カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

土用餅=はらわたの入れ替え餅

2006年07月20日 | ★食の楽しみ

今日7月20日は土用の入りだ。
この日には「土用餅」を食べる習慣がある。
町のお菓子屋さんには「土用餅」が並ぶ。

子供の頃、このお餅の事を「はらわたの入れ替え餅」といっていたような記憶がある。
これから暑さに向かうための、栄養補給であった頃の呼び方だと思って、2つばかり検索してみた。

その① 土用餅の由来
昔、宮中の公家の間ではカガ芋の葉を煮出しその汁で餅米の粉を練り丸くまるめ味噌 汁に入れ土用入りの日に食すると暑気あたりしないとされていました。徳川時代の中期より土用の 入りには餅を小豆あんに包んで食し夏季の悪病災難を退け除くとされています。

その② 
【お菓子の世界】
土用餅
夏の土用(どよう:立秋の前の18日間)が最も暑い時期といわれ、暑気あたりを防ぐために、精(せい)のつくものを食べる習慣があります。よく知られているのは丑(うし)の日の鰻ですが、土用の入りに<土用餅>と呼ばれる餅を食べる風習がずいぶん古く、室町時代からあるのをごぞんじですか?土用についた餅を食べると力がつくといわれています。実際に餅は消化がよく効率的にエネルギーを補給できる食品でもあり、体力の落ちたこの時期に適しているともいえますね。各地でいろいろな餅を食べるようですが、辻調理師専門学校のある大阪では、小豆餡で餅を包んだものを食べます。みなさんのところではいかがですか。 ※土用の入り:7月20日 大暑:23日丑の日:25日、8月6日 立秋:8月7日


この中には「はらわたの入れ替え餅」なる言葉は見当たらないが、暑い夏を乗り越えるための昔の人の食の工夫であったことは窺える。

今日は朝から雨が降り、土用の入りの暑さとは程遠い、1ヶ月前くらいの気温である。
しかし、食の習いにしたがって、土用餅を買ってきた。

これから来る暑さに向けて「はらわた」も「気持ち」も入れ替え、切り替えていかねば・・・

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
青空天井さんへ (anikobe)
2006-07-21 09:38:55
おはようございます



そうそう、おはぎや、ぼた餅はお彼岸さんに

ご先祖様にお供えします。



これは、同じですね。



このご縁で、フランスにいらっしゃるボワシエールさんを、お尋ねになってください。



美しいフランスの写真や、お話がとても楽しみですよ。

http://blog.goo.ne.jp/boissiere
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ボワシエールさんへ (anikobe)
2006-07-21 09:31:55
おはようございます



フランスとは、-8時間の差なので、「お早うございます」のご挨拶をボワシエールさんに書く時、時差を思っています。



「ぼた餅」が一般的ですよね。

その歴史を辿れば、暑気払いにたどり着くかもしれないなぁと思ったりしています。



「ぼた餅」を変換しますと、最初に出たのが

「牡丹餅」だったのです。

「あれ、ぼたん」と入れたのかしらと、もう一度次の変換を押したら、「ぼた餅」となりました。



包む餡子を、華やかなボタンに喩えた呼び方もあるのだろうかとこれにも、面白く思いました。
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お早うございます! (青空天井)
2006-07-21 08:57:30
ボワシエール さん! そうですよね。これ、「ぼた餅」ですよね。

そろそろ、仕事に取り掛かりますが、思わず 書いてしまいました ^^;

そっか~、お盆の頃だったのかな?

