Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

ドロミテ周遊トレッキング 6日目

2023年07月23日 | イタリア
7/7(金)、眠れぬ夜が明けました。
早朝から出発準備をするメンバー達。
そうそう、乾燥室から干し物を取り込まなくちゃ。
手すりを頼りにビッコを引きながら、地下の乾燥室へ。
きのうの到着時には土砂降りでしたから、ファネス小屋の写真が撮れませんでした。
足が痛いと言うのに、外に出てみました。
ファネス小屋 標高2,060m。
ここも冬はスキーリゾートになります。
乾燥室にはスキー靴専用の靴掛けがあり、そこにシューズを干しました。
きょうはいい天気ですね。
右のラクダのこぶのような山は、奥穂高岳のジャンダルムのよう。
下半分は石積み、上半分は木造のファネス小屋。
冬は雪深いのでしょう。
ここにもチベットのタルチョ(祈祷旗)がはためいています。
モー達は朝ご飯中。
食べながらすこしずつ移動しています。
しばらく見ていたら、どんどん上がってきて、
縦に5匹並んで、BINGO!
右に入口がある2Fのテラス。
ここで飲んだり食べたりできます。
そうしたかったけれど、きのうは雨降ってましたし、怪我しちゃったし。
そういえば昨日のトレッキング中、戦争遺跡にお目にかからなかったら、こんなところに。
テラスの柵に飾られた砲弾。
小屋の中にもありましたっけ。
ミサイルのお尻の部分?
やはり戦争の傷跡が残っていました。
朝食は7時から。
真ん中のテーブルから好きなものをチョイス。
パン、ハム、チーズのおなじみトリオが勢ぞろい。
珍しくスイカがあったけれど、嫌いなのょ。
添乗員から、本社と話し合い、行程何日目にはランチを取る山小屋で合流して、
ロープウェイで上がり、散策後、またロープウェイで下がれば行動を共にできますよと。
そんなことができるくらいなら離団しませんって。
もうこれ以上歩けないんだよ~。
またこの日ツアーは下山後にスーパーに立ち寄る行程でした。
そこに行けないワタスが不憫とでも思ったのでしょう。
添乗員が、次のホテルまで送るタクシードライバーにスーパーに立ち寄ってもらうようにと。
あのねぇー、スーパーには行きたくないですし、早く部屋に入ってじっとしていたいのよ。
なんか見当違いなんだな。
ツアー隊は8時出発。
テラスに出て、見送ります。
気を付けて行ってらっしゃい!
お天気もよく、最高のトレッキング日和じゃないですか。
いいなぁー。
あー、行っちゃった・・・。
ワタスは8時半出発。
今夜のホテルへ1人先行。タクシーで移動します。
まずは山小屋のオーナーであるおじいちゃんが運転する車で麓まで送ってもらい、
そこからタクシーに乗り換えます。
1人なのかと思ったら、時間になるとわんこ連れのご夫婦がやってきました。
犬のゲージも載せて、おそらく麓にマイカーを停めてあるのでしょう。
そして右足にギプスをした男性。
そういえば昨晩エドに紹介され、同志だねと思わず苦笑い。
訳あり客を4人を乗せ、くねくねとした道を下り、
ものの30分もしないうちに麓ホテルの駐車場に到着。
タクシーの予約時間は9:30~10:00の間と言われていたので、
どうやって時間を潰そうかと思っていたら、背の高い男性が近付いてきました。
これはもしかして?
名前を告げると、なんとお迎えのドライバーさん。
こんなに早く待機してくれて、ありがとうございます。
ザックを後部から取り出し、自分の車に載せ換えてくれました。
なんて親切なんだ。
少し走ると街が出てきて、そこには必ず教会がありました。
車はいくつかの街を走り抜け、1時間ほどでコルフォスコに到着。
こちらが本日のお宿 HOTEL BOREST。
早く着くことをホテル側に伝えておいて欲しいと昨晩お願いしていたので
フロントの女性はわかっていたようでした。
こういうことも自分発信でリクエストしないと、添乗員はなにひとつやってくれません。
部屋割りがわからずどこかに電話をかけていましたが、パスポートを提示すると部屋の鍵を渡され、ホッ。
早々にチェックインできました。
お部屋は2階の手前。
