昼食後、キナバル国立公園本部(1,564m)で、山岳ガイト3名、日本語ガイドのティムさんとはここでお別れとなりました。
ティムさんが、きょうは選挙のためペースが速くなって申し訳ありませんでしたとお詫びの言葉。
なんとこの日、5/5(日)は5年に一度のマレーシアの総選挙だそうで・・・。
確かにコタキナバルの街中には立候補者のポスターがたくさんあったんですょ。
んで、山岳ガイドもティムさんも投票に行きたいから、サッサと下山したというんです。
ったく、それってどーなの?って感じでしたけど・・・。
帰国後、ニュースを見ると、投票率は過去最高の84.84%というではありませんか!
我ら、投票率UPに少なからず協力しましたよ。
ガイドは、ティムさんからオーさんに代わり、バスでコタキナバルに向かいました。
車内でキナバル山国立公園事務所で発行された「登頂証明書」が配られました。
名前の英語表記が間違っている人は、言ってください、すぐに直しますから・・・とオーさん。
どうやら私の苗字はスペルが1つ不足したまま登録されたようで、IDカード同様、証明書も間違っていました。
直してくれるのならと手を挙げると、そこからバスがUターンして、また国立公園本部へ。
お手数をかけて悪かったかなと思ったけど、違ったままだとなんだか気持ち悪いし・・・。
数分で新しい証明書が手元に届きました。よかったぁ~。
ティムさんによると、山頂まで行けなかった人は、この証明書がモノクロになるそうです。
さて、2時間半かかって、ようやくコタキナバルの街に戻ってきました。
途中、投票に向かう人の車で結構渋滞していたんですょ。
街中からやや離れたパレスホテルに到着。
英語名の後ろに「宮」と書かれていたので、韓国系ですかねぇ~?
なかなかおしゃれなお部屋でしたが、バスタブがなく、シャワーのみだったのが残念。
シャワーを浴びて、6時半にロビー集合。
お疲れ様会は海鮮料理とのことで、バス移動。
どんなとこかなぁ~と楽しみにしていたら、着いた先は、えっ、またここですか・・・。
4年前に参加した「BORNEO OCEAN SWIM TOUR」のお疲れ様会と同じところだったのですょ。
フードコートのようにコの字型に並んでいる店舗で注文し、テーブルでいただくというシステム。
私達は既にもうメニューも決まっていて、席に着くと飲み物だけをオーダー。
オーさんが、ビールはTigerがおススメ!というので、それにしてみました。
無事、キナバル山登頂成功、乾杯~!
次々、料理が運ばれてきましたよー。
エビに、
カニに、
こんな顔の割にはおいしかった白身のお魚。
朝は4,095mもの高さにいたということが夢じゃなかったのよね?という感じでした。
お腹いっぱい食べて、ホテルに戻る人、買い物に行く人に分かれることに。
私は買い物に行きましたが、ガイドのオーさんが、万が一選挙の結果で暴動が起きるかもしれないので、買い物の後は、飲みに行ったりしないでくださいねとクギをさされました。
それなのに、買い物に行った私以外のメンバー8名は、飲みに行ってましたよ。
私はタクシーでホテルに戻り、チェックインの際にもらったウエルカムドリンクチケットを利用することに。
だだっぴろいレストランにお客は私一人。
パイナップルジュースを飲みながら、外を見ると、眼下にプールがあるじゃないですか!
水着、持ってくればよかった・・・。
いいクールダウンになったのになぁ~。
翌朝は5:00amロビー集合。
なんとモーニングコールが3:45amに鳴りました。
なんだって、そんなに早く起こすんだよーーーーー。
時間があり過ぎるので、シャワーを浴びて、チェックアウト。
コタキナバル空港から、クアラルンプールへ。
ここでの乗り継ぎ時間は1時間5分しかありませんでした。
行きと逆に進めば大丈夫と記憶を頼りに、無事国際線ターミナルに到着。
空港内の売店が開いていたので、余ったリンギットで、マレーシア製の石鹸を3個購入。
トイレに寄るとゲートでは既に搭乗が始まっていました。
待合室で、ツアーメンバー最年長であろうと思われるおじさまと話がはずみ、さて搭乗口に・・・と思ったら、さっき買った石鹸がない!
これには焦りました。
一度、待合室に入ったのに、トイレに行きたいと言って、ゲートの外へ。
トイレドアのラックをチェック。
わーん、ない・・・。
海外で買ったものを失くす、それもほんの数百メートルの間でなんて初めてです。
結局見つからなくて、そのまま機内に向かいましたが、うーん、悔しいです。
リンギットが足りない分はクレジットカード払いにしたので、来月は物がないのに支払いだけがやってきます。
まあ、行程中ずっといいお天気で、何のトラブルもなく、キナバル山に登頂できたのですから、石鹸が無くなったくらいよしとしますか。
キナバル山は、この先も私の人生で最高峰の山となると思います。
ほんとうに大変でしたが、もしまた行くとしたら、今度はキナバルレディース登山隊がいいなと思っています。
登りも下りもゆっくりペースでね!