あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

TokyoLoop

2007-01-05 07:59:33 | DVDとか映画
12/30の年の瀬に久々に映画を見てきました。

TokyoLoopなるアニメーションのオムニバス映画。なんでも、アニメーション映画100年記念とのこと。

16人の作家さんによるアニメーション作品が見られるということ。中でも、あの束芋の公衆便女が上映されるとあっては行かないわけには行きません。

あの作品がはたしてどうなるのか?そこがすごく気になっていたのです。

さて、ぜんぶぜんぶ紹介するのも散漫になるので、印象に残った作品のみあげてみました。

佐藤雅彦+植田美緒[TOKYO STRUT]
やはり、あの佐藤さんです。記号化された点と線で関係とかあり方を魅せてくれる作品。ほんと無駄がなくってソリッドです。
犬と人が散歩してる姿が点と線で表現されているのですが、次々にアングルや線の結び方を変えてくだけなんですが面白いのです。

清家美佳[釣り草]
動きの作り方が気持ち悪くて印象に残りました。人体をパーツにわけて動かしてるのですが、あえて人形のような動きにしてるあたりがへんなノリを作り出しています。しかし、なんで束芋といい、この清家さんといい虫がポイントになってるんでしょうね。

束芋[公衆便女]
この作品だけは見たことがある作品のハズだったのです。ところがいろんなところが変わっていてびっくり。ラストの結び方がぜんぜん違ってるし、ケータイを探しに便器にダイブするシーンはありません。
音楽の付け方があまり合ってないのと、オリジナルと比較すると濃度がちょっと薄い気がしてしまいました。
やはり、このひとの作品は美術館で3面すクリーンで上映すべきものですね。

和田淳[声が出てきた人]
口からひとが出てくるのがすごく変な感じ。あと、でんぐり返しみたいな動きもすごく妙です。自己増殖~支配、被支配>わたしはだあれ?という感じです。
目立って好きという作品ではないのですが、決して外すことが出来ません。

山村浩二[Fig(無花果)]
「頭山」というアニメが話題になった山村さんです。発想が他の誰よりもオリジナルで一番作家性が強いなあと思いました。
デザインの形の面白さから動いてくところが面白いのです。あと、雰囲気がすごく大人向けだなあと感じました。いや、他の作品も子供向けってのはひとつもないんですが、何故かそういうふうに感じました。


とまあ、わたしの独断ではこんな感じになりました。

こういう形でオムニバスとして劇場で上映するのは意義がありますね。

DVDで発売されて自宅で見るのも悪くないのですが、他のひとがいるところで大きさスクリーンで見るということで、初めて自分としてどう思うんだろうという気になるように思います。


シアター・イメージフォーラム
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2 コメント

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Unknown (kino)
2007-01-05 20:57:14
私もこのオムニバス・アニメショウ見たいと思っていたところです!!個人的には山村さんの作品が見たい。。でも鉄コン筋クリートも見たくって迷っています。アニメ好き?な私。
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Unknown (あおひー)
2007-01-06 10:16:51
こんにちわ、kinoさん。
>個人的には山村さんの作品が見たい
山村さんの作品はとてもいい雰囲気でしたよ。
これだけいろんな作家さんのアニメーションをたくさん見られるのは贅沢ですね。
>鉄コン筋クリートも見たくって迷っています。
欲張って、両方見ちゃいましょう!!やりたいことはやっておいたほうがイイですよ~
返信する

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