7月22日(水)
▲ 道の駅・あに マタギの里 の朝
朝食のあと、6時50分ごろに次の地へ移動。
40分ほどで、森吉山阿仁スキー場へ到着。
駐車場には1台だけ先客らしいクルマがあった。
森吉山へ上るためのゴンドラが運行開始するのは、8時45分から。1時間ちょっと駐車場で待つ。
▲ 今日の天気予報は、曇り。しかし午後1時から3時にかけて雷雨の可能性がある。
だから、できるだけ早く登って降りてきたい。計画は4時間ほどだから雷雨の前に下山できるはずだ。
▲ 8時45分前に、もう20人ぐらいの待ち列ができていたが、ゴンドラに乗れないとか遅延するのではという心配は、杞憂だった。これスキー場のゴンドラで定員6名。クルクルと次から次とやってくる。
ここで、ゴンドラとロープウェイの違いに気が付いた。ロープウェイは大型の箱で、一気に人を載せる。運行する2台のロープウェイが交互に上下する。その結果、運行間隔は20分~30分あって、出発時刻も定まっているため、その時刻を外せば20~30分待っていなければならない。一方、ゴンドラは定員少人数で随時発着しているから、焦る必要はない。
運行会社でも、索道する箱がゴンドラかロープウェイかで呼び名を変えているはずだ。だから、事前にどちらかを名前で判断して、乗り場へ行ったらよい。何十年も利用していたが、違いに思い至ってなかった。人生は勉強(笑)。
▲ 20分ほどでゴンドラ山頂駅に到着する。
山頂駅 ⇒ 阿仁避難小屋 ⇒ 森吉山頂上 ⇒ 山人平 への往復行程だ。
森吉山は3年前の7月にも来ている。あの時は「一の腰」から来た。次回は右端からのヒバクラ登山道からと思っていたが、和賀岳彷徨のトラウマ大きく、今回は軟弱にもロープウェイで上ることにした。
「花の森吉山登山~貴重な体験をありがとう 2018.7.11」
▲ さあ、歩こう。
さっそく、花に出会う。
▲ イワイチョウ(岩銀杏)
葉が銀杏の葉に似ているからね。
▲ ハクサンボウフウ(白山防風)
出たーっ。
▲ ハクサンシャジン (白山沙参)
白山で新種として見つかった1928年から。
ツリガネニンジンの高山型。
とくと見て頂戴。
ハクサンシャジンは、あとのニッコウキスゲとで、今の森吉山で最頻出花だった。
▲ ヤマブキショウマ(山吹升麻)
▲ クルマユリ (車百合)
実は似ているのにオニユリてのがあるが・・
▲ が、これはクルマユリ
▲ トウゲブキ (峠蕗)
葉が蕗に似ているからということだが、その葉は見えてない。
▲ 木道の脇に黄色い花が・・
▲ ニッコウキスゲ
和賀岳で見たかった、ご存じニッコウキスゲ
▲ 一面が黄色い花の群生は
▲ キンコウカ (金光花)
よく群生してるよね
▲ 両脇にニッコウキスゲ
▲ 花びらが大きい
触ってみると(触ったらアカン)、大きいだけに、案外花びらは硬くしっかりしている。
▲ 阿仁避難小屋
▲ なだらかな丘の上に、森吉山の頂上が見えてきた。
と、右からガスが少しずつ押し寄せてきている。
こりゃ、また頂上はガスになってしまうかな。
▲ ピンクの小さな花がいっぱい
▲ ハクサンフウロ (白山風露)
高山の雪渓周辺の草地に生えるとか。
▲ ハクサンシャジンとハクサンフウロの競演で。
▲ 稚児平に来た。10:28am
前回は、頂上よりここで昼食を食べている人が多かったが。まだ、早いか。
▲ チングルマ
花後、花柱は伸びて放射状に広がる。和名は、この実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じて付けられたとか。
盛りを終えても、綺麗だよね。人もこうあったらねえ。
元は、この花だ。
▲ 頂上が見えてきた。
▲ 森吉山 頂上。1454m、200名山 。10:43am
▲ さきに、山人平(やまびとだいら)へ行ってしまおう。
▲ 木道を山人平の湿原へ下っていく。
▲ 花名不詳
よく見る花だが。
▲ カラマツソウ (唐松草)
和名は花の形態が、カラマツの葉を思わせることに由来する。
▲ 山人平の湿原に到着 11:17 am
7月の初めごろなら、周りはチングルマの花でいっぱいだったはず。
▲ しょうがないよね。
うむ、だめだ。白髪に見えてきたよ。
おのがアタマを触る(笑)。
▲ これはアカモノではなくて、花期の過ぎた・・ヤマホタルブクロかな。
▲ 山人平を更に進むと
向こうに見えるのは、ヒバクラ岳だろう。
あの向こうに、ヒバクラ岳登山口があるはずだ。いつか。
▲ イワオトギリ (岩弟切)
しかし、花弁が5弁花より多く見えるが・・?
▲ さあ、ここでUターン。
▲ 森吉山頂上に戻った。
▲ ワイド画面
曇っていて、残念。
ゴンドラへ
▲ コバギボウシ(小葉擬宝珠)
スッキリした花だ。
「擬宝珠」は、橋の欄干につける装飾品のことであり、花の蕾の形が擬宝珠に似ていることに由来する。
遠くで、雷鳴がし始めた。急がなくては。
帰りのゴンドラは難なく乗車、下山した。
昼食を取っていないので、ロープウェイ横のレストランで
▲ 担担麵を食べた。甘辛はうまい。13:50 pm
誰もいなかったが、のちに夫婦が珈琲を飲みに入ってきた。
そんなものだ。
▲ クルマに入って、珈琲を淹れていると 14:09pm
雷鳴、稲妻、豪雨が始まった。
実に近いところに雷神がいる。クルマに落ちないで。
阿仁スキー場を後にして、北へ走る。北秋田市へ。
▲ 縄文の湯
3年前も来て、また来ちゃったよ(笑)。
お風呂のあと、今晩のねぐらはやはり3年前と同じく道の駅・鷹巣へ。