ボランティアの内にある理念

ボランティア活動は、見返りや報酬を求めない活動です。

しかし、活動を通して得るものは　あります。
自分のできることを通して、自分に返ってくるもの。
それは、何物にも代えることのできない　今の自分を成長させるものであって、
生きて在ることの意味や価値を再認識させくれるものでもあります。

誰かが求めるものや必要としているものを　今の自分のできることで手助けしていく。
その理念が、活動意欲を促す原動力でもあります。
その理念が自分を動かし、具体的な活動を通して　自分という存在の意味を気づかせて
くれるのです。

どのように関わっていけば、相手の力添えができるのか。
活動の中で、無力感や自らの力不足を痛感するときが、しばしばあります。
それがまた、まだまだ発展途上にある人間であることを　再認識させてくれるような気が
しています。

何ができたかではなく　何ができないのか。
齢を重ねても　まだまだ　できないことの多くと　知らないことの多さを痛感しています。

限りある　一回きりの人生なのですから、未熟な自分と向き合いながら　
改めて自分のできること・やるべきことを　確かめながら、歩んでいきたいものです。