ベットが大きくてうれしいなぁ。
1人部屋使用にしてよかった。
トイレとシャワーはこんな感じ。
ここまで泊ったどこにもバスタブはありませんでした。
すべてシャワーブースのみ。
まあほぼ山小屋でしたけど。
このホテル、家族経営と聞いていましたが、親子3代が暮らしているようでした。
1Fに行き、おじいちゃんにアイスパックが欲しいとお願いすると、
英語がわからないとジェスチャー。
娘さんを呼んできてくれて、無事2個Get。
右足首、かなり腫れてきました。
まだまだ腫れるんだろうな。
内出血しているようで、肌の色が少し変わっています。
今朝、隊が出発する前に同じ1人参加のEさんから文庫本を渡されました。
どうやって時間を潰そうかと思ってましたから、これはうれしい。
さっそく足を冷やしながら、ありがたく読ませていただきます。
日中でも過ごしやすく、テラスに出ても長袖でちょうどいいくらいの気候です。
のんびり読書をし、お昼は山小屋で配布されたお弁当をいただきました。
アイスパックが溶ければ、階下に行き、冷えているのと交換してもらい
日がな一日、本を読んでいました。
そしてようやく届いたスーツケース。
3日目のディボナ小屋から運ばれてきました。
この中にクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の小冊子を入れてしまい、
電話番号がわからなかったのです。
意を決して電話して見ると、ご紹介できるのは一番近いところでフィレンツェの病院ですと。
ちょっと待ってよ、フィレンツェって。
車だと片道5時間半もかかり、とても1日で往復できません。
それに現金の持ち合わせだって残り少ないですし。
ガイドのエドは病院に行くほどのこともないだろうと言っていましたが。
夕方近く、ツアー隊が帰ってきました。
添乗員の最初の一言が、スーパー行きました?
行かないっちゅーの!
不思議そうな顔してましたが、ほんとわかってないのよね。
そしてここで渡された、のびのびサロンシップ2枚とロキソニンシート一袋。
持ってたんかい!
だったらなぜ転倒時にすぐ出さない。
おそらくディボナ小屋からここに送る荷物の方へ入れてしまったんじゃないの?
きのうシャワーを浴びてないので、この日は浴びちゃいました。
夕食は斜め前のホテルへ。
宿泊しているホテルでは夕食のサービスがないのです。
短い距離ですが、そこまで歩いて行くのも辛い。
右足が上がらず、ほんのわずかな段差にも躓いてしまい、激痛が走ります。
このホテルはゲレンデの上に建っていて、外の席はリフト降り場の目の前。
予約席は室内で、2テーブルに分かれました。
ワタスはこちらのテーブルに。
まずはサラダバーへ。
エドが人参をたくさん盛り、大好きだそうで。
ワタスも人参とコーン、白花豆をメインに。
ドレッシングはオリーブオイルとバルサミコ酢をかけて。
今夜はシャワーを浴びてきたので、思わず飲んじゃいました。
禁酒も一晩だけか?
お隣のテーブルは、わんこも同伴。
このレストランは犬も入れるんですね。
まったく食べ物には興味がないのか、とてもおとなしくしてました。
いい子にしていて、感心、感心。
きょうも数ある選択肢の中から、そば団子。
あんまり美味しくない。
エドが向かいの山が夕焼けに反射して赤くなることがあるんだよと。
食事途中で外に出てみましたが、この日は赤くならず。
真ん中に細い滝が見えました。
20時をとっくに回っているというのに、まだまだ明るいコルフォスコ。
メインはポーク。
下にホウレンソウが隠れています。
ソースの味がやや濃く、こちらもイマイチ。
デザートはチョコレートケーキ。
既にお腹いっぱいで食べきれず。
宿に戻り、ドロミテに別ツアーで来ている山友M子さんに事の顛末を伝えると、
ここから毎日電話やLINEでずっと励ましてくれて、どれだけ助けになったことか。
誰かに聞いてもらうだけで、ストレス発散できますからね。
ツアーはこのホテルに3連泊するのですが、1人5連泊になる予感。

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