あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

大阪北部地震

2018-06-22 09:29:19 | 日記
先日の大阪北部地震で亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

学校教育に携わった者として、特に通学途上でプロック塀の下敷きになって
亡くなった女子児童の痛ましい死については、言葉もありません。

40年前の宮城県沖地震において ブロック塀倒壊によって亡くなった人々
のことを思い出しました。

地震の際には倒壊する危険のあるもののそばには近寄らないということが、
教訓として今でも心に残っていますし、子どもたちにも 避難訓練の際には
そのことを語り続けてきたことを思い出します。

立っているのが大変なほど激しい揺れだったので、女子児童は思わず支えてく
れる壁際に寄ってしまったのかもしれません。

当時仙台市内の学校に勤務していた私は、学区内の被害状況や通学路の確認を
し(幸い児童や家族の安全は確認できました)、帰りに市内の中心部の被災状況
を見て歩きました。
ビルの建物の一部には、窓が落下し出入口付近にガラスの破片が散乱している
ところがいくつかありました。もし、地震の揺れに驚き、建物の外に急いで
避難しようした人やその場にいた歩行者の頭上に、この窓や割れたガラスが落
ちて来たら、大変な被害になったのかもしれないと思いました。

屋外で地震に出会ったら、建物や壁など倒壊するものの近くに近寄らないという
ことを改めて感じた体験になりました。

もし、地震が少し遅れて発生したとしたら、女子児童は学校の中にいて無事だっ
たかもしれません。しかし、通学途上にある他の児童が同じ場所で倒れてきた塀
の下敷きになったかもしれません。

いつ・どこで地震に遭遇するかは、誰にも予測はできません。

朝・昼・晩、町で・学校で・通学途上で・家の中で・海で・山で、
時間と場所を問わず、地震に遭遇した場合 自分の命を守るために どう行動す
ればよいのか、学校や家庭で話し合い、いざとなった時の心の備えをしておきた
いものです。

未来ある子どもの死には、心が痛みます。
5才の女の子の虐待死など、死に至る前に 周りでできること・やっておくべき
ことがなかったのだろうかと考えます。

せめて 同じような悲劇が繰り返すことがないよう、改めて自分のできることを
見直していきたいと思います。

子どもの未来を守る責任は、大人の手の内にあるのですから。
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