Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

1座目 玉山

2015年05月09日 | 台湾

5/1(金)、排雲山荘から次々登山客が出発して行きました。
すっかりガランとなった山荘前に集合し、我々も午前3時に出発~!

今年からヘルメットをかぶらなければいけないそうで、
排雲山荘でレンタルし、ヘッドライトを付け登って行きます。
周りの景色がまったく見えないのがもどかしい・・・。
徐々に空が白み始め、2時間弱でロックシェイドに着きました。

落石防止の屋根の下で、ご来光に合わせて、しばし休憩。
ここを出ると、いよいよ山頂直下の急登が待っていました。

鎖場の連続です。
最後は手もフル活躍。
そしてついについに玉山山頂に出ました!

山頂にはたくさんの登山客がご来光を待っています。

しかーし、雲がかかり太陽が顔を出せません。
もしかしてご来光が、ご来光が・・・。

と思ったら、キターーーー!

雲の切れ間から太陽が顔を出してくれました。
山頂の石碑で写真を撮るのも順番待ちで大変でした。

この石碑周りは風が強く、とても寒かったんですよ。
ちゃんと三角点もありました。

ここで現地の男性から日本語で「この山の名前、わかりますか?」と聞かれました。
当然「玉山(ぎょくざん)です。」と答えると、
「新高山(にいたかやま)です!」と言われてしまいました。
そうなんです。
玉山は日本統治時代、富士山より高い新しい山として「新高山」と名付けられました。
日米開戦時の暗号「ニイタカヤマノボレ」の「新高山」がここなんです。
かなり国際色豊かな登山者でしたよ。

このグループはどちらからなんでしょうね?
眼下の雲海が美しい。

ご来光は一瞬で終わり、あっという間にモヤッてきました。

風が強く寒いので、下山しましょう!と堤さん。
さあ、下りがまた大変。

私、最後尾になってしまったので、堤さんと入れ替わり、マンツーマンです。
指導してもらいながら、慎重に下ります。

下り苦手なのよねぇ・・・。みんな下るの速過ぎ。
下りもロックシェイドで小休止。

かなり長いロックシェイドでした。

登っている時、なんだろう?と思っていたのですが、
これ自体は照明器具ではないようですが、夜はチラッと光ります。

ちょくちょく埋め込まれていました。
サクサク下り、排雲山荘に戻ってきました。
堤さんから食券が配布され、7時半過ぎに朝食となりました。

麺食って書いてある通り、ラーメンでした。

薄味でしたが、辛い調味料が置いてあり、それを少し入れることでグンとおいしくなりました。
朝食後、一気に登山口まで下山します。私達のポーターさんは一足先に出発。

山荘は寒かったのに、短いパンツで寒くなかったのかなぁ~?
何か宗教的な意味があるのでしょうか?

こんなのを背負って下山するグループも。
前日2つ目の休憩所、白木林休憩亭が見えてきました。

きょうはガラガラで、バイオトイレのお掃除に来ていたおばちゃんが1人休憩してました。
今朝、あそこに登ったんですよ~!

あそこ、あそこ!

途中、排雲山荘に向かうと思われる歩荷(ぼっか)さんとすれ違い。

毎日100名弱の登山客が宿泊するのですから、食材等の荷揚げはほんと大変ですよね。
前日1つ目の休憩所、モンロー亭には学生と思われるグループでにぎわっていました。

この日5/1は台湾でもメーデーで休日。金曜日だったので3連休だそうです。
私達が歩き始めた時、日本語で「さようなら~!」と声をかけられました。
どんどん下って行くと、ついにきのう写真を撮った「玉山登山口」と彫られた石碑が小さく見えてきました。

そしてゴール!まずは1座目の玉山制覇です。

わーい!やったぜ!
すぐ近くのレストランで昼食を取りました。

とりあえず高山病にかかることもなく無事下山できて、カンパーイ!
ビールがしみるぜ。

次から次におかずが出てきて、とても食べ切れません。
ここから2座目の雪山に向けて、バスで台中まで移動します。
なんだかもう雪山に登らなくてもいいやっ、台北で観光したいな・・・なんてこと考えたりして。
いやいや、がんばって登りましょう!
とりあえず台中ではホテル泊なので、パワーチャージしましょ。