あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

詩「奈々子に」の一節から

2016-11-10 09:31:46 | 日記
ボランティア先の広報紙をつくるお手伝いをしているのですが、今回は特集記事として
心が安らぐ「お気に入りの場所」を取り上げることになりました。
これまで取り上げた お薦めの映画・お薦めの本に続く形で、今度は(場所・空間)に
焦点をあててみることにしました。

アンケートに寄せられた 具体的な場所です。

○遠くまで見晴らせる場所 ○自宅外にあるお風呂(サウナ・温泉)
○カフェ・喫茶店 ○実家の自然や景色 ○自然がいっぱいの公園
○自宅近くの 歴史ある後世に残したい景色
○自宅の台所、リビング、風呂
○その時々の迷いや課題を解決してくれそうな 直感で選ぶ場所

場所は異なるものの 共通する思いは 何なのだろう?と考えました。
そこで思い出したのが、吉野弘さんの「奈々子に」という詩の一節です。

~  ひとが
   ひとでなくなるのは
   自分を愛することをやめるときだ。

   自分を愛することをやめるとき
   ひとは
   他人を愛することをやめ
   世界を見失ってしまう

   自分があるとき
   他人があり
   世界がある。  ~   

場所はさまざまであっても共通点はそこが「自分を取り戻すことのできる場所」であり、
そこで過ごす時間が「愛する自分や周りの世界と向き合うことのできる大切なひととき」
である点なのだと感じました。
そして そこは 人とのつながりや社会的関わりの中で、見えない形でストレスとなったり
負担となっていたりするものを,そっと肩から下ろすことのできる場所であり、明日への
新たな力を与えてくれるオアシスなのだと思いました。

そんなお気に入りの場所が身近にいっぱいあったら どんなにいいでしょう。

隠れたお気に入りの場所を 改めて探してみたいものです。

 


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