春 秋 のお彼岸には、必ず作っていたようですが?

anikobe さん! ごめんね。 つい、懐かしくて場所 お借りしてしまいました m(__)m

ボワシエール さん! 今度、寄らせていただきますね ♪ では。
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ぼた餅 (ボワシエール)
2006-07-20 23:52:06
私も関東の出身ですが、これはぼた餅と呼んでいました。お盆のころに食べていたような記憶があるのですが、祖母もだいぶ前になくなりましたので、いまいち定かではありません。



日本は国土が狭い割りに、食文化がほんとに豊かだと思います。土用餅ははじめて聞きました。
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青空天井さんへ (anikobe)
2006-07-20 22:06:10
こんばんは



関東勢に旗一つですね。

明日のお出かけで、いいものを是非見つけてくださいね。



何はともあれ、暑気払いをするようなからっとした晴天はいつ来るのでしょうね。

何か、今年はおかしい空模様ですね。

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またまた、^^; (青空天井)
2006-07-20 21:23:17
学ばせていただきました (-_-;

「土用餅」始めて聞く言葉です。

タイトルが無かったら、何の変哲も無い?「ぼた餅」

おはぎ と、ぼた餅 って同じでしたっけ?

子供の頃、何かと言うと 母が ぼた餅 作ってくれたのを思い出しました。

でも、土用 の時期は、なかったな~?

夏季の厄除け 効果 あり \(^o^)/なんですね!

明日、さっそく ゲットしに行こう。

これとは雲泥の差 ですが、真似事だけでも^^

貴重な情報を、ありがとうございました!
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未歩さんへ (anikobe)
2006-07-20 20:33:50
こんばんは



これはいよいよ、関西地方だけの食の慣わしのようですね。



全国区でないことの確認が、皆さんから頂いたコメントでよく分かりました。



やはり、検索にあるような古い慣わしが、大和には深く根付いているのだなぁというのが、感想です。



よく降る上に気温が低いです。

お体、気をつけてくださいね。
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初めて聞きました (未歩)
2006-07-20 19:51:02
anikobeさん、こんばんは。

初めて知りました。

由来を聞いて納得です。

三重県北部は、土用の丑だけでしょうか。

名古屋市で会社のお昼にも食べた経験がなかったので、

関西方面の伝統でしょうか。



仏様も喜ばれましたね。

きっといい夏をいただけるでしょう。
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いっこんまさんへ (anikobe)
2006-07-20 19:15:19
こんばんは



いらしてくださって有り難うございます。

今のように何でもある様な時代でない時、お餅は大きなエネルギー源だったのですね。



それが、「土用餅」という形でこの地方に受け継がれてきているのだと今更ながら、思いを新たにしています。



いっこんまさんの記憶の中の青紫蘇に包まれたお餅、いい香りが口の中に広がっていくような気がします。

きっと、薬味としての働きもあったのでしょう。

呟き短歌に頂いた言葉嬉しく思います。

有り難うございました。
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こんにちは (いっこんま)
2006-07-20 18:18:04
開いていきなりの画像にお腹がク~となりました。

タイトルよりもあんころ餅に目が奪われた私。食い意地が張っております。



確かに夏餅を食べると夏ばてしないというような話を聞いたことがあります。

小さい頃に両面を海苔ではなく青紫蘇で包んだ餅を食べたような記憶もあります。



最後の行でちょっぴりクスッとなりました。

いつもいい歌に和まされます。

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cookieさんへ (anikobe)
2006-07-20 15:45:29
こんにちは



よく降りましたがやっと明るくなってきました。

気持ちもほっとしますね。



土用餅は、関西地方にだけ残っているならわしのようですね。

東京のpoloさんは、あんころ餅とそのままの呼び方をされていましたので、全国的じゃないのだと気が付きました。



中はおはぎのようにお米でなくお餅が入っています。



横浜でも、このような風習はないのですね。



土用の丑の日の鰻は全国区で、土用餅は、地方区なんですものね。

ほんとうに、所変われば・・・ですね。
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竜馬16さんへ (anikobe)
2006-07-20 15:35:57
もう、高知を発たれたのでしょうか。

