あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

8年を迎えて

2019-03-11 19:59:57 | 日記
震災があってから、8年。

その8年という時は、被災された方の心の中で どう流れていったのでしょうか。

谷川俊太郎さんの詩集「こころ」の中に、『そのあと』という詩があります。


   そのあと

           谷川 俊太郎

そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある

そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている

そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に


被災された方々の心に どんな そのあとがあったのでしょうか。
そして 同時に 8年経ったそのあとには
どんな道が 続いているのでしょうか。

その道を照らす光が
穏やかで 心安まる 温もりに満ちた光でありますように
そして その道で見上げた空が
どこまでも澄んだ 青空でありますように!


震災で亡くなった方々と
今でも行方不明の方々の ご冥福を 心よりお祈り申し上げます。
 
そして、大切なひとを失った人々の悲しみが 癒される そのあとの 日々で
ありますように。良き思い出と共に 大切なひとは その心の内に共に生きて
いるのですから。