Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

円丈の「らくだ」をやる会

2007年12月23日 | 落語

Img032 おととい国立劇場に行ったばかりなのに、きょうは円丈の「らくだ」をやる会を聞きに、お隣の国立演芸場へ。
この落語会のチケットは、発売日の発売時間10:00ちょうどにアクセスしたのにも関わらず、まったく作動せず20分以上もクリック、戻る、クリック、戻るを延々とやり続け、
やっと繋がった時は、たった1枚しか取れなかったのだ。みんなの分も依頼され4枚取ろうと思っていたのに…。
ぽちやんやたまちゃんに誰が行くか、あみだくじで決めよう!というと、喬太郎師匠が出るし、私がチケットをGetしたのだから、当然私が行くべきだと言ってくれた。
この落語を聞いた後、その後みんなで忘年会になだれ込もう…と思っていたのに。
するとぽちやんとたまちゃん、代替え案で自分達2人はその日上野の鈴本演芸場で行われる「東西女流華乃競艶会」という女性落語家の年末特別企画の前売り券を買ったから、終わった頃に上野で会いましょうと言われた。
国立演芸場は、まず林家彦いち「反対俥」。暴走族のような俥引きの話を座布団の上で飛び跳ねて演じる。中目黒の寄席でやった時は、床が壊れてしまったと言っていたが…。
次がお目当ての喬太郎師匠。師匠の落語を聞くのは6度目だが、噺が全て違い、いまだダブっていない。きょうは「擬宝珠」。
マクラでは、ウルトラマンの話をした。なんでも家族旅行で熊本のウルトラマンランドにまで行ったそうな。
その後、ギザ10(回りにギザギザのある10円玉)の話をし、近頃緑青のついた10円玉ってなくなりましたねぇ~と噺が終わってみれば、サゲに繋がることだったのね…とわかった。
次が柳家小ゑん「鉄の男」。新作で鉄道オタクの噺をした。あまりにディープで、ついていけないほどだった。鉄子のたまちゃんにぜひとも聞いて欲しかったょ。
しかし小ゑん師匠、チラシの写真とあまりに容姿が違い、別人かと思うほどだった。
何年前の写真使ってるんだよ…と言いたかった。いまよりずーっと髪の毛が黒くて多いんだもの。
春風亭昇太師匠はいつみても勢いがある。「お見立て」花魁もよかったし、夫婦の約束をした田舎者のダンナもよかった。
仲入り後、三遊亭白鳥。新作で「ナースコール」。さすがにトリの師匠の前だったためか、大暴れはしなかったが、すごくおもしろかった。
そしていよいよ三遊亭円丈「らくだ」。マクラで、午前中は覚えていたんですけど、もう4時間経っちゃったから、1/4しか覚えていないですよ…なんて言っていた。
確かに途中でちょっと詰まると見ていてこっちがドキドキした。汗ダクの熱演だったのだが、「屑屋!」と呼ぶところなんだと思うが、「らくだ!」と言い、間違いに気付いたのか、すぐ「屑屋!」と言い直した。
会場からは少し失笑が起きたが、素人の私が気付くくらいなので、多分言い間違ったのだろう。
予定時間は1時間となっていたが、確かになが~い噺だった。
円丈師匠は新作落語の大家だそうだが、次回は来年やると言っていた「クリスマスに南無阿弥陀仏」という演目をぜひぜひ聞いてみたい。
ほぼ同時間に両方とも終わり、半蔵門から上野に向かい、2人と合流。「ぐるなび」で事前に調べていた湯島の串焼き「だるま」に向かう。
アメ横の喧騒とは違い、店内も静かで焼き鳥もおいしくて、大正解!「らくだ」をやる会と「女流劫競艶会」の話で大いに盛り上がる。
国立演芸場の後の喬太郎師匠は、鈴本演芸場夜の部、お江戸日本橋亭と飛び回るスケジュールになっていた。すごいパワーだぁ~。
そんなに動いてもちっともお腹はへっこまないのね…。マクラでは痛風だと言っていたし、少し痩せて欲しいなぁ~。