Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

ドロミテ周遊トレッキング 5日目前半

2023年07月21日 | イタリア
7/6(木)、あー、ついにこの日のブログをUPする日がやってきてしまった。

少し明るくなった頃、トイレに行くメンバーがいたので、続いてワタスもと上段から起き上がると、
横にあった開き戸に思い切り頭をぶつけてしまいました。
頭に気を付けてと言われていたのに。
そしてそれ以降次々メンバーがトイレへ。
スマホを見ている人もいて、まだ早かったけれど起きることに。
部屋は1階だったので、ゲレンデ向きのドアから外に出られます。
夜明けの空にまんまるお月さま。
5時を少し回ったところです。
山の左側にロープウェイ乗り場が小さく見えました。
見えませんって?
ズームしましょう。
きのうはあそこから下りてきましたよ。
そしてきょうはまたあそこへ上がります。
朝食バイキングはどこに泊っても似たような感じ。
ハムとチーズとゆで卵。
これをパンに挟みます。
カステラのような甘いケーキもありました。
始発のロープウェイに乗るため、8時前には出発!
こんなに早く出ても、すぐ着いちゃうのになぁー。
やっぱり・・・。
ものの15分で着いてしまい、ゲート前で待機。
ドロミテは2009年世界自然遺産に登録されました。
そのうち韓国人の登山ツアーもやってきて、乗り場前は大賑わい。
9時始発のロープウェイで頂上駅に上がると、なんと雨が降っていました。
下では降ってなかったのに。
駅にはCafeがあり、きのうはここで飲んだり食べたりする人も。
急いでレインウエアを着込みます。
ガスガスだぁ~。
"ケーブルカー ラガツォイ 標高2,733m"と書いてある案内板。
きょうはここからファネス渓谷トレッキング。
ファネス小屋がゴールです。
歩いているうちに雨が小降りになってきました。
これは止みそうな気配。
これまで雪渓は出てきましたが、初めて雪の中を進みます。
ガイドのエドによると例年より雪がずっと少なく、異常気象だねと。
ガスも徐々に取れてきました。
そしてなにより雨が止んだのがうれしい。
タラベナンテス渓谷を下って行きます。
眼下にスコットーニ湖(2,350m)が見えてきました。
この時は目の前の道を下り、湖畔をぐるっと一周するのかなぁーと思ってました。
右の霧がかかる岩山の肩に向かってガレ場をトラバースする人達がいて、
あんなとこに行くんだとメンバー達と見上げていたら、
我々もあそこに行くんだよ!とエド。
えっ、それはまたなかなかのチャレンジ。
湖を回り込むようにザラザラの細い道を一列で歩き、徐々に標高を上げて行きます。
こんな気温でもスコットーニ湖で泳いでいる人が!
すっ、すごい。
体感温度の差を見せつけられました。
岩場の上り方を説明するエド。
ストックは左手にまとめ、右手で岩を掴むよう指示。
了解です!
添乗員は最後尾なので、先頭に近いワタスが日本語でメンバーに伝えます。
岩場通過中、添乗員がエーデルワイスを発見。
きのう見たお土産屋さんのエーデルワイスはたわわに咲いていましたが、
天然物はだいたいこんな感じなんですよね。
小さく、ひっそりと咲いていました。
でも見られただけでラッキー。
先頭の方にいたので早めに岩場に上がり写真撮影。
赤い矢印のように歩いて来ました。
ルートが筋になっているのわかりますかね。
細かいガレ場の上りは足を取られ、滑る人も。
すかさずエドがサポート。
ここは砂地を歩くようでなかなか上がれず、ちょっと大変でした。
そのうち木の階段が出てきて助かったぁ。
途中で階段が崩壊し、迂回せざるを得ない箇所も出てきました。
岩山の間を右折すると、
見上げるような階段がどこまでも続いていました。
振り返るとガスで下が見えません。
スコットーニ湖が見えるはずなのに。
ひたすら進みます。
上にもガスがかかってきました。
団体さんが道を譲るため、待っていてくれました。
ただ待っているだけじゃないんです。
聞こえてきたのは、
♪ ヴォーラーレ  オーオ ♪  Volare, oh oh
♪ カーンターレ  オオオオ ♪ Cantare, oh oh oh oh
ビールのCMで誰もが耳にしたあの曲ですよ!
全員で大合唱。
これはうれしい応援。
力になります。
歌詞を知っていたら一緒に歌いたかったな。
一番陽気な左の男性に歌をありがとう!と英語でお礼を言い、
イタリア山の会の皆様は下って行きました。
道が狭いのですれ違うのも一苦労。
どちらかが譲り合います。
ついに峠が見えてきました。
もう少しだよ~。
後ろの突き出た岩にちょこんと立っている小岩。
よくバランスを保っているなぁー。
思わずツンとしてみたくなる。
そして峠に到着。
メンバー1人1人エドとハイタッチ!
がんばりました。

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