青い空とわたし

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花の森吉山 を歩く

2021年07月30日 16時49分47秒 | 同上 (山歩き)

7月22日(水)

 

▲ 道の駅・あに マタギの里 の朝

朝食のあと、6時50分ごろに次の地へ移動。

40分ほどで、森吉山阿仁スキー場へ到着。

駐車場には1台だけ先客らしいクルマがあった。

森吉山へ上るためのゴンドラが運行開始するのは、8時45分から。1時間ちょっと駐車場で待つ。

 

▲ 今日の天気予報は、曇り。しかし午後1時から3時にかけて雷雨の可能性がある。

だから、できるだけ早く登って降りてきたい。計画は4時間ほどだから雷雨の前に下山できるはずだ。

 

 

▲ 8時45分前に、もう20人ぐらいの待ち列ができていたが、ゴンドラに乗れないとか遅延するのではという心配は、杞憂だった。これスキー場のゴンドラで定員6名。クルクルと次から次とやってくる。

ここで、ゴンドラとロープウェイの違いに気が付いた。ロープウェイは大型の箱で、一気に人を載せる。運行する2台のロープウェイが交互に上下する。その結果、運行間隔は20分~30分あって、出発時刻も定まっているため、その時刻を外せば20~30分待っていなければならない。一方、ゴンドラは定員少人数で随時発着しているから、焦る必要はない。

運行会社でも、索道する箱がゴンドラかロープウェイかで呼び名を変えているはずだ。だから、事前にどちらかを名前で判断して、乗り場へ行ったらよい。何十年も利用していたが、違いに思い至ってなかった。人生は勉強(笑)。

 

 

▲ 20分ほどでゴンドラ山頂駅に到着する。

山頂駅 ⇒ 阿仁避難小屋 ⇒ 森吉山頂上 ⇒ 山人平 への往復行程だ。

森吉山は3年前の7月にも来ている。あの時は「一の腰」から来た。次回は右端からのヒバクラ登山道からと思っていたが、和賀岳彷徨のトラウマ大きく、今回は軟弱にもロープウェイで上ることにした。

「花の森吉山登山~貴重な体験をありがとう 2018.7.11」

 

 

▲ さあ、歩こう。

 

さっそく、花に出会う。

▲ イワイチョウ(岩銀杏)

葉が銀杏の葉に似ているからね。

 

 

▲ ハクサンボウフウ(白山防風)

 

 

出たーっ。

▲ ハクサンシャジン (白山沙参)

白山で新種として見つかった1928年から。

ツリガネニンジンの高山型。

 

 

とくと見て頂戴。

 

 

ハクサンシャジンは、あとのニッコウキスゲとで、今の森吉山で最頻出花だった。

 

 

▲ ヤマブキショウマ(山吹升麻)

 

 

▲ クルマユリ (車百合)

実は似ているのにオニユリてのがあるが・・

 

 

▲ が、これはクルマユリ

 

 

 

▲ トウゲブキ (峠蕗)

葉が蕗に似ているからということだが、その葉は見えてない。

 

 

▲ 木道の脇に黄色い花が・・

 

 

▲ ニッコウキスゲ

和賀岳で見たかった、ご存じニッコウキスゲ

 

 

▲ 一面が黄色い花の群生は

 

 

 

▲ キンコウカ (金光花)

よく群生してるよね

 

 

▲ 両脇にニッコウキスゲ

 

 

▲ 花びらが大きい

触ってみると(触ったらアカン)、大きいだけに、案外花びらは硬くしっかりしている。

 

 

 

▲ 阿仁避難小屋 

 

 

 

▲ なだらかな丘の上に、森吉山の頂上が見えてきた。

と、右からガスが少しずつ押し寄せてきている。

こりゃ、また頂上はガスになってしまうかな。

 

 

▲ ピンクの小さな花がいっぱい

 

 

▲ ハクサンフウロ (白山風露)

高山の雪渓周辺の草地に生えるとか。

 

 

▲ ハクサンシャジンとハクサンフウロの競演で。

 

 

 

▲ 稚児平に来た。10:28am

前回は、頂上よりここで昼食を食べている人が多かったが。まだ、早いか。

 

 

 

▲ チングルマ 

花後、花柱は伸びて放射状に広がる。和名は、この実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じて付けられたとか

盛りを終えても、綺麗だよね。人もこうあったらねえ。

 

中央アルプス 駒ヶ岳ロープウェイ | チングルマ(珍車、稚児車)

元は、この花だ。

 

 

▲ 頂上が見えてきた。

 

 

 

▲ 森吉山 頂上。1454m、200名山 。10:43am

 

 

 

▲ さきに、山人平(やまびとだいら)へ行ってしまおう。

 

 

▲ 木道を山人平の湿原へ下っていく。

 

 

 

▲ 花名不詳

よく見る花だが。

 

 

▲ カラマツソウ (唐松草)

和名は花の形態が、カラマツの葉を思わせることに由来する

 

 

▲ 山人平の湿原に到着 11:17 am

7月の初めごろなら、周りはチングルマの花でいっぱいだったはず。

 

 

▲ しょうがないよね。

うむ、だめだ。白髪に見えてきたよ。

おのがアタマを触る(笑)。

 

 

▲ これはアカモノではなくて、花期の過ぎた・・ヤマホタルブクロかな。

 

 

▲ 山人平を更に進むと

向こうに見えるのは、ヒバクラ岳だろう。

あの向こうに、ヒバクラ岳登山口があるはずだ。いつか。

 

 

▲ イワオトギリ (岩弟切)

しかし、花弁が5弁花より多く見えるが・・?

