本日11/6で会期を終了した横浜トリエンナーレ。
結局、会期ぎりぎりの昨日に行ってくることが出来ました。
ですが、この日は千葉市美の抱一にも行くことになってて横浜に居られるのは昼の13時半くらいまで。
というわけで超駆け足モードでなんとか3箇所回ってきました。
まずは日本郵船海岸通倉庫、新港ピア、横浜美術館。
10時前に日本郵船海岸通倉庫に行ってみたら、なんと11時からということが判明。
横浜美術館だったら10時からやってるかなあと思って調べてみたらこちらも11字から。
ということで時間を潰しつつ、赤レンガ倉庫でチケットを入手して11時まで10分というくらいに戻ってきてみると40~50人程度の行列。
基本、映像はちら見でスルーという方針で見ることに。
イエッペ・ハインの作品は鏡があって??となっていたら係りのひとにいすに座るように促された。その時に、まあ安全とかいろいろとあるんだろうけども、そのいすから煙が出るというネタバレを暴露されてしまいました。
おそらく何も聞いてなくって煙が吹き出てきたらテンションもっとあがってたかな。
そして2階では落合多武のインスタレーションが楽しかった。
組まれた木の構造。ビデオの中ではにゃんこがその上を渡る。
ドローイング、そして床に置かれたキーボードの上にはざっくりとした造りんのにゃんこ。
妙な空間で面白かったです。
そして3階へ。
シルヴィナス・ケンビナスのテープの作品がよかった。
部屋の中に床から天井へと垂直に延びる細い糸みたいなのが見える。
ところがこれ、磁気テープ。
ちょっと見る位置を移動させるだけで繊細だった細い線がダイナミックに見えてくるのが素敵。
ほんとお金もかかってなくって構造もシンプル。でも、とっても響く。
お見事でした。
そして、うわさになっていたクリスチャン・マクレーのThe Clockをほんのちょっとだけ見てきました。
映画の中の時計のシーンを拾ってきて実際の時刻にシンクロさせて24時間の映像にまとめたというもの。
これは気が遠くなりました。
よくぞその時間のシーンを見つけてきたなあと。しかも、映像だけでなくって、台詞の中で時間を読みあげるケースもあるのです。
映画だけに権利処理だけでも大変な金額になりそう。これ、売ってたら一帯にいくらんびなるんだろう。。。とか考えてしましました。
先日、24時間見られる企画があったようですが、それはちょっと参加を躊躇しますね。作品は好きだけどもそこまで忍耐ゲームはしたくはないところ。
ざっくりで見て、そのまま徒歩で新港ピアへ。
はっきり言うとこの会場はうーむとなってしまいました。
というのも構成が雑多でごちゃごちゃとしているのに内容が密でないのです。すっかすか。
写真展示が点在してるのですが会場全体のライトだけで場所によっては少し暗いかなあと。
正直、あんまりいいなあと思うのに出会えませんでした。
そんな気分を打ち消そうと今回の本丸である横浜美術館へ。
時間がお昼近くということもありましたがそれにしても人の多いこと!
石田徹也とマグリット、デルヴォーの並びというのはちょっと面白いなと思いました。
石田徹也の絵画だけまとめて見るとかなり思いのですが今回の構成だとすーっと見られる。
なるほど、こういうところはこれまでの横トリとは違うところですね。
さて、横尾忠則のコーナー、やばかったです。
いつものY字路なんですが黒く暗いトーン。
途中からこれまでの構成を逸脱してく気持ちの悪さが快感!
最初は普通に屋外の三叉路なのですが、途中から静物画のモチーフが入ってきて中央に何某かのポイントとなるオブジェクトが配置され、その左右が奥へと伸びていくという構成。
しかもだんだんとその光景が室内なのかどうかすら危うくなっていく感覚!
横尾さんの作品ってもう20年以上見てきたけど一番衝撃だったかもしれません。
これは是非もう一度みたいです。
佐藤充の絵は相変わらず気持ち悪い。
でも、壁に直接ペンで描かれたものは濃淡がないのでその構成力のすごさがにごりなく伝わってくる。
そして、八木良太。
参りました。SOUND SPHEREが素晴らしい。
丸いボールにカセットテープのテープだけ巻いてあり、これを回転させて磁気ヘッドで音を再生。
レコードは平面の円。これを立体の球にしている。
展示だけで音出してないでっかい球もありましたがあれも音が聞きたいですね。
途中に行列に並ばないといけない箇所があったものの木彫の仏像か何かがチラッと見えたので入ってみました。
これは大正解でした!
看板や隕石は正直、うーんとなりましたがコーナー終盤の杉本博司がやってくれました。
放電場128と木彫の雷様!
放電場だけでも圧倒的なかっこよさ。静電気をフィルムに直接感光させるという杉本さんならではのテクニック。
それに古き良きものを同じくくりで持ってくる。素敵ですよね。
というわけでざっくりではありましたが来て見て見るとそれなりに楽しめる作品と出会えたのがよかったです。
でも、祝祭ムードがないのはどうかと思いました。
次回はもっと楽しくなりますよーに!
