アップリンクで「Given ~いま、ここ、にあるしあわせ~」を見てきました。
難病の子供を持つ3家族の日常を追ったドキュメンタリー。長男が悪性腫瘍のために左目と顔半分を失った塩川ファミリー、一人娘が日々退行していくムコ多糖症を患う志藤ファミリー、次女が18トリソミーを持って生まれた米田ファミリー。どの子も命に関わる病です。ひたすら日々を精一杯生きる、子どもたちとその家族・・・。(以下、ネタバレ気味です。)
この映画に出てくる子どもたちは強く、親たちも強い。とりわけ、母たちの強さは眩いばかりでした。日々再発の可能性と向き合わねばならない悪性腫瘍、時間の経過が成長ではなく退行になってしまうムコ多糖症、そもそも1週間の命と言われていた18トリソミー・・・。自分だったら到底耐えられそうにないです。神様は病気の子供をちゃんと育てられるような親を選んで授けるというけれど、当の親からすればどれだけ辛いことか。それでも、片目を失った子供のために学校で説明会を開き、片目をネタにしてしまう強さを持つ、塩川ママ。「ま、いっか」と言いながら、淡々と介護を続けるおおらかな志藤ママ。子どもをきっかけに海外デビュー(?)と果たす米田ファミリー。父たちの思いも深い。「いのちだけは頼むで」と、毎日氏神様に手を合わせる塩川パパ、「誕生日が嬉しくない、このまま時が止まってくれたら」と言う志藤パパ、「こいつ、死んどるんですわ」と言いながら、娘によって生き方が変わった米田パパ。子どもたちの兄弟にも、医者になりたい、看護師になりたいという子がいます。
本当に何とも言葉にしがたい映画でした・・・映画のサブタイトルは「いま、ここ、にあるしあわせ」ですが、とにかく、いまを精一杯生きること、そして結局、そこにしか幸せはないんだろうな、ということを、映画に出てくる3家族から教えられました。究極の状況に置かれることによって、見えてくるものがあるのでしょう。わが家の子ども達は今のところ健康で、比較的育てやすい子どもです。きっとヘタレ母である私めを見越して、神はこの子らを使わしたのだろうか・・・と、そんなことを子供たちの平和な寝顔を見ながら、しみじみ思ってしまいました。
ところで、この映画、綾戸智恵さんがナレーション、エンディングテーマも歌っています。パンフレットに綾戸さんと総指揮の大住力さんの対談が載っているのですが、その中にあった綾戸さんの言葉が心に残りました。「人はいのちもろて、いつかいのちを渡していく。これはその間の出来事や」。この言葉を心底理解するのはもう少し先になるかもしれませんが・・・。
難病の子供を持つ3家族の日常を追ったドキュメンタリー。長男が悪性腫瘍のために左目と顔半分を失った塩川ファミリー、一人娘が日々退行していくムコ多糖症を患う志藤ファミリー、次女が18トリソミーを持って生まれた米田ファミリー。どの子も命に関わる病です。ひたすら日々を精一杯生きる、子どもたちとその家族・・・。(以下、ネタバレ気味です。)
この映画に出てくる子どもたちは強く、親たちも強い。とりわけ、母たちの強さは眩いばかりでした。日々再発の可能性と向き合わねばならない悪性腫瘍、時間の経過が成長ではなく退行になってしまうムコ多糖症、そもそも1週間の命と言われていた18トリソミー・・・。自分だったら到底耐えられそうにないです。神様は病気の子供をちゃんと育てられるような親を選んで授けるというけれど、当の親からすればどれだけ辛いことか。それでも、片目を失った子供のために学校で説明会を開き、片目をネタにしてしまう強さを持つ、塩川ママ。「ま、いっか」と言いながら、淡々と介護を続けるおおらかな志藤ママ。子どもをきっかけに海外デビュー(?)と果たす米田ファミリー。父たちの思いも深い。「いのちだけは頼むで」と、毎日氏神様に手を合わせる塩川パパ、「誕生日が嬉しくない、このまま時が止まってくれたら」と言う志藤パパ、「こいつ、死んどるんですわ」と言いながら、娘によって生き方が変わった米田パパ。子どもたちの兄弟にも、医者になりたい、看護師になりたいという子がいます。
本当に何とも言葉にしがたい映画でした・・・映画のサブタイトルは「いま、ここ、にあるしあわせ」ですが、とにかく、いまを精一杯生きること、そして結局、そこにしか幸せはないんだろうな、ということを、映画に出てくる3家族から教えられました。究極の状況に置かれることによって、見えてくるものがあるのでしょう。わが家の子ども達は今のところ健康で、比較的育てやすい子どもです。きっとヘタレ母である私めを見越して、神はこの子らを使わしたのだろうか・・・と、そんなことを子供たちの平和な寝顔を見ながら、しみじみ思ってしまいました。
ところで、この映画、綾戸智恵さんがナレーション、エンディングテーマも歌っています。パンフレットに綾戸さんと総指揮の大住力さんの対談が載っているのですが、その中にあった綾戸さんの言葉が心に残りました。「人はいのちもろて、いつかいのちを渡していく。これはその間の出来事や」。この言葉を心底理解するのはもう少し先になるかもしれませんが・・・。
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