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出光美術館で昨日から始まった、「水墨画の輝き ―雪舟・等伯から鉄斎まで―」に行ってきました。
のっけから雪舟!これはずるいなあ~。
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風景だけど、筆で書いた筆致の面白さで完全に雪舟のコントロールした世界がこの小さな紙の中に封じこめられています。
アプローチは現代美術ですよね~。こういうの見るとうれしくて仕方なくなりますね~。
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これはとんでもない形相でした。夢に出てきそう。
瞼の上のラインが下弦になってる極端なデフォルメには笑ってしまいました。
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カクカクしたひとのフォルムがツボでした。
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どういうわけだか、宮本武蔵の作品は外れがないように思います。
どれも居合いにも似た勢いと気を感じるんですよね。
その筆致から推して知る筆のスピードたるやかなりのものだったと思います。
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これはもう解説どおりになってしまうのですが。蹴りあげた鞠と布袋さんのお腹、そして布袋さんの担いでた袋の3点がどれも丸いフォルムが縦に並んでるのです。
さらに落款まで画面のセンター下に収まっています。
こういうの書けちゃうんですよね、光琳って。
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これはすごく状態がよかったと思います。
左双の波しゅるしゅるがちょっとぎこちなくもないのですが、いろいろな種類の鳥が楽しめるのがいいですよね。
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「竹虎図屏風」も捨て難いのですが、こちらの右雙の鶴がいいのです。
なんと首を縮めて眠ってるのです。
こういう鶴の絵ってみたことがないように思います。
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この白はあまりない感じでしたね。
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これ、吹き出しちゃいました。
だって、虎がどうみても猫なんですよね~。
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すごくシンプルだけど、凛と立った植物の美しいこと。
けなげなんですよね、その存在が。
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まさか、この展示で北斎のがあるということにびっくり。
扇面に描かれた亀と蟹。
亀のこうらの垂らし込みもさることながら、一番目を惹かれたのは蟹のつぶらな瞳でした。
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以前に仙の展示の際に見てるのですが、やはりこのユルさは見る度に和みます。
なにせ、描かれた鳴き声が「きゃんきゃん」ですからね~。
府中市美術館での「山水に遊ぶ」からどことなく繋がってるような感じがするんですよね~。
5/31まで。
私もこれ、今日行って来ました。
いやいや出光さん何でもできちゃいますね。
凄いです。
ちょっと怪しい等伯とかもご愛敬。
あ、同じ日に行かれてたのですね。
わたしは閉館までの1時間で濃密なペースで見てきました。
久々に出光に行ってきたのですが、やはりよいですね。館内の佇まいはすごく好きです。
>のっけから雪舟!これはずるいなあ~。<
同感です。後の作品、等伯なんか完全に喰われてました。
でも琳派のおかしな水墨画たちは大健闘!
ムンクの画があったり、青磁のカケラが真面目に展示されていたり・・・面白い美術館です。
雪舟の破墨には敵いませんよね。見た瞬間に声にでちゃいましたから。
>でも琳派のおかしな水墨画たちは大健闘!
わはははは。
言い得て妙ですね~。
>雑画図」鈴木基一
これを見ると其一のデッサン力って凄いなと思います。
雪舟はやっぱりいいです。見ててにやにやしちゃいますね。
最近、どうも洋画よりも日本画のほうが自分的にははまっているように思います。
尾形光琳「蹴鞠布袋図」のポストカード、
あったんですね~。私が見落としたのか、
売り切れだったのか。欲しかったです。
大、中、小の丸が縦に並んで妙味があります。
わたしは美術館のショップに行くとコレクターモードになってポストカードを物色してついついいろいろと集めてしまいます。
実物とは異なるとはいえ、やはり思い出すきっかけになるので大事ですよね。
筆と墨を自在に操るのは難しい ゆえに水墨画に惹かれます。
写実的に描かれるのではなく、そのフォルムの特徴を抽出してるって部分でしょうか。
>筆と墨を自在に操るのは難しい ゆえに水墨画に惹かれます。
そうなんですよね~。憧れますがそういうテクニックはないのでデジカメの誤った使い方を極めたいと思います。