あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

新聞拾い読み

2012-07-13 08:49:28 | インポート

○『一怒一老一笑一少』 天声人語に載っていた 扇谷正造さんが好んで使ったという言葉。最近、中高年層に「キレる」人が多く、社会全体がギスギスと寒い。

 この言葉は、一度怒れば一つ老い、一度笑えば一つ若返るという意味があり、還暦を過ぎて大声で怒る自身ヘの戒めだったそうです。怒った顔ではなく、笑顔で過ごす日々でありたいものです。自分の戒めの言葉としても心にとどめておきたいと思いました。

○特派員メモに、楽しくなる記事が載っていました。「人魚が実在するという証拠は見つかっていない」……これは、米海洋大気局(NOAA)の公式サイトに掲載された人魚のオブジェの写真付きエッセーに書いてあったそうです。ある番組で「人魚、その遺体が見つかった」という放送され、その問い合わせにこたえる形で掲載されたとのこと。

 昨年の12月には、米航空宇宙局(NASA)が、2012年の「世界終末節」に対して「12年に地球に悪いことは何も起きないだろう」との「見解」を出した。その少し前にはホワイトハウスがブログで「宇宙人が接触してきた証拠はない」と載せ、話題になったとのこと。

 庶民の疑問に科学的にそしてまじめに応えようとする当局の姿勢に、微笑ましさと温かいユーモアを感じました。かって、少女が「サンタクロースって本当にいるの」という疑問を手紙にして、新聞社に送り、その疑問を新聞社が真摯に受け止め、その答えを新聞に掲載した出来事を思い出しました。一人の声や疑問を大切に温かく受け止め、まじめに応えようとする ふところの広さに、アメリカの良心を感じました。

 これを書いた特派員が最後に「こうしたまじめさは、日本の当局も見習っていい。」と書いていました。全く同感です。ふところの広さを感じさせる当局の対応であってほしいものです。