天候の良くない中の歩き遍路お疲れさまでした。



モブログでしたから、簡単なメッセージだけにしましたが、応援させていただけたらと思いました。



土用餅、関西に着かれましたら、きっとあると思います。



明治生まれのお母様お元気で嬉しいことですね。お餅の事、お尋ねになってみてください。
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ところ変われば (cookie)
2006-07-20 14:58:23
今日は、ところ変われば色んな言い伝えがあるものですね~これは、おはぎではなくお餅ですか?何処のお店でも売っているのですか?相変わらずの曇り空、気持ちもさえませんが、涼しいのは助かります。

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早速買って・・ (竜馬16@高知)
2006-07-20 14:54:52
土用餅のこと初めて知りました。

早速商店街を覗いて買って、父の仏前にお供えします。

「はらわたのいれかえ餅」のことを明治生まれの母に帰って聞いてみます。



ところで、2日間のお遍路のモブログに温かいコメントのかずかずありがとうございました。
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はらわた餅 (anikobe)
2006-07-20 14:14:57
やはり「はらわた餅」っていわれる方がいらっしゃるのですね。

多分年配の方でしょうし、季節季節のお菓子を頂く風習を、踏襲されているのですね。



祖母から母へと受け継がれてきたのが、核家族になって次第に消えていくものがある中で、若鮎さんのお商売は、大和の食文化の継承に尽力されていることになりますね。



お店に立つ時いつもそういう雰囲気を感じます。



お餅に少し香りがあって、とても美味しかったです。
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poloさんへ (anikobe)
2006-07-20 14:00:53
こんにちは



餡で包んであるから「あんころ餅」ですよね。

それを、土用の入りに食べるのが、「土用餅」という食文化が昔から日本に伝わっているのですね。

仰るように理にかなっていますね。



東京でも「土用餅」と称して今日お店に出ているのでしょうか。

関西だけの食文化でしょうかしら・・・



あんころ餅で力をつけて、野鳥観察頑張ってください。
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大忙し (若鮎)
2006-07-20 14:00:29
今日は土用の入り、私が小学校の頃は、どの家庭も「土用もち」を食べる習慣があって大忙し。学校から帰ってもすぐ配達に借り出され、4人の姉妹は、大活躍。大人たちは遠方に配達。ちょうどこの日は一学期の終業式、通知表を貰ってきても、「見て」といっても「あとあと・・」と言われるくらいてんてこ舞い。成績が悪くても叱られる間もない。春、秋の彼岸、節句、盆、クリスマス、どんな行事もお菓子とは切り離せず、甘いものの少ない時代で私たちの商売の全盛期がここから30年ほど続きました。しかし今は「土用もち」ってなに?と効かれますから、ショックです。ただお供えしてくださる家庭がまだだいぶ残っているので「はらわたもち、ありますか?」って買いに見えられます。嬉しいことです。お買い上げ有難うございました。
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anikobeさん、こんにちは (polo181)
2006-07-20 13:44:08
これは、私たちは”あんころ餅”と呼びましたよ。土用餅のこともハラワタ・・についても知りませんでした。

これはとても理にかなった食べ物だと思います。普段でも、私は元気がなくなるとお餅を食べますからね。やっぱり、日本人にはご飯かお餅がいい。
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こむぎさんへ (anikobe)
2006-07-20 13:36:27
こんにちは



ドキッとさせてしまって、心臓大丈夫だったかな(笑)



この長雨で一番困るのは、洗濯物ですね。

軒に吊るせば、余計湿気を吸収してしまうし、部屋干しは、室内がますます湿っぽくなるし、せっせと、コインランドリーに、乾燥だけさせに通っています。



はらわた入れ替えて、これから来る暑さを乗り切ってくださいね。
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なぁ~んだ・・ (こむぎ)
2006-07-20 12:42:44
タイトルを見た時

ドキッ!としました

「土用餅」を食べたら「根性」が直るのかと・・・(笑)

今日は雨のせいで 涼しいです

けれど毎日の雨で 洗濯物が乾かず

大変な目に合ってます

災害も多発していますから 洗濯物くらいで

文句を言ってはいけないけれど・・・

さぁ~

今日は私も 土用餅でも食べて

「はらわたの入れ替え」しなくちゃ
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