。ねっ、怖いでしょー。

怖い~を連発していたら、智加さんに「赤岳では余裕だったじゃないですかぁー。」と笑われました。
お隣鷲羽岳への道もよく見えます。

鷲羽岳山頂(2,924m)では、上半身だけヨガのひばりのポーズ。

鷲とひばりで「鳥」繋がり・・・ということで!
眼下には鷲羽池。方向的に見えなかった槍ヶ岳がまた見えてきました。

やはりあのとんがり具合はかなり目立ちます。
鷲羽岳の下りはかなりガレていて、落石しないよう注意深く歩きます。

そしてきのうの昼食場所「三俣山荘」が見えてきました!

きょうもここでランチ休憩です。
みんなで何食べる?とワイワイ言いながら、下りて行きました。
前日と反対方向からのアプローチで三俣山荘に着きました。
迷った末、ボロネーゼパスタ(1,100円)をいただきまぁ~す!

きのうはここで歩いても歩いても着かない雲ノ平に気持ちも落ち込んでいましたが、
きょうはきのうより距離も短いのでリラックス。
三俣蓮華岳も双六岳もきのう登ったので、きょうは登らず、三俣山荘巻道を歩きます。
専属カメラマンWさん、きょうも大活躍です。

引きでこんな素敵な写真を撮ってくれました。

三俣山荘巻き道にもお花がたくさん咲いてましたよ。
ハクサンイチゲ

チングルマの綿毛バージョン

コバイケイソウ 今年は当たり年だそうで、たくさん咲いてました。

シナノキンバイ

トウヤクリンドウ

そしてようやく分岐点に着きました。

ここから下れば、本日のお宿「双六山荘」です。
行きにも休憩で寄ったので、帰りはケーキ食べようねってみんなで決めてました。
ケーキは4種類あり、どれにする?と言いながら、下りていきました。
そして見えてきましたょー。

無事、到着~~~!

残念ながらチョコレートモンブラン以外の3種は売り切れ。
ピーチタルト食べたかったのに・・・。
そのチョコレートモンブランも残り2個。
私とOちゃんで滑り込みセーフでした。

コーヒーも香り高く、本格的でしたよ。
早目に山小屋に着いて、まったりお茶を飲んだり、お菓子を食べたり、
皆でおしゃべりする時間が大好きです。

そこそこ混んでいましたが、今回も小さいながら個室に入ることができ、
ほんとラッキーでした。
17時半に夕食となり、食堂へ。
山小屋で天ぷらって、珍しいかも?

きょうは前日より行程が短いこともあり、とても気持ちが楽でした。
雲ノ平から戻る道も、前日とは同じ道を通らず、ワリモ岳、鷲羽岳を登るルートで
とても楽しめました。
そして連日のいいお天気。
いよいよ明日は下山ですが、メンバーともすっかり仲良くなり、なんだかまだ山にいたい気分・・・。