5/15(水)は、久々に試写会に当たり、新宿安田生命ホールへ。
予備知識もないまま来たけど、いったいどんな映画なのかしら?
入口で配布していたパンフを読むと、これはおもしろそう!
ドキュメンタリー映画で「情熱大陸 USA版」といった感じでした。
主役は、ビル・カニンガム氏。今年で84歳のおじいちゃんです。
このおじいちゃん、すごい人でした。
ニューヨーク・タイムズ紙のファッションコラム"ON THE STREET"と社交コラム"EVENING HOURS"を担当するカメラマンなのですよ。
NYの街中を自転車で駆け抜け、自分のお眼鏡にかなったスタイルの人をカシャカシャと盗撮。
キャリアがあるので、彼を知っている人からは撮って撮って!という感じなんですが、知らない若い人からは罵声を浴びせられることも・・・。
それらの写真が新聞の一面を使い掲載され、ふむふむ今はこういうのが流行っているのねと注目を浴びるわけなんです。
ご自分のファッションはというと、1年中フランスの清掃員の作業服という青いジャケットを着て、まったく構わない。
驚いたのは、いまだにネガフィルムを使っていること。
なので、現像に出さないといけないんですね。
断りもなく、いきなり近付いて撮影して、よくちゃんと撮れてるなぁー。
デジカメだったら、すぐに画像を見られるのに・・・。
しかしNYには飛び抜けておしゃれな人がいるもんです。
私、NYには2回行ったことがありますが、こんな人達に出会いませんでしたょ。
予想を裏切らず、とてもおしゃれで楽しい映画でした。
84分という時間もちょうどよかったし、大満足。
ビルじいには、まだまだ長生きして、バシバシ撮ってもらいたいな。
あー、NYに行きたくなっちゃった・・・。