 

 

 

▲ さあ、ここでUターン。

 

 

 

▲ 森吉山頂上に戻った。

 

 

▲ ワイド画面

曇っていて、残念。

 

ゴンドラへ

▲ コバギボウシ(小葉擬宝珠)

スッキリした花だ。

 

「擬宝珠」は、橋の欄干につける装飾品のことであり、花の蕾の形が擬宝珠に似ていることに由来する。

 

擬宝珠(ギボウシ)

 

遠くで、雷鳴がし始めた。急がなくては。

 

帰りのゴンドラは難なく乗車、下山した。

昼食を取っていないので、ロープウェイ横のレストランで

 

▲ 担担麵を食べた。甘辛はうまい。13:50 pm

誰もいなかったが、のちに夫婦が珈琲を飲みに入ってきた。

そんなものだ。

 

 

▲ クルマに入って、珈琲を淹れていると 14:09pm

雷鳴、稲妻、豪雨が始まった。

実に近いところに雷神がいる。クルマに落ちないで。

 

阿仁スキー場を後にして、北へ走る。北秋田市へ。

 

 

▲ 縄文の湯

3年前も来て、また来ちゃったよ(笑)。

 

お風呂のあと、今晩のねぐらはやはり3年前と同じく道の駅・鷹巣へ。

 



6 コメント

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こんばんは(^^)/ (hiroko)
2021-07-30 18:17:41
山のお花に癒されました(^^♪
どれを見てもかわいらしくていいですね、
チングルマの姿の変わりようには驚きながら神秘的で興味深いです、
八島湿原あたりに行くと色んな花に出会えるんですけどね、
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Unknown (jun)
2021-07-30 19:58:40
和賀岳のトラウマも吹き飛ぶ森吉山のさわやかなこと♡
以前テレビで森吉山を放送していて、一度は歩いてみたい憧れの山です。
こんな山道を歩くのが好きですが、なかなかこれほど沢山のお花にいっぺんに出会う事はありません。
お花に立ち止まり、写真撮って、愛でて〜ああ、本当にさわやかな山歩きでしたね。

〉チングルマ〜
ヨーキ君が好きな花ですね。
この綿毛も可愛い。
チングルマもお花から綿毛になって、夏山の花々が一気に咲き進んでいく様子が伝わってきました。ありがとうございました。

山々の眺望はなくとも、こんなにたくさんお花に囲まれて幸せな山歩きでしたね。
るんるん♪♪
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初めまして (チー子)
2021-07-31 05:33:55
楽しい森吉山の登山をさせてもらいました。

細かいガイドで自分が登山している気分で楽しませてもらいました。

自然は好いです 
又楽しい登山を見せて貰います
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◇hirokoさん、おはようございます◇ (Sora)
2021-07-31 10:48:33
>どれを見てもかわいらしくていいですね~
まさしく高山植物ですね。みんな、可愛いらしく装って、一生懸命に生き残ろうとしてます。

>チングルマの姿の変わりようには驚きながら神秘的で~
おっしゃる通りですね。種子を結んだ果穂(綿毛)は、初めはピンク色で鮮やか。それも末期には写真のような白く細くなって風に吹かれてどこかへ飛んでいく・・ 人生ですよ。

>八島湿原あたりに行くと色んな花に出会える~
車山へ秋に行ったときはススキだけでしたが(笑)、HPで見ると夏は色々花がありますね。ヒントを得て、ホタルブクロの名をを本文に付け加えました。
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◇junさん、おはようございます◇ (Sora)
2021-07-31 11:03:44
>なかなかこれほど沢山のお花にいっぺんに出会う事はありません~
そのとおりですね。しかもゴンドラに乗ればいとも簡単に。ちょっと時期をずらせば、また別の花も見れるようですし。ないものねだりですが、これで青空を背景にしたら最高でした。

>チングルマ〜ヨーキ君が好きな花ですね~
そうなんですか。どの点でかな? 花自体は春の真っ先に咲くことからでしょうね。その後も、果穂・綿毛になって風になびいて、どこかへ旅立ってしまう。けれど秋になると葉が紅葉して綺麗らしいですよ。これ、高山だからあんなに背を低くしているけど、もともとバラ科の樹だと。

>こんなにたくさんお花に囲まれて幸せな山歩きでしたね~
はい、これで今回の山旅も、なんとか溜飲を下げることができました。
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◇チーこさん、ようこそです◇ (Sora)
2021-07-31 11:10:18
>自分が登山している気分で楽しませてもらいました~
それは良かった、うれしいです。森吉山はこのとおりですよ。

>又楽しい登山を見せて貰います~
どうぞ、どうぞ。涼しくなったら、コロナに関係なくまた出かけますから。迷わないように、今後も頑張ります。
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