松井冬子について
あまりにストレートなタイトル。
九段下の成山画廊へ行ってきました。
前回の松井冬子/Narcissusと同様に、注意書きが貼られてました。
あと、作品保護のため、前で会話しないようにという旨が書かれています。
これはすごく大事なことです。こういうことは他の画廊でもちゃんと書いておいたほうがいいかもしれません。
あまり、大仰にやるとちょっと引いてしまうかもしれませんが。
あと、中には6名ずつで入場するように書かれてました。
幸い土曜の夕方でひとはまばら。なんなく入れました。
のっけから、入口からも見えた「夜盲症」。
何度見ても、ぞっとする。でも、やはり美しいと感じるほうが上にくる。
以前、NHKで見た際にこの作品は横に縮尺を縮めてあると知って、今回はそのあたりをまじまじと見てきました。
プリズムを一枚通して、現実とずれてしまった感が出てるなあと。
入口を入ってすぐ右横には販売されている版画が。
いやあ、購入可能ですけど、ワンルームで松井さんの作品は飾れません。
夜、目覚めて見てしまったらほんとに怖いと思いますよ。
さて、今回の展示で最も惹かれたのが試作なる作品。
一見、菊の花のように見えるのですが、とんでもない。
伸びた花びらのような白いのが生き物のようで、なおかつ制御の効かなくなった命の結末みたいな。
「切断された長期の実験」はイヌの毛が伸びきってますが、意図してるところはそれに近いかも。でも、この2点ぜんぜん印象が異なるんですよね。
こうはなりたくないという嫌悪感を感じつつも圧倒的な存在に目が釘付けになる。
きっと、松井さんはしてやったりなんだろう。でも、試作ってことは納得がいかなったんでしょうか?
それとも、試しに作成されたのではなく、この物体自体が試作ということなのでしょうか。
ともかくも印象に残りました。
7/5まで。
先日深夜にテレビで松井さん特集やってたみたいですね。昨日アートより美容にくわしい友人と食事してたのですが、はじめて見たと言って興奮してました。崇拝する(君島)トワコ様より美しい!って。
でも、絵はキモチワルイので番組録画しなかったそうです。
同じく土曜日に行ってきました。
某美術館お買い上げ予定の作品もありましたね。
ところで、松井さんってどれくらいのペースで
今、作品制作されているのでしょうね。
それが気になりました。
松井さんの美しさは半端ではないんですよね~。
魅了されてしまいます。
わたしはあの番組、録画しちゃいましたよ。
気持ち悪いのはもちろん分かってるんですけどね、ついつい見てみたくなるのですよ。
>Takさん
こんばんわ。
同じ日に行かれてたんですね。
>ところで、松井さんってどれくらいのペースで
>今、作品制作されているのでしょうね。
あっ!!そういえば、どのくらいのペースなんでしょうね~。
言われてすごく気になりました。
>なおかつ制御の効かなくなった命の結末みたいな。
菊花に憑依した幽霊のようです。
今回の作品は「痛み」より「怖」が付きますね。
「試作」とはいえ成山画廊を惹きつけた
大きな出発点ではないでしょうか。
私もNHKを見て、衝撃を受けました。
石田徹男以来かな、と思ったのですが、
なにせ同性のきらめく絶世の美女ですからね。
応援せずにいられません。
技量と才能と容姿に、しびれますね。
そうなんですよね。
痛覚を刺激するような要素はちょっと薄くなってたなあと。
この「試作」は成山画廊のHPで見た時に、ここまで感じるとは思ってもみませんでした。
やはり、実物を見てみないと分からないものですね。
>あべまつさん
こんばんわ。
あのNHKのはよかったですね。制作過程が見られるというのが見所だと思います。
作家さんがどんな風に思い、作品を完成にもってくのかはやはり映像で見るに限ります。
松井さんの美しさは何でしょうね。
映像や写真ですら、ただならぬ気配を感じます。実物はきっとすごいオーラが出まくりって感じなんだと思います。