結局、会期ぎりぎりの昨日に行ってくることが出来ました。
ですが、この日は千葉市美の抱一にも行くことになってて横浜に居られるのは昼の13時半くらいまで。
というわけで超駆け足モードでなんとか3箇所回ってきました。
まずは日本郵船海岸通倉庫、新港ピア、横浜美術館。
10時前に日本郵船海岸通倉庫に行ってみたら、なんと11時からということが判明。
横浜美術館だったら10時からやってるかなあと思って調べてみたらこちらも11字から。
ということで時間を潰しつつ、赤レンガ倉庫でチケットを入手して11時まで10分というくらいに戻ってきてみると40~50人程度の行列。
基本、映像はちら見でスルーという方針で見ることに。
イエッペ・ハインの作品は鏡があって??となっていたら係りのひとにいすに座るように促された。その時に、まあ安全とかいろいろとあるんだろうけども、そのいすから煙が出るというネタバレを暴露されてしまいました。
おそらく何も聞いてなくって煙が吹き出てきたらテンションもっとあがってたかな。
そして2階では落合多武のインスタレーションが楽しかった。
組まれた木の構造。ビデオの中ではにゃんこがその上を渡る。
ドローイング、そして床に置かれたキーボードの上にはざっくりとした造りんのにゃんこ。
妙な空間で面白かったです。
そして3階へ。
シルヴィナス・ケンビナスのテープの作品がよかった。
部屋の中に床から天井へと垂直に延びる細い糸みたいなのが見える。
ところがこれ、磁気テープ。
ちょっと見る位置を移動させるだけで繊細だった細い線がダイナミックに見えてくるのが素敵。
ほんとお金もかかってなくって構造もシンプル。でも、とっても響く。
お見事でした。
そして、うわさになっていたクリスチャン・マクレーのThe Clockをほんのちょっとだけ見てきました。
映画の中の時計のシーンを拾ってきて実際の時刻にシンクロさせて24時間の映像にまとめたというもの。
これは気が遠くなりました。
よくぞその時間のシーンを見つけてきたなあと。しかも、映像だけでなくって、台詞の中で時間を読みあげるケースもあるのです。
映画だけに権利処理だけでも大変な金額になりそう。これ、売ってたら一帯にいくらんびなるんだろう。。。とか考えてしましました。
先日、24時間見られる企画があったようですが、それはちょっと参加を躊躇しますね。作品は好きだけどもそこまで忍耐ゲームはしたくはないところ。
ざっくりで見て、そのまま徒歩で新港ピアへ。
はっきり言うとこの会場はうーむとなってしまいました。
というのも構成が雑多でごちゃごちゃとしているのに内容が密でないのです。すっかすか。
写真展示が点在してるのですが会場全体のライトだけで場所によっては少し暗いかなあと。
正直、あんまりいいなあと思うのに出会えませんでした。
そんな気分を打ち消そうと今回の本丸である横浜美術館へ。
時間がお昼近くということもありましたがそれにしても人の多いこと!
石田徹也とマグリット、デルヴォーの並びというのはちょっと面白いなと思いました。
石田徹也の絵画だけまとめて見るとかなり思いのですが今回の構成だとすーっと見られる。
なるほど、こういうところはこれまでの横トリとは違うところですね。
さて、横尾忠則のコーナー、やばかったです。
いつものY字路なんですが黒く暗いトーン。
途中からこれまでの構成を逸脱してく気持ちの悪さが快感!
最初は普通に屋外の三叉路なのですが、途中から静物画のモチーフが入ってきて中央に何某かのポイントとなるオブジェクトが配置され、その左右が奥へと伸びていくという構成。
しかもだんだんとその光景が室内なのかどうかすら危うくなっていく感覚!
横尾さんの作品ってもう20年以上見てきたけど一番衝撃だったかもしれません。
これは是非もう一度みたいです。
佐藤充の絵は相変わらず気持ち悪い。
でも、壁に直接ペンで描かれたものは濃淡がないのでその構成力のすごさがにごりなく伝わってくる。
そして、八木良太。
参りました。SOUND SPHEREが素晴らしい。
丸いボールにカセットテープのテープだけ巻いてあり、これを回転させて磁気ヘッドで音を再生。
レコードは平面の円。これを立体の球にしている。
展示だけで音出してないでっかい球もありましたがあれも音が聞きたいですね。
途中に行列に並ばないといけない箇所があったものの木彫の仏像か何かがチラッと見えたので入ってみました。
これは大正解でした!
看板や隕石は正直、うーんとなりましたがコーナー終盤の杉本博司がやってくれました。
放電場128と木彫の雷様!
放電場だけでも圧倒的なかっこよさ。静電気をフィルムに直接感光させるという杉本さんならではのテクニック。
それに古き良きものを同じくくりで持ってくる。素敵ですよね。
というわけでざっくりではありましたが来て見て見るとそれなりに楽しめる作品と出会えたのがよかったです。
でも、祝祭ムードがないのはどうかと思いました。
次回はもっと楽しくなりますよーに!