あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

映画会を終えて 新たな一歩を

2022-05-22 12:23:24 | 日記
 昨日は、映画「こんばんはⅡ」の上映会と合わせて「栗原ともに学び合う会」の記念すべき立ち上げの日となりました。
参加者は16名でしたが、遠く白石市や仙台市からも参加してくださった方がおりました。支援スタッフとして新たに加わ
っていただく方も4名もいて、とても心強く感じました。
 映画では、さまざまな国籍や年齢の方が、いろんな事情や苦労を抱えながら夜間中学で真剣に学び合う姿が映し出され、
そこで学び合う人々が、学ぶことの意味や尊さについて実感を込めて語ります。
 寄せていただいた映画の感想にもありましたが、映像の持つ力でしょうか。その姿や言葉の一つ一つが心に深く響いて
きます。
 映画を観終わった後に開かれた感想・意見交流会では、映画を観ての感想とともに、それぞれの経験や立場から感じて
おられる教育観、学校観、学ぶことの意味や尊さなどについて話していただきました。その話を聞きながら、どんな学び
の場をつくっていったらいいのか、今後の目指す方向を指し示していただいような気がしました。
 まだ学びを求める方はおりませんが、栗原に新たな学びの場を開くという第一歩は踏み出せたと感じています。
 今後は、学びたいと考えている方に新たな学び場ができたことを知ってもらい、足を運んでもらえるような取り組みが必要
になってきます。「学びを求めるあなたに」というタイトルで、参加を呼びかけるチラシを作成しましたので、それを市内
の公共施設に置いてもらい、スタッフの皆さんとも呼びかけの方法等を相談しながら進めていきたいと考えています。
 急がず・あわてず、身の丈に合った取り組みを工夫しながら、地道に取り組んでいけたらと思っているところです。
 学びの扉は開かれていますので、一名でも学びを求める人が出てくればそこから支援活動がスタートすることになります。
 学ぶ権利・教育を受ける権利は、何歳になってもどこの国に生まれてもその人に与えられたかけがえのない人権であるとい
う理念を大切にし、学ぶ楽しさや喜びをともに分かち合うことのできる学び場を目指して進んでいきたいと思います。

◇寄せていただいた映画の感想を次に紹介します。

 〇 「何のために勉強するの?」の答えをいただいたと思います。「形式卒業」については以前から釈然としない思いが
  ありました。「全課程を修了したことを証する」の文面を虚偽と断言する男性の学び直しの姿勢に感動しました。
   栗原にも同様の思いを抱えたまま暮らす人が居るのではないかと思います。何か力になれることが、私にもあるの
  ではないかと思います。

 〇 出演されている方々が、とても輝いて見えました。カンボジア出身の方がお話しされていた「日本の子たちは何て
  しあわせなんだろう」のことばが印象的でした。
   いくつになっても学ぶことは大切であると同時に、楽しいことであるべきだなあと感じました。

 〇 ドキュメンタリーということで、私が知らない世界で生きている人たちのことをいろいろ知らされた。
  「学ぶことは生きること」「学ぶことで視野が(世界が)広がった」ということばが心に響いた。
   夜間中学の雰囲気が、とても明るく、みんなが生き生きとしていると感じた。すばらしいと思った。

 〇 夜間中学で学んでいる方々の生の声を聞く事ができたことでとても良かった。映像の力の大きさを感じられた。
   今、子供達にむかう気持ちを改めて強くもつことができて良かった。
 
 〇 現在の学校現場は、「学ぶこと」が楽しいところになっていないと感じています。今日の映画で「学ぶこと」は
  楽しいことだとあらためて感じさせられました。
   協力できることがあればしていきたいと思いました。

 〇 上映会にめぐり合えたこと、よかったです。もっとたくさんの方々に見てほしいと思いました。

 〇 ありがとうございました。学びの場を求めている人の姿を見ることができました。
   栗原の学びの場としてこれからスタートしていくのを感じました。近く(岩出山)なので、機会を見つけて又、参加
  したいと思いました。
 

コメント
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