カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

宇陀・松山・夢街道 ②

2024年09月08日 | ▼ 思い出綴り

 

柿本人麻呂の和歌の書かれた燈籠。

暗くなるにつれて、町並みの燈籠の灯りが闇に浮かび柔らかい光は、町並みに美しさを添えていきます。

明治前期に建築されたと推定されている、旧内藤家を改修して「千軒舎」として、

歴史的な町並みと、町作りの拠点になっています。

 

蔵の中は、美術館にになっていて、絵画工芸など様々な作品が展示されていました。

座敷から通りの見える空間も、町並みの美しさを感じさせてくれます。

古民家の柱の組み方がよく分かり、白壁と共に重厚です。

 

家の中から通りを見ると、表の格子が綺麗です。

各家の前の灯籠をもっときちんと撮影しておけばよかったと、反省しきりです。

 

表に面した玄関の引き戸の細い桟が通りの道路に落とした陰が繊細です。

 

 

 

   

ここからは、矢来と灯りと影の美しさが、松山の夢灯りと言える美しさを撮影していきました。

 

町並みが夜の闇に包まれるにつれ、格子と同じように、道路と周りの壁を彩る灯りが、

思いがけないところにも映えて、感動的な光景を作り出すのが、矢来からもれ出る灯りです。

辞典で矢来について調べると、「竹や丸太を粗く組んで作った臨時の囲い」と出てきますが、

松山の町並みは、全て竹で作ってありました。

本来の目的は家の外壁の裾を、泥やはねから防ぐ目的のものだそうですが、日本建築の外回りを飾る竹の曲線の美しさは、ライトアップによってとても効果的に、夜の町並み通りに灯りの芸術として、映し出されています。

16年前は③までに分けてアップしましたが、今回の「思い出綴り」では、編集し直して②までとしました。

年月が経っても保存された町並の美しさが変わらないし、より一層大切に保存され続けている、「宇陀松山の夢灯り」を、先週テレビで観て、昔 町並みを案内してもらったえっちゃんを懐かしく思い出しています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宇陀・松山・夢街道・① | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

▼ 思い出綴り」カテゴリの最新記事