日高理恵子展を見に、小山登美夫ギャラリーに行ってきました。
モノトーンで木を描いた作品なのですが、引き込まれてしましました。
2通りのタイプがあって、葉のない枝だけを描いたのと、葉のある作品に分かれるのです。
この2種類でぜんぜん印象が違うのに驚きました。
まず、枝だけを描いたほうは怖い感じがあうるのです。枝振りがなんとなく生き物のように見えてくる。
しかも、幹の中で濃く描かれた部分がなんとなく骨のように見えたりするんです。
坂口安吾の「桜の木の下には死体が埋まっている」を思い出してしまいました。
ひょっとすると木と思しきものとして認識してたこちらの想像は実は外れてるかもしれません。
なんか、そんな不思議な作品でした。
もうひとつの葉のあるほうはまた、ぜんぜん印象が違ってきます。
こちらもモノトーンですが、すごく微妙な色で描かれてることで葉っぱがカラフルに見えてくるのです。
葉っぱの一部は光の白に潰されるように、四角っぽく描かれてて雰囲気があるのでせす。
黒い木のけだものちっくな感じはこちらの絵には感じられないのです。
なんなんでしょうね、この落差は。
パッと見、どちらも木を描いた同じ作者によるモノトーンの作品だというのに。
なんだか狐に化かされたような感じで面白かったです。
2/24(土)まで。
モノトーンで木を描いた作品なのですが、引き込まれてしましました。
2通りのタイプがあって、葉のない枝だけを描いたのと、葉のある作品に分かれるのです。
この2種類でぜんぜん印象が違うのに驚きました。
まず、枝だけを描いたほうは怖い感じがあうるのです。枝振りがなんとなく生き物のように見えてくる。
しかも、幹の中で濃く描かれた部分がなんとなく骨のように見えたりするんです。
坂口安吾の「桜の木の下には死体が埋まっている」を思い出してしまいました。
ひょっとすると木と思しきものとして認識してたこちらの想像は実は外れてるかもしれません。
なんか、そんな不思議な作品でした。
もうひとつの葉のあるほうはまた、ぜんぜん印象が違ってきます。
こちらもモノトーンですが、すごく微妙な色で描かれてることで葉っぱがカラフルに見えてくるのです。
葉っぱの一部は光の白に潰されるように、四角っぽく描かれてて雰囲気があるのでせす。
黒い木のけだものちっくな感じはこちらの絵には感じられないのです。
なんなんでしょうね、この落差は。
パッと見、どちらも木を描いた同じ作者によるモノトーンの作品だというのに。
なんだか狐に化かされたような感じで面白かったです。
2/24(土)まで。
少しミニマルぽいところがありながらも、
何にやら哀愁を漂わせているような部分が好きです。
>葉っぱがカラフルに見えてくるのです。
同感です。不思議でした。
あの絵はがきだとトーンが伝わらないんですよね。
>何にやら哀愁を漂わせているような部分が好きです。
哀愁漂ってましたね。
わたしは知らない作家さんだったのですが、けっこう人が訪れてましたね。