Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

立山黒部アルペンルート

2015年05月24日 | 旅行記

5/17(日)~18(月)の1泊2日で、立山黒部アルペンルートに行ってきました!
数年前から連れてって!という母のリクエストに、ようやく応えることができました。
今回利用したのはクラブツーリズム。ツアー参加者は38名に、鈴木京香似の添乗員さんが1名。
東京駅集合のツアーを、上野駅から途中乗車し、新幹線で上田駅へ。
そこからバスに乗り、2時間半ほどで扇沢駅へ。

駅には破砕帯のおいしい水あり。

売店にはなにがダムなんだか、こんなスナックが。

そしてハサイダー。

破砕帯の湧水で作られているご当地サイダーだそうです。
ここから4、5台連なるトロリーバスに乗車。

モタモタしていたので、席が取れませんでしたが、前方だったのでよく見えました。
長野県と富山県の県境には、左右に黄色い表示板がありました。

また破砕帯に来ると、ブルーのライトに変わりました。

黒部ダム建設時にぶつかった長さ80mに及ぶ破砕帯。
軟弱な地層から大量に落ちる地下水は毎秒660リットル。
そこから掘り進むことができなくなり、工事は一時中断。
試行錯誤の上、水抜き用トンネルを何本も掘り、7ヶ月かけて突破。
そんな破砕帯をバスはあっという間に通り過ぎていくのです。
私、一昨年再上映された映画「黒部の太陽」を見たので、
絶対黒部ダムに行こう!、破砕帯を見たい!と思っていたのですょ。
ただ通り過ぎるだけで、ガックリ。バスが停車し、下車できるのかと思ってた。
そして16分で黒部ダム駅に到着。

来ましたぁー!映画「黒部の太陽」。

そして石原裕次郎記念パネル。苦難の末に完成した映画と記載されていました。

駅には建設当時のパネルが展示されていました。
こんなに狭い、いや狭過ぎる吊り桟道で工事従事者が登っていったなんて、怖すぎる。

吊り桟道を設置した人達、尊敬します。私だったら、やれって言われてもできまへん。

段差部分はどうしたんでしょう・・・。
1/186の黒部ダム模型や、

トンネル掘削風景、

そしてここにも破砕帯のおいしい湧水が。

長いトンネルを抜けると、

ようやく黒部ダムが姿を現しました。

来たかったよぉー、ここに。

1時間弱の休憩時間があったので、さっそく見学です。
黄色いのがコンクリートバケット(重さ7t)で、左脇はそれを吊るフックです。

V字の木に展示されているのが、25tケーブルクレーンのワイヤー(100m)です。
完成するまで、この黄色いバケットでコンクリートを17万8,000回、
最高打設日には960回も運搬したそうです。
一番高い展望台に行ってみました。

長い長い外階段を登っていると、母が心臓がドキドキ、フラフラすると言い出しました。
ちょっと登るスピードを緩めればよかった・・・。スイマセン。
母は高山病のようだと言っていましたが、標高1,508mですよ、まだ。

ここの売店には「黒部の太陽」、「プロジェクトX」のDVDが販売されていました。
そして大音量で中島みゆきの「地上の星」がかかっているのです。
うーん、思わず買いたくなってしまうほど、戦略上手ですな。買いませんでしたが・・・。
上から見るとまた一段とダム建設がいかに大変、いや大変なんて言葉では言い表せないほど
すさまじい工事だったのが、よくわかります。
放水期間は6/26~10/15なので、見られませんでしたが、芸術的なアーチがほんとうに美しい。

黒部ダムに来たら、はずせない場所がありました。それは殉職者慰霊碑です。
なのに通行止めで目の前まで行けませんでした。

お賽銭箱が手前に設置されていたので、そこで手を合わせましたが、171名もの方々が命を落としているのです。
次の集合場所は黒部ケーブルカーの黒部湖駅。歩道を歩き、反対側のトンネル目指します。
歩いていくと、なにやら皆さん写真を撮っている。
こんなのあったので、私も記念に1枚。

トンネル前で振り返り、今一度ダムを目に焼き付けます。

ケーブルカーは単線でしたが、途中拡幅場所があり、そこで上下線がすれ違います。

最大斜度31度とアナウンスがありましたが、かなりの急勾配でしたよ。

5分で黒部平駅に到着。スキーヤーやスノーボーダーもちらほら。

どこの駅でも観光客で大混雑でしたが、ここもすごかった。
お次はロープウェイ。
乗車時間まで土産物店や、展望台で時間をつぶします。

ギューギューのロープウェイに乗り、大観峰駅へ。

このロープウェイ、支柱がまったくありませんでした。

大観峰駅でも乗車まで待ち時間があったので、展望台へ。

黒部湖がかなり下に見えました。
これに乗ればいよいよ目的地室堂に着くという立山トンネルバスに乗車。
10分で室堂に着きました。
その室堂バスターミナルがすごいことになっていました。

ものすごい観光客。その上、半分以上が外国人客なのですょ。
あまりの人混みに母とはぐれてしまいましたが、添乗員さんのそばにいたので一安心。
本日のお宿はこのターミナルの上にある、ホテル立山です。
いやぁー、乗り継ぎの連続で、ようやく到着です。長かった・・・。