詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

公園

2008年08月29日 | うたかた 2008
もう暗いけど
公園にいて
何しよう

誰も夕げに帰って
たった独りでも暗くて怖くても
あのうちへ帰るよりいい

いつかわたしにだって
親しみと慈しみの掛値ない声色が
わたしの名前を遠くからでも届くように呼んでくれるもの

呼んでくれるもの
わたしを
わたしの名前を

呼んでくれるもの
いつか
誰か

そして少女は死にました。

08.8.29 am9:15



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