あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

絵本原画展を見て

2013-04-29 20:40:11 | インポート

今日は、仙台に出かけ、宮城県美術館で開催されている「絵本原画展」を見てきました。

私がこれまで読んだことのある絵本は限られているため、読んだことのない絵本の原画が大半でした。それでも、一枚一枚の絵が個性的で独特の魅力があり、あれこれストーリーを想像しながら表現された世界を楽しく見ることができました。挿絵でありながら、一つ一つが完成された絵画作品という印象もありました。

赤を基調とした「おしゃべりなたまごやき」の長新太さん、ぐりとぐらシリーズの繊細なタッチの山脇百合子さん、「こんとあき」に登場する何とも愛らしいあきを描いた林明子さんの挿絵など、私の知っているものもありました。なつかしい「しょうぼうじどうしゃ じぷた」の挿絵〈山本忠敬さん作〉との出会いは、感動的でもありました。

絵と文 それぞれの作者は異なっていても、二つがみごとに一緒になって生まれる絵本の世界のすばらしさを改めて実感できました。原作者の想像した世界を 目に見える形で表現する画家。二人の想像力と表現力が共鳴する中で誕生する世界が、絵本の世界なのですね。もちろん一人で二役を兼ねて生まれる絵本もありますが……。

原画展を見て、創作欲を刺激されました。自分なりにつくってきた物語がいくつかあるのですが、改めて自らの想像力と向き合いながら思いついた世界を、言葉に表現してみたいという意欲を持ちました。絵による表現は手に余るものがありますが、言葉にすることはできそうです。

忘れてきた若々しいハートを思い出し、創作に挑戦したいと